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2014年10月

2014年10月30日 (木)

第24回神保町ブックフェスティバル、第4回 神田カレーグランプリ

毎年秋、恒例の神保町ブックフェスティバルも今年で、第24回を数えます。

今年2014年は
11月1日(土)から3日(月・祝)まで

3日間!すずらん通り、さくら通りにて開催されます。例年と同じく、たくさんのイベントが開催されます。

詳細はコチラ! 
BOOKTOWNじんぼう http://jimbou.info/news/book_fes.html

また第55回 東京名物神田古本まつりはすでに10月25日から始まっており、11月3日まで行われます。
詳細はコチラ
BOOKTOWNじんぼう  http://jimbou.info/news/furuhon_fes_index.html

さらに今年で4回目ですが、すでに大人気のイベントとなりました
「神田カレーグランプリ」
2014年11月1日から3日 神田 小川広場会場内にて
開催されます。出場店も決定いたしました・

詳細はコチラ http://kanda-curry.com/

2011の優勝はボンディ、2012年の優勝はマンダラ。2013年の優勝は日乃屋カレー。3年連続2位のシディーク、念願の優勝となるか!?

と、カレーに熱くなって申しわけございません。


本に熱くならなければならないのですが、ちなみに新曜社、神保町ブックフェスティバルには出展しません。すみません。

弊社、下記のダンボール一箱市に出展します。

2014年11月1日(土)と2日(日)
「本の楽市@高円寺フェス2014

高円寺フェス2014 詳細 https://www.facebook.com/BOOK.and.ART

今年は「座・高円寺」ではなく「明石スタジオ」というところでやりますのでお間違いなく。
JR高円寺駅・南口徒歩5分の「明石スタジオ」です! よろしくお願いいたします。

しかし神保町に会社があるのに祭りに参加しないというのもどうもさびしい。来年は自社倉庫のガレージで5箱ぐらいのダンボールで市をひらこうか。どうでしょう、このアイデア。日曜・祝日はビルが閉まっちゃうから土曜日だけですが。

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2014年10月23日 (木)

書評  仲真紀子・久保(川合)南海子『女性研究者とワークライフバランス』

仲真紀子・久保(川合)南海子 編

女性研究者とワークライフバランス

の紹介が、京都新聞 2014年10月19日付にて掲載されました。

「出版あれこれ」
仕事と生活の調和を目指す「ワークライフバランス」。政府が女性の働きやすい社会づくりに力を入れているが、実態はどうなのだろうか。心理学の研究者らが自らの体験を基に実態と助言をまとめた仲真紀子、久保(川合)南海子編「女性研究者とワークライフバランス」=写真=が新曜社から出版された。

仕事と妊娠・出産、遠距離結婚生活、主夫に支えられて、夫が育休を取った際の経済的デメリット―など、ケースごとに体験を報告し課題を挙げている。内田由紀子・京都大こころの未来研究センター准教授や、夫の立場から郷式徹・龍谷大教授も執筆。体験を語りながら、遠距離結婚の章で内田准教授が「子育てはやはり文字通り『かけがえのない』幸せをもたらしてくれる」と書くなど、結婚や子育てを考える女性に励ましを送っている。

9784788514065

仲真紀子・久保(川合)南海子 編

女性研究者とワークライフバランス

A5判並製144頁
定価:本体1600円+税
発売日 14.9.17
ISBN 978-4-7885-1406-5

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2014年10月20日 (月)

復刊 祐成保志『〈住宅〉の歴史社会学 』

9784788511279

祐成保志 著
〈住宅〉の歴史社会学

A5判336頁
定価:本体3600円+税 

10月末刊行の新刊『ハウジングと福祉国家』(ジム・ケメニー著/祐成保志訳)にあわせまして、在庫切れとなっていました本書を復刊いたしました。2008年に刊行してから、すでに住宅の社会学的研究の必読参考文献とされていた本書のご注文をどうぞよろしくお願いいたします。

