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2015年6月

2015年6月28日 (日)

書評 東 園子 著 宝塚・やおい、愛の読み替え 6/28付 朝日新聞掲載

「同性の友愛 サブカルが映す」

9784788514164東 園子 著

宝塚・やおい、愛の読み替え
――女性とポピュラーカルチャーの社会学


四六判上製344頁
定価:本体3400円+税
発売日 15.4.20
ISBN 978-4-7885-1416-4

の書評が、朝日新聞 2015年6月28日付 に掲載されました。評者は武田徹氏。
ご書評いただきました先生と、掲載紙ご担当様にはこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。


女性が「男役」と「娘役」を演じる宝塚歌劇に女性観客が嬌声(きょうせい)をあげる。漫画やアニメの男性キャラクターを同性愛関係に仕立て直した「やおい」を女性が同人誌に投稿し、多くの女性読者を得る。
 本書はこうした現象を対象として同性、異性それぞれの間の恋愛(性愛)と友愛のあり方を分析してゆく。


朝日新聞書評頁へ

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2015年6月26日 (金)

新刊 日本記号学会『音楽が終わる時』

9784788514386

日本記号学会  編

音楽が終わる時
――産業/テクノロジー/言説

A5判並製224頁
定価:本体2800円+税
発売日 15.6.30
ISBN 978-4-7885-1438-6

見本出来ました。
7月6日ごろ書店に並びます。

刊行によせて 吉岡洋

 たんなる数字の上では、二一世紀に入ってもう一五年が経過した。前世紀に想像された未来のなかでは、宇宙船ディスカヴァリーに搭載された人工知能 HAL9000が反乱を起こした年(二〇〇一年)も、天才科学者天馬博士が亡き息子の身代わりにロボット(後の鉄腕アトム)を造った年(二〇〇三年)も、 ドラえもんたちの愛用するタイム・マシンが発明された年(二〇〇八年)も、もはや過去の出来事となってしまった(ちなみに今年は『新世紀エヴァンゲリオ ン』で最初に「使徒」が出現する年である)。

 けれども私たちは本当に、二一世紀に生きているのだろうか? 一〇〇年時間を巻き戻してみると、今は第一次世界大戦のまっただなかである。一九〇〇年代の 最初の一五年間―それは数字の上では二〇世紀でも、文明の基本的な形はまだ一九世紀を色濃くひきずっていた。同じように、私たちの文明はまだ二〇世紀に深 くとらわれているのではないだろうか? そして、もし一九世紀を本当に終わらせたのが最初の世界大戦だとすれば、もしかすると私たちはいま、ようやく二〇 世紀の本当の終末に直面しつつあるのではないだろうか?

・・・・・・

《もっと読む 音楽が終わる時 刊行によせて》

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2015年6月23日 (火)

新刊 山本武利・永井良和・松田さおり 『占領期生活世相誌資料Ⅱ 風俗と流行』

9784788514379

山本武利 監修/永井良和・松田さおり 編

占領期生活世相誌資料Ⅱ 風俗と流行
――

A5判上製368頁
定価:本体4500円+税
発売日 15.6.30
ISBN 978-4-7885-1437-9

見本出来ました。
7月1日ごろ書店に並びます。

Ⅱ巻巻頭解説 松田さおり

 本巻には、占領期の「風俗」と「流行」に関わる資料を収めた。

 ここで「風俗」と「流行」とは何か、その語義について確認しておきたい。というのも、いずれも何らかの暗黙の共通理解を前提に使われているが、あらためてその意味内容について問われると、明快に答えるのが難しいからである。

 辞典には、このように説明されている。風俗は「ある時代の社会集団にみられる生活上の習わしや、しきたり。風習」。流行は「ある一時期、多くの人々の好 みに合って広く世の中におこなわれること、はやること。「―のファッション」」あるいは「病気が一時的に広まること」(『明鏡国語辞典』)。それぞれなら わしから生活慣行まで、ファッションから病気までと、幅広い内容を含んでいる。

 風俗と流行をまとめて説明しているのが『縮刷版社会学事典』である。「民俗が変わりにくい習俗をいうのに対して、風俗とは変わりゆく習俗をいうのである」、「動きのある風俗は流行であり、固定化した風俗は慣習である」。ここでは流行が

