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2015年3月19日 (木)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第149号■

2015年3月18日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第149号■

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◇トピックス
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◆お知らせ

新刊

1991年に発売以来、刷を重ねてきました弊社ロングセラー、
ドン・ノーマン著『誰のためのデザイン?』、増補改訂版をこのたびご紹介い
たします。旧版をお買い上げいただいた方も、お買い上げいただいていない方
も、ぜひノーマン氏の集大成を、店頭にてご覧ください。

書評・紹介

青山陽子著『病いの共同体』
の書評が、2015年3月15日付、「讀賣新聞」書評に掲載されました。評者は
若松英輔氏。評者の先生、掲載紙ご担当者様にはこころよりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

「単に優れた研究書ではない。広く語られることのなかった真実の証言を無私
の精神で引き受けた思想作品とも呼ぶべき一冊」。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/2015315-a062.html

新形信和著『日本人はなぜ考えようとしないのか』
の紹介が、2015年3月8日付神戸新聞、徳島新聞、愛媛新聞、山梨日日新
聞ほかに掲載されました。

http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-d193.html

重版のお知らせ

発売以来注文が殺到、あっという間に、社内在庫切れした、
浅川伸一著『ディープラーニング、ビッグデータ、機械学習』
3月5日に重版できました。とくにAI、機械学習関連の棚で動いております。
ご興味のある方はご一読を。

http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-9a55.html

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◇近刊情報
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4月中旬発売予定
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『誰のためのデザイン? 増補・改訂版』
── 認知科学者のデザイン原論
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D・A・ノーマン 著
岡本 明・安村通晃・伊賀聡一郎・野島久雄 訳
四六判上製512頁・本体3300円+税
ISBN 978-4-7885-1434-8 C1011
分野=認知心理学・ヒューマンインターフェースデザイン

『誰のためのデザイン?』  日本語版は1990年に出版され、日本の製品デザインの世界に大きなインパクトを与えました。当時はバブルの最盛期で、ヒューマンインターフェースという言葉が使われ出しましたが、具体的にどうやって製品に生かしたらよいのか分からず、各企業は試行錯誤をしていました。
そこへ出た『誰のためのデザイン?』に、多くの人が膝を打ったのでした。この本によって日本のヒューマンインターフェースの研究、実践が大きく加速されたと言ってよいでしょう。
その後もノーマンは著作を続け、いずれも弊社から翻訳が出版されていますが、いよいよその集大成となるのが本書です。
製品は変わってもデザインの原則は変わりません。したがってこの『増補・改訂版』は初版を受け継いでいますが、事例が一新され、記述もさらにわかりやすくなり、「人間中心のデザイン」、「デザイン思考」、「ビジネスの実世界におけるデザインの問題について」を新しく増補いたしました。

4月上旬発売予定
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『心理学で文学を読む』  (仮題)
──困難を切り抜ける力を育むもの
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山岸明子 著
四六判並製208頁・予価2200円+税
ISBN 978-4-7885-1435-5 C1011
分野=心理学・文学

文学も心理学も楽しもう!

小説はフィクションで作家は心理学者ではありませんが、優れた文学作品は人間性や人間の心理についての深い洞察に満ちています。人間性理解のエキスパートによる小説は、心理学の理論に適っているのでしょうか。本書は、心理学のテーマと関連する「文学作品」を取り上げて、恵まれない環境でつらい経験をしてきた人が、なんとか適応的に生きていく精神的な回復力──レジリエンス──に注目し、「何が人を立ち直らせるか」、何が人を道徳的にするのか、経験の中での人々との関係のもち方がどう変化していくかを、発達心理学の用語や理論を使って読み解いていきます。文学作品をより深く理解しながら発達心理学の理解にも役立つ一冊です。

4月上旬発売予定
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『性格はどのように決まるのか』  (仮題)
──性格を決める遺伝子を求めて
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土屋廣幸 著
四六判並製208頁・予価2200円+税
ISBN 978-4-7885-1436-2  C1011
分野=心理学・遺伝学・脳科学

古くて新しい問題へのいちばん新しい回答

ヒトの性格は50%が遺伝的に、残り50%が環境によって決まると考えられてきました。さらに最近の研究によって、性格はすでに赤ちゃんの時期から一人ひとり異なることが明らかになってきました。たとえば産科病院では毎日何人もの赤ちゃんが生まれますが、おぎゃあおぎゃあと盛んに泣いている赤ちゃんがいる一方で、その隣りでスヤスヤ眠っている赤ちゃんもいます。この違いは一体、何なのでしょう? 本書は、こういうギモンからはじめて、赤ちゃんの性格についての発達心理学の研究と、最近明らかになってきた性格を決める脳の部位や遺伝子、環境の働きについての知見を見てゆきます。本書を繙きながら、ヒトの性格が一人ひとり、こうも違う不思議に思いを馳せてはいかがでしょう

4月下旬発売予定
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『バーガー社会学自伝』  (仮題)
──いかに退屈せずに世界を説明できるか
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ピーター・バーガー 著/森下伸也 訳
四六判上製360頁・予価3200円+税
ISBN 978-4-7885-1432-4 C1036
分野=社会学・現代思想