はじめに

ここ数年、世間の耳目を集めてきた社会現象には、しばしば住宅が関わっている。見出し風に記せば、以下のようになるだろうか。

ネットカフェ難民――流動化する仕事と住居
若年ホームレス――格差社会の新しい底辺
ひきこもり――個室への退却
ドメスティック・バイオレンス――戦場と化した住宅
孤独死――社会から隔離された密室
ピッキング――狙われる脆弱性
リフォーム詐欺――家と心の死角を突く
耐震偽装――揺らぐ専門家への信頼

私たちが生きているのは「住宅難」の時代なのかもしれない。それは、古典的な意味での住宅問題と重なりつつ、ずれをも含んでいる。住宅の〈欠如〉と〈過剰〉という、一見相反する二つの問題が混在しているからである。

・・・・・・

《もっと読む <住宅>の歴史社会学 はじめに》

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2014年10月15日 (水)

新刊 高橋文夫『本の底力』

9784788514133

高橋文夫 著

本の底力

四六判並製192頁
定価:本体1600円+税
発売日 14.10.20
ISBN 978-4-7885-1413-3

見本出来ました。10月17日配本です。
10月20日ごろ書店に並びます。

プロローグ

 「世界全体で新たに作成されたり、複製されたりする情報やデータ量は現在、ざっと三ゼタ(Z)バイト程度とみられる。これが少なくとも東京オリンピック 開催年の二〇二〇年までは毎年倍々ゲームで増え、四〇ゼタバイトに達するだろう。地球のすべての浜辺にある砂粒全体の六〇倍近い量だ」―今後の情報量の増 大について、米調査会社IDCはこんな予測を明らかにしている。
 バイトとは情報の大きさを表わす単位。一バイトは八ビットで、一文字分にあたる。ゼタバイトは一〇の二一乗(一兆ギガ)バイトに相当する。
 もともと「浜の真砂」とは、計り切れないほど数の多いたとえとして使われる。それをどうはじき出したのか、世界全体が持ち合わせる情報やデータ量は全地球の「浜の真砂」の数十倍に達するというのだから、恐れ入る。
 その背景には、巨大なデータを蓄えるシステムが整い、データベースの検索速度が上がり、クラウド(情報やデータをインターネット上に保存するやり方やサービス)により、大量のデータや情報のやり取りがすばやく滑らかにおこなわれるようになったことがある。
 スマホ(スマートフォン)やタブレット(多機能型携帯端末)、インターネットやウェブなどの急速な普及が大容量デジタルデータの生成や利用に拍車をかけている。

    ・・・・・・

《もっと読む 本の底力 プロローグ》

続きを読む "新刊 高橋文夫『本の底力』"

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2014年10月14日 (火)

書評 朝日新聞10月12日付 S・D・ハロウェイ 著『少子化時代の「良妻賢母」』

S・D・ハロウェイ 著/高橋 登・清水民子 ・瓜生淑子 訳
少子化時代の「良妻賢母」

の書評が、2014年10月12日付、朝日新聞に書評掲載されました。評者は水無田気流氏。評者の先生、掲載紙ご担当者様にはこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

「・・・・・・心理学・教育学を専門とする著者は、日本の文化規範と女性心理との緊密な関係を再考し、女性たちの抱える葛藤を精査する。国際比較からみれば日本の既婚女性は母親役割へのこだわりが強いが、家庭生活への満足度は低い。大変きめ細やかな育児を行っているにもかかわらず、育児に自信がなく不安感も高い。これは日本の文化規範が求める母親役割の基準が高すぎることが主たる原因である、と。

......「出生率の低下は、(女性の)結婚生活に対する幻滅の反映」との指摘は胸が痛い。不満の矛先は、心理分析からすれば、夫の家事育児の分担不足よりも、手伝おうとしない「夫の性格」そのものへと向かっている、とも。海外からみれば、かくも矛盾だらけな日本の妻・母の現状を知り、ぜひ問題解決の糸口にしたい」

