新刊 安田裕子、滑田明暢、福田茉莉、サトウタツヤ『TEA理論編・実践編』
安田裕子 編、滑田明暢 編、
福田茉莉 編、サトウタツヤ編
四六判上製240頁
定価:本体1800円+税
発売日 15.3.25
ISBN 978-4-7885-1429-4
見本出来ました。3月26日配本です。
3月30日ごろ書店に並びます。
複線径路等至性モデル(TEM)という新しい質的研究法が提案されて10年が経過した。本書『ワードマップ TEA 理論編』と同時刊行されるその姉妹本『ワードマップ TEA 実践編』には、TEMが複線径路等至性アプローチ(TEA)として発達してきた10年間が集約されている。2冊の『ワードマップ TEA』では、国内外を含め40名を越える研究者や実務家に執筆していただいた。このことは、TEAがこの10年間に、理論的にも方法論的にも大きく進展 し、また、研究の営みのなかで日々新たに概念や考え方が発展してきたことの証明でもある。その飛躍的な発展は、TEAの多様性と濃厚な議論展開を前に、出 版社が分冊化を英断してしまったほどである(新曜社さま、ありがとうございます)。それは編者にとってもうれしい悲鳴であったが、若干泣きたい。
このような経緯で『ワードマップ TEA』は【理論編】と【実践編】が一体として構成されており、【理論編】では複線径路等至性アプローチ(TEA)の根幹となる理論と方法論の枠組みが説明されている。
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安田裕子 編、滑田明暢 編、
福田茉莉 編、サトウタツヤ編
四六判上製272頁
定価:本体2400円+税
発売日 15.3.25
ISBN 978-4-7885-1430-0
見本出来ました。3月26日配本です。
3月30日ごろ書店に並びます。
過去を未来へつなぎ、人と人を結ぶ
TEA(複線径路等至性アプローチ)は、時間の流れとシステムを捉えるという特徴をもった、過程と発生を捉える質的研究法として発展してきた。それは、 方法論としての精緻化の展開過程における、多くのみなさまの協働的な学びと理解があってこそ、である。そうしたありようは、『ワードマップ TEA』の出版に向けて、2014年2月末に1泊2日で福島にて開催した討論会合宿での熱く実り豊かな議論にも、象徴的に示されていよう。そして新曜社塩 浦暲社長は、濃厚なボリュームある内容を【理論編】【実践編】の2冊セットで刊行するという英断を下してくださった。
ここでは、本書『ワードマップ TEA 実践編』の構成を、簡潔に説明しておきたい。【実践編】は、「第Ⅰ部 研究実践とそこからの生成」(1章から3章)と「第Ⅱ部 研究実践におけるTEAの可能性」(4章と5章)により成り立っている。
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