・・・・・・

《もっと読む 占領期生活世相誌資料Ⅱ 風俗と流行 Ⅱ巻巻頭解説》

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2015年6月17日 (水)

新刊 山田昌弘・小林盾『ライフスタイルとライフコース』

9784788513846

ライフスタイルとライフコース
――データで読む現代社会

四六判並製232頁
定価:本体2500円+税
発売日 15.6.15
ISBN 978-4-7885-1384-6

見本出来ました。
6月24日ごろ書店に並びます。

はじめに(一部抜粋)

山田 昌弘
小林 盾

 生活のリスク化と格差社会化

ここ二〇年、日本人の生活に起こった変化を要約すれば、リスク化と格差拡大ということができる。リスク化とは、今まで当たり前であった中流生活が、実現で きなくなる確率が高まったことをいう。格差拡大とは、生活のリスク化の結果、今まで「普通」と思われてきた生活ができる人と、できない人への分断が始まっ たことを意味する。

トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』の中に、「幸せな家族はみな同じようなものだが、不幸な家族はそれぞれである」という名言がある。現実に幸福を感 じるとは限らないが、人々が理想とするライフスタイル、ライフコースは、戦後から現在まで大きく変わっていない。それは、「夫はおもに仕事、妻はおもに家 事、子どもを二、三人育て、豊かな家族生活を築く」というものである。

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《もっと読む ライフスタイルとライフコース はじめに(一部抜粋)》

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2015年6月12日 (金)

受賞 大山 正氏・鷲見 成正氏ならびにその共著 『見てわかる視覚心理学』

9784788513822大山 正・鷲見 成正・氏ならびにその共著

見てわかる視覚心理学

大山 正・鷲見成正 著/五十嵐賢紘 DVD制作/
鈴木清重 映像制作・素材提供
A5判並製150頁・定価:本体2800円+税
発売日 14.4.20 ISBN 978-4-7885-1382-2

が、日本アニメーション学会賞特別賞を受賞いたしました。
受賞式は6月13日 @横浜国立大学・教育文化ホール

以下日本アニメーション学会発行、プレスリリースより引用です。


日本アニメーション学会 主催 日本アニメーション学会賞2015
選考結果発表および贈賞式のご案内
2015年6月8日
日本アニメーション学会賞選考委員会
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◎選考結果
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■日本アニメーション学会賞2015:
『なぜ日本は<メディアミックスする国>なのか』
マーク・スタインバーグ著 (2015年/KADOKAWA)
ならびに、その原著
『ANIME’S MEDIA MIX: Franchising Toys and Characters in Japan』
Marc Steinberg (2012 / University of Minnesota Press)

■特別賞:
大山 正氏・鷲見 成正氏
ならびに、その共著 『見てわかる視覚心理学』(2014年/新曜社)

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◎贈賞式
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日時:2015年6月13日(土)16:45~17:05
会場:横浜国立大学 教育文化ホール 大ホール
〒240-8501神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台79-1
※引き続き17時05分より第18回通常総会を行いますので、総会出席の方は本授賞式よりご参加ください。

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◎選考委員
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岡本美津子(プロデューサー/東京藝術大学大学院アニメーション専攻教授)
キム・ジュニアン(アニメーション研究者/新潟大学人文学部准教授)
波多野哲朗(映像評論家・映像作家/東京造形大学名誉教授)
布山タルト(アニメーション作家・研究者/東京藝術大学大学院アニメーション専攻教授)
米村みゆき(日本近現代文学研究者/専修大学文学部教授)