≪書評全文を読む 朝日新聞書評欄へ ≫

9784788513945

S・D・ハロウェイ 著/高橋 登・清水民子 ・瓜生淑子 訳

少子化時代の「良妻賢母」

四六判並製400頁
定価:本体3700円+税
発売日 14.7.24
ISBN 978-4-7885-1394-5

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2014年10月 8日 (水)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第144号■

2014年10月3日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第144号■

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◇トピックス
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◆書評

馬場公彦 著
『現代日本人の中国像』の書評が、
2014年9月27日付 図書新聞に掲載されました。評者は楊海英氏。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/927-ed4f.html

香川めい・児玉英靖・相澤真一 著
『〈高卒当然社会〉の戦後史』
の書評が、9月21日付、日本経済新聞に掲載されました。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/2014921-6ede.html

金菱清 著 震災メメントモリ の書評が、  9月20日付、「図書新聞」に掲
載されました。評者は好井裕明氏。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/20-6dd2.html

◆発売のおしらせ

発売遅くなっておりました小熊英二対談集、10月10日発売いたします。

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『真剣に話しましょう』
──小熊英二対談集
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小熊英二  著
四六判上製368頁・本体2400円+税
ISBN 978-4-7885-1399-0 C1030
分野=社会学・社会問題・政治

◆熱論ふたたび!

『〈民主〉と〈愛国〉』『1968』等の大作を世に問うてきた著者は対談の名手としても知られています。社会学者・上野千鶴子氏との対談では、上野氏の思想の核とその軌跡を描くことで、70年代からの社会変化を逆照射し、貧困に抗する社会活動家・湯浅誠氏との対談では、湯浅氏の「調整」活動の真意を問い、政治と社会をつなぐ運動の姿を模索する。憲法学者・木村草太氏には秘密保護法の是非から法を裏打ちするものを問い、世田谷区長・保坂展人氏には、地盤なき当選の経験と政治文化の変化を聞き出す。対談相手と真摯に向き合い、その思想・活動を丹念に読み込み、圧巻の社会分析へと展開するスタイルは健在です。震災と原発事故以来、混迷錯綜を極める日本において確かな地歩を占める12人の論客との妥協なき対談から、社会を変える兆しが見えてきます。

対談者

古市憲寿
震災後の日本社会と若者
   
高原基彰
サヨクはなぜ経済成長の夢を見るか?            
「超安定社会」の廃墟から議論の足場を再構築するために
  
上野千鶴子
上野千鶴子を腑分けする──「対幻想論」から『ケアの社会学』まで

小川有美  酒井啓子  篠田 徹
グローバル社会運動と日本──代議制民主主義を超える民主主義の可能性

湯浅 誠
社会運動のつくり方──世界を自分で変えるには

保坂展人
今回の国政選挙まで、とにかく懲罰投票が続いている。
有権者は現実として議員に期待をしていない

東 浩紀
風営法問題、官邸前抗議、ヘイトスピーチ、総選挙……
今、「リベラル」は何をすべきか
 
菅原 琢   韓 東賢
変化の手前にある現在──二〇一三年の時代経験

木村草太
憲法と政治参加を考える──特定秘密保護法と民主主義をめぐって

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◇近刊情報
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10月中旬発売予定
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『本の底力』
──ネット・ウェブ時代に本を読む
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高橋文夫 著
四六判並製192頁・本体1600円+税
ISBN 978-4-7885-1413-3 C1000
分野=読書論・文明論

やっぱり本はつよい!