たまたま社会学者になった人の桁外れの自伝

『現実の社会的構成』  『聖なる天蓋』   『犠牲のピラミッド』 『社会学再考』  などで知られる社会学者バーガーの学問的自伝。原題「アクシデンタルな社会学者の冒険」の「アクシデンタル」は多義的で面白いが、日本語には訳しにくいです。たまたま偶然、社会学を専攻するようになって、たまたま書いた本がヒットし、旺盛な好奇心から世界中のプロジェクトに呼ばれ、成果を発表し、評判になり……、という、桁外れの行動力と思考力を有する知的人間の自伝です。
冒頭の「十二番街のバルザック」から最後の「ある種のエピローグ、(いまのところ)墓碑銘ではない」まで、文章もしゃれています。『シャドウ・ワーク』のイリイチとのメキシコでの出会いなど、特に面白いです。バーガー・ファンでなくても十分楽しく読めます。

4月下旬発売予定
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『知識の社会史2』  (仮題)
──百科全書からウィキペディアまで
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ピーター・バーク 著/井山弘幸 訳
四六判上製490頁・予価4600円+税
ISBN 978-4-7885-1433-1 C1020
分野=知識社会学・科学・思想史

「蒐集」する動物・人間の営為をたどる力作 

好評を博した前著 『知識の社会史──知と情報はいかにして商品化したか』 (小社刊、3400円)は、「グーテンベルクからディドロ(百科全書)」までを扱いましたが、本書はその続編で「百科全書から現代のウィキペディアまで」を扱います。「知識を集める」「知識を分析する」「知識を広める」「知識を失う」「知識を分ける」から「知識の地理学/社会学/年代記」まで、探検・冒険・略奪、博物館・美術館・図書館・大学・研究所、暗号解読・スパイ・インテリジェンス……などの広範な話題にわたって、知識をどのように集め、分析し、陳列し、実用化するか──知識をめぐるあらゆる話題を取り上げて論じます。その結果、人間とはいかに「蒐集」する動物であるかが、実感として迫ってきます。博学の人・バークならではの作品といえましょう。

4月下旬発売予定
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『触発するゴフマン』  (仮題)
──やりとりの秩序の社会学
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中河伸俊・渡辺克典 編
四六判並製296頁・予価2800円+税
ISBN 978-4-7885-1431-7 C3036
分野=社会学・人類学・言語学

活かす! ゴフマネスク・メソッド 

人びとの相互行為秩序をめぐり刺激あふれる研究を量産したゴフマン。社会学に留まらず人類学・言語学など広範な影響を及ぼしましたが、その後、日本においてその知的遺産はあまり活用されず、研究も下火です。しかし、にわかにビジネス・看護など新たな現場での質的調査が増加し、ともすれば確たる指針のない研究が濫造されかねない今、医療・ジェンダーなど多分野でのやりとりの秩序を活写した先人の視点と経験が活きてきます。ゴフマン理論の全容解明ではなく、これからの経験的な研究にとっての実用性を究明する。この方針のもと人類学者や言語学者も参加したゴフマンを「使う」ための力作論文集です。

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◇編集後記

前回のベストセラー本話が一部で評判がよかったので(たった一人ですが)、今回も。とにかくベストセラーといわれる本も、読まず嫌いにしないで、手にとることにしてみよう。

ということで、今回取り上げるのは『Rich dad,Poor dad』。『金持ち父さん、貧乏父さん』で知られる本書はどうしても読みたくなかった1冊でしたが、読まなければならない理由ができたので仕方なく。が、ただ買うのはシャクということで原著を手に取りました。

手に取らなかった理由の一つに自分の父をpoorというヒドさがありました。また太ったpoor、やせたrichということだってあるはずなのに、あの改訂前の邦訳版のやせた男の人と太った男の人のイラストもひどいと思いつつ、読んでると著者のいうpoorというのは金銭的なことばかりではなく、働いてばかりで子どもや家族との時間もとれない生活の意味でも使われていることを知り、少々安心しました。でもやはりそれだけで自分の父さんをpoorというのはヒドい。なんだろう、父親に愛されたくても愛されなかった(と思い込んでいる)子どもの、親否定の物語という別の物語をそこに読んでしまうのです。

で、結論。とても面白い本でありました。まず借金を返すために働くというrat raceから抜け出すために、お金を生み出す資産をつくることが重要ということがわかりました。ウムウム。若いうちに読んでおけば、お金持ちになれたのに!という気持ちになりました。私のなかにあるカネカネ言っているヤツは下品という偏見をぬぐい去ってくれました。「よーく考えよう、お金も大事だよ」の境地です。本書が当初は著者作成のボードゲームを売るための本だったのではないか、という疑念はぬぐいきれませんが、但し書きに「感化されすぎてお金儲けという別のrat raceに入り込まないよう、お気をつけください」という一文をつけて、おすすめしたい本です。自分の子どもにはすすめませんが(N)

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◇奥付
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次回発行は2015年4月中旬を予定しております。

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