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◎贈賞理由
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■学会賞/マーク・スタインバーグ著『なぜ日本は<メディアミックスする国>なのか』 ならびに、その原著『ANIME’S MEDIA MIX: Franchising Toys and Characters in Japan』マーク・スタインバーク氏の著作『なぜ日本は〈メディアミックスする国〉なのか』は、日本において日常化した現象であるメディアミックスについて、その発展における四つの段階および転換点に着目し、メディアミックスの概念と歴史的・理論的な支柱の提供を試みたものである。本研究が大きく取り扱うのは、手塚治虫による『鉄腕アトム』の「アニメ」、角川書店によるメディアミックスの発展と変容、そしてプラットフォーム時代のメディアミックスの変革の三つの事例であり、メディアミックスの歴史がどのように展開したかを考える通時的な分析と、その現象の断面図を精査する共時的な分析の両方の手法を組み合わせることによって、その方法論および学術的成果はアニメーション研究において評価されるべき水準に達している。また、日本国外の視点から考察することにより、日本のアニメーション文化における自明性について、その相対化は功を奏している。本研究は、幅広い視野、現代のメディア状況への絶えざる目配り、一次資料の重視、先行研究に対する批判精神等、今後のアニメーション研究の指標として高く評価され得るものである。

選考会では、原著の方をより評価する意見もあり、日本語訳(1、2、3章は原著に近い)の刊行を契機として原著も手にとってもらいたいと考え、原著と日本語訳の両方を受賞対象とした。本研究は、日本におけるアニメーション研究が、日本国外に開かれてゆく先陣を切る業績として受賞作に相応しいものである。この試みが呼び水となり、さらなる研究成果が後続することを期待する。(米村みゆき)

■特別賞/大山 正氏・鷲見 成正氏 ならびに、その共著『見てわかる視覚心理学』

大山正氏と鷲見成正氏は、本学会の設立時に会長と副会長を務められ、本学会の発展ならびに日本におけるアニメーション研究の社会的認知の向上にご尽力され、その礎を築かれた功労者である。両氏の豊富な学識経験に基づく組織運営への指導と献身的努力なくして、現在の学会はありえなかったと言えよう。両氏が学会創設時に示した指針により、本学会はその後も様々な分野を背景とした領域横断的な学会として、研究者のみならず制作者や教育者、企業における実務家なども参加する、ユニークな学会として発展してきた。

また、両氏の最新の共著『見てわかる視覚心理学』は、心理学研究に基づいた、色、形、空間そして運動のデザインに関する知見をまとめた入門的学術書として、視覚心理学の基本的概念を、平易な解説と先行研究の膨大なインデックスとともに、多数のカラー図版とDVD-Videoを参照しながら理解できるものとなっている。心理学を学ぶ者だけなく、デザイン、アニメーションを学ぶ学生や研究者全てに開かれた本書のあり方は、両氏が目指して来られた、本学会の方向性を具現化したものだと言えよう。更には、本書付属の映像資料の制作には、映像制作やデザイン等で鈴木清重氏、五十嵐賢紘氏など若手研究者や様々な研究者が世代を超えて参画しており、両氏の研究を継承・発展させる活動としても大変意義深い。

以上、大山正氏と鷲見成正氏、両氏の本学会の創立・発展に対する貢献と、その最新のご活動の一つとしての本著作の成果を高く評価し、選考委員の総意として、特別賞に選出する。(岡本美津子)

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◎「日本アニメーション学会賞」について
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「日本アニメーション学会賞」は日本アニメーション学会(1998年創立/www.jsas.net)の創立15周年記念事業として2014年に創設されました。

「日本アニメーション学会賞」は主としてアニメーション研究者の顕彰・奨励を目的としております。またその授賞対象は会員に限らないものとしました。これは現状においてはアニメーションあるいはメディア芸術の分野における顕彰・奨励が伝統的な分野とは異なり作家・クリエイター中心であり、創り手以外の研究者や教育者・批評家などへの顕彰・奨励の機会はごく限られたものであるからです。本学会員の間でも、かねてよりこれを解消すべき大きな課題であるとする意見が少なからずありました。

本学会がこの賞を設けることにより、これまで顧みられることの少なかった研究者の顕彰、特に若手研究者の奨励を実現させたことは、学会としての社会的使命の一つを果たすことに繋がるのではないかと考えます。「日本アニメーション学会賞」がアニメーション分野あるいはメディア芸術分野の学術研究の活性化を促し、その一層の発展に寄与ことを本学会員一同、心より願っております。

日本アニメーション学会ではこの賞を本学会会員皆の力で支え育て、末永くまた大きく発展させていきたいと希望しておりますので、関係各位の皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願い申しあげます。

日本アニメーション学会会長 小出正志(東京造形大学教授)

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2015年6月10日 (水)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第150号■

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第150号■

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◇トピックス
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お知らせ

●昨年お知らせいたしました書籍、ようやく出版の運びとなりました。遅くなりましたこと心よりお詫び申し上げます。

『データで読む格差社会』
→ 書名変更 『ライフスタイルとライフコース』

山田昌弘・小林盾 編
四六判並製232頁・2500円+税
ISBN 978-4-7885-1384-6 C1036   6月25日発売予定。

内容紹介
ここ20年日本人に起こったことを要約すれば、生活のリスク化と格差拡大といえる。「中流」生活がむずかしくなり、生活レベルが上と下に分断されつつある。では実際にライフスタイルにどのような格差が生じ、ライフコースはどのような変容を来しているのか? 本書は「格差社会」「婚活」の言葉をヒットさせた編者とデータ分析に長けた若手社会学者が、食事、人間関係、美容、音楽、恋愛と結婚、仕事、退職後…など日常生活を彩るさまざまなトピックをデータから解き明かします。一見椅子とりゲームにみえる日本社会にどんな未来が拓けるか?

●【第5回公認モチベーション・マネジャーBasic資格認定試験】

第5回Basic資格認定試験、第3回Advanced資格認定講座・認定試験の 実施会場が決定致しました!

試験日時:2015年7月4日(土)
受 験 料:6,000円(消費税別)
受付開始:13:00~
試験説明:13:40~14:00
試  験:14:00~15:30(試験時間90分)
受験会場
東京  :東京未来大学
名古屋:三幸福祉カレッジ名古屋校
大阪  :三幸福祉カレッジ大阪校
福岡  :三幸福祉カレッジ福岡校

=お申込み= モチベーション・マネジメント協会公式サイトから受付中!
http://www.mm-a.jp/html/page26.html

書評・紹介

●熊谷高幸 著『天才を生んだ孤独な少年期──ダ・ヴィンチからジョブズまで』の重版が出来ました。
本書は発売すぐに書評サイトHONZなどでご紹介いただきました。
評者は内藤 順氏。

「『天才を生んだ孤独な少年期』
つながりの過剰は愚民社会の到来を招くか?」 HONZ×現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43212

日経BizCOLLEGE「3冊だけ」で仕事術向上! ──奥野宣之氏
「ビジネス書、徹底比較レビュー」
世間の「愛」が天才をつくる?──社会をクリエイティブにするための3冊
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/284362/042300003/

●桜井 厚・石川良子 編『ライフストーリー研究に何ができるか──対話的構築主義の批判的継承』
の書評が、週刊読書人 2015年5月15日号に掲載され
ました。評者は好井裕明氏。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-8fa6.html

●岩上真珠 編『国際比較・若者のキャリア──日本・韓国・イタリア・カナダの雇用・ジェンダー・政策』の書評が、5月17日付、日本経済新聞に掲載されました。

「・・・・・・国内外の研究者13人による共同研究であり、各国の個別事情に言及した部分も多い。兵役がある韓国、経済状況が厳しいイタリア・・・・・・。全体としての統一感はやや薄れる面もあるが、興味深く読め
る。・・・・・・調査の時期は2007年-2010年とやや古い。だが本書が問いかけているテーマはなんら古びるものではない」
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-55e1.html

●ジョン・サール 著/菅野盾樹 監訳『意識の神秘──生物学的自然主義からの挑戦』の書評が、2015年4月10日付「週刊読書人」に掲載されました。

本書は哲学者サールが『ニューヨーク・レヴュー・オヴ・ブックス』誌上に掲載した書評と著者たちとの往復書簡を収めたものである(原著は1997年)。
「本訳書は、原著の出版からやや時間は経ってはいるが、デネットやチャルマーズに対する徹底的な批判や、クリック、コッホの試みに対する注目と賛同は、今日改めてサールの炯眼ぶりを示すものであり、本書の翻訳の意義は大変大きい。また、訳文は明解でわかりやすく、本書は大変優れた訳書といえよう」
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-2b46.html

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◇近刊情報
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6月下旬発売予定
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『風俗と流行 占領期生活世相誌資料 II』
──
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松田さおり・永井良和 編  A5判上製368頁・予価4500円+税
ISBN 978-4-7885-1437-9  C1030
分野=近現代史・社会学

戦後七〇年、私たちの生活はここから始まった!

かつて戦争に敗れ、アメリカ軍に占領された時代がありました。軍国主義から民主主義へ、「鬼畜米英」からアメリカン・スタイルへ、従来の価値観が否定され、新たな理想が追求される時代になったのです。しかし生活は苦しく、社会・人心ともに大混乱でした。「パンパン」(街娼)、慰安所、鳩の街などの性風俗、アプレゲール(戦後)や不良少年少女の行動の乱れ、戦勝国アメリカのすべてが肯定的に語られた「生活のアメリカ化」、そのような傾向を相対化する「地方の風俗」などの記事を主にプランゲ文庫収録の資料から採録し、当時の生活世相の実態を生き生きと甦らせます。

占領期生活世相誌資料は全3巻

シリーズI巻『敗戦と暮らし』は好評発売中
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1402-7.htm



II巻 風俗と流行  松田さおり・永井良和編


第一章 性風俗、パンパン、鳩の街、男娼、オフリミット 松田さおり
第二章 アプレゲール、不良 岩本茂樹・松永寛明
第三章 衣服の変遷 加藤敬子
第四章 家庭生活のアメリカ化 加藤敬子
第五章 地方の風俗、集団見合い、ダンス、市民駅 永井良和

III巻『メディア新時代』は8月刊行予定です。

第一章 メディアの民主化(街頭録音と壁新聞) 土屋礼子
第二章 英語メディアと流行歌 土屋礼子・吉田則昭・市川孝一
第三章 活字に飢えて 土屋礼子・鈴木常勝
第四章 広告の新時代 竹内幸絵
第五章 博覧会と近未来 井川充雄・土屋礼子

6月下旬発売予定
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『音楽が終わる時』 叢書セミオトポス10
──産業/テクノロジー/言説
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日本記号学会 編 A5判並製224頁・予価2800円+税
ISBN 978-4-7885-1438-6  C1010
分野=現代思想・音楽・メディア

「音楽」が終わって何が始まる?

最近のデジタル化、IT化などにより、「音/音楽」はあらゆる面で激変しています。制作面での録音技術、音響合成技術の発展、需要面での配信技術の発展などにより、従来とは質的にも変容しています。そのことがもつ意味、社会にもたらす意味とは何でしょうか。最近亡くなった音楽プロデューサー佐久間正英氏の「音楽の終焉」をめぐる提言、最前線で活躍するフォルマント兄弟、The SINE WAVE ORCHESTRA、RAKASU PROJECT.などのアーティストたちの「奇妙な」パフォーマンスを通じて、その意味するところを、記号論ならではの多様な視点から、明らかにしていきます。

セミオトポスシリーズ 既刊

ひとはなぜ裁きたがるのか
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1294-8.htm

ゲーム化する世界
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1339-6.htm

着ること/脱ぐことの記号論
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1410-2.htm

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◇編集後記

前回の新刊のご紹介から3ヶ月近く経ち、ひさしぶりの発行となります。前回お知らせいたしました『誰のためのデザイン?』の増補・改訂版も無事、4月末に発売、好調に売れております。5月3日に二子玉川にオープンした蔦屋家電に「『誰のためのデザイン?』が置かれていました、ただし旧版」という情報もありました。宣伝が足らなかったようで、すみません。

さて読んでいないベストセラーを読んでいくという、誰にも頼まれていないこの編集後記の企画、今回は
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』
です。
本書の版元はKADOKAWAです。やはり売れている本は電子書籍、文庫になかなかならないなあと思っていたところ、なんと映画化を機に、カバーが映画主人公役の有村架純ちゃんになったので、思わず買ってしましました。このカバー、従来のカバーの上に二重にかかっているのが驚き。すごい営業力だなと感心してしまいます。ちなみに以前のカバーのときには、オビを二種類、夏服と冬服バージョンをつくるなど、とにかく手をかけて売っています。

対象読者は学生から、学生を子にもつ親、またサラリーマン向けの自己啓発にもなっていたり、と幅広い。簡単な漢字にもルビがふってありといたれりつくせり。内容は現代日本の女子高生を主人公にした立身出世物語。中学生の娘も面白かったのでしょう、すぐに読んで、友達に貸したりなどしている様子。

さて親としては子どもにこの勉強法を身につけ、少しでもあやかりたく、もとい勉強に興味をもってもらいたいと思って、買うのではないでしょうか。この塾に入りたいと思う子や入れたいという親もいるかもしれません。本書のなかですすめられていた小学館の『まんが 少年少女日本の歴史』(全巻セットで2万円もする、このセットが飛ぶように売れているらしいが)について子どもに話すと、「えー、そんな話あったけ?」と、全然記憶にない様子。どこを読んでいるのかと聞くと本書の勉強法については読み飛ばし、ストーリーだけを追っていたようで・・・・・・。

 ちなみに私が単行本を買った後に出た文庫版は、こうしたニーズをとらえて、「第四章「さやかちゃんを導いた心理学テクニックと教育メソッド」の内容を大幅にカットし、巻末付録「坪田式人材育成のためのテクニック」を削除しております」(KADOKAWA ウェブサイトより)とのこと。

次はどんな仕掛けがあるのか、大出版社のマーケティングと営業力のすごさを感じさせる一冊。(N)

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◇奥付
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次回発行は2015年7月中旬を予定しております。

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2015年6月 5日 (金)

書評・重版出来 熊谷高幸 著 『天才を生んだ孤独な少年期』

9784788514249熊谷高幸 著

天才を生んだ孤独な少年期
――ダ・ヴィンチからジョブズまで


四六判上製240頁
定価:本体1900円+税
発売日 15.3.16
ISBN 978-4-7885-1424-9

の重版が出来ました。



本書は発売すぐに書評サイトHONZなどでご紹介いただきました。
評者は内藤 順氏。

「『天才を生んだ孤独な少年期』  つながりの過剰は愚民社会の到来を招くか?」
HONZ×現代ビジネス


また日経BizCOLLEGE
「3冊だけ」で仕事術向上! ――奥野宣之氏
「ビジネス書、徹底比較レビュー」
世間の「愛」が天才をつくる?――社会をクリエイティブにするための3冊
2015.04.28

などにもご紹介いただきました。

評者の先生がたには心よりお礼申し上げます。

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2015年6月 1日 (月)

書評 桜井 厚・石川良子 編 ライフストーリー研究に何ができるか

桜井 厚・石川良子 編
ライフストーリー研究に何ができるか
――対話的構築主義の批判的継承


の書評が、週刊読書人 2015年5月15日号に掲載されました。評者は好井裕明氏。

書評紙ご担当者さま、書評くださいました先生には心よりお礼申し上げます。

・・・・・・これまでの調査体験を反芻しながら、肩の力を抜いて「モノローグからポリフォニーへ」とライフストーリ-研究のあるべき姿を構想する桜井の論考は、その自然な文体や語り口からいわく言い難い方法的反省の力が読みとれ、さすがだと思わず唸ってしまう。それに続く若手の論考はそれぞれがめざしたい研究の方向への思いがこもり、これまた面白い。彼らにとって読み解くべき乗り越えるべき大きな「謎」として立ちはだかる言葉が「対話的構築主義」なのである。質的資料を扱う研究としてのライフヒストリーは、実証主義的、解釈的客観主義的の二つに大きく分類されるという。ただ桜井は相互行為としてのインタビュー、「いま、ここ」での語りあいを通して語られる意味が創造されていくダイナミックなプロセスとしての聞き取りをライフストーリ-研究として捉え、その望ましい形が「対話的構築主義」的だと説明する・・・・・・

9784788513983桜井 厚・石川良子 編

ライフストーリー研究に何ができるか
――対話的構築主義の批判的継承

四六判上製266頁
定価:本体2200円+税
発売日 15.4.9
ISBN 978-4-7885-1398-3

見本出来ました。4月9日配本です。
4月13日ごろ書店に並びます。

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