スマホ、タブレットなどの電子メディアの進歩で、本も電子書籍が主流になると思われる時代。紙の本や雑誌は、いまや風前の灯火、いつ消滅してもおかしくないといわれています。実際、厳しい状況です。「しかし、いまだからこそ、本の力が必要だ」と著者は主張します。電子メディア関係の雑誌などに長く携わってきた著者は、デジタルの力ももちろん認めますが、それはあくまで「文明」の利器としてであって、それだけで押し通すことはできない、デジタル化の弊害も多い、キンドルなども予想外に苦戦している、と言います。対する「文化」としての本は鈍重だが、モノとしてのかたちや重さ、手触りなどの刺激が脳や皮膚を活性化させるともいわれ、ネット・ウェブ全盛の時代のいまこそ、アンカー(錨)としてその新しい役割が求められていると宣言します。愛書家、出版に携わる人びとに「福音」のような書といえましょう。

11月上旬発売予定
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『病いの共同体』
──ハンセン病療養所における患者文化の生成と変容
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青山陽子 著
A5判上製320頁・本体3600円+税
ISBN 978-4-7885-1412-6 C1036
分野=社会学・質的調査

誇りに満ちた「生の軌跡」

国によるハンセン病者隔離政策の責任を問う「ハンセン病国賠訴訟」以来、療養所における「被害」の実情が広く知られるようになりました。しかし訴訟後、多磨全生園にフィールドワークに入った著者は、彼らの人生を孤独や不幸といった言葉だけで片付けてよいのか、という違和感から、「被害の語り」とは異なる誇りに満ちた生の記憶を、数年にわたり丹念に聞き取ってゆきます。療養所という閉ざされた場にありながら、患者たちが集団としての連帯を生み出し、独自の文化を形成していったプロセスを社会学の視点から描く気鋭の力作!

◆復刊のお知らせ

9月下旬発売予定
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『〈住宅〉の歴史社会学 』
──日常生活をめぐる啓蒙・動員・産業化 
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祐成保志 著 
A5判上製336頁・本体3600円+税
ISBN 978-4-7885-1127-9   C3036
分野=社会学・文化研究・建築学

10月末刊行の新刊『ハウジングと福祉国家』(ジム・ケメニー著/祐成保志訳)
にあわせまして、在庫切れとなっていました本書を復刊いたします2008年に刊行してから、すでに住宅の社会学的研究の必読参考文献とされていた本書のご注文をどうぞよろしくお願いいたします。

【内容紹介】よい暮らしを望むとき、現代人はしばしばその舞台である住宅を良くすることに思いを馳せます。若年ホームレス、孤独死など世間を騒がせる社会現象には、いまの住宅が「身の丈にあっていない」、という共有された「住宅難」の感覚があるようです。筆者はこの住居への感覚の来歴を追って、人びとが住宅について何を問い求めてきたかの歴史をひも解き、その答えとして示された模範=モデルハウスの変遷をたどります。明治末から急増する住宅をめぐる言説が、やがて総力戦体制において制度的な基盤を与えられていく社会的な形成過程を明らかにしつつ、「メディアとしての住宅」の作用によってもたらされた住居をとりまくシステムまでも問いなおした野心作です。著者は東京大学文学部准教授。

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◇奥付
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2014年10月 7日 (火)

新刊 日本記号学会『着ること/脱ぐことの記号論』

9784788514102

日本記号学会 編

着ること/脱ぐことの記号論

A5判242頁並製
定価:本体2800円+税
発売日 14.10.10
ISBN 978-4-7885-1410-2

見本出来ました。10月9日配本です。
10月14日ごろ書店に並びます。

刊行によせて

 日本記号学会会長 吉岡 洋

服を着るのは必要なことだろうか? そんなの当たり前じゃないかと、ほとんどの人は答えるだろう。もしも服を着ないで外を歩いたら、たちまち好奇の眼にさ らされ、たぶん警察を呼ばれるだろうし、悪くするとテレビや新聞で晒しものになる。だいいち、寒くて風邪をひくではないか。服は必要にきまっている。

でも、ちょっと考えてみてほしい。服が必要不可欠にみえるのは、服を着ることが当たり前とされる社会に私たちが生きているからである。動物は服を着ない し、私たちの遠い祖先も服を着ていなかった。根本的な意味においては、服を着るのは必要ではなく、生きるためには本来しなくてもいいこと、ひとつの「過 剰」にほかならないのである。

衣服を身につけることは、人間がみずからの身体を「自然」から区別する行為である。

    ・・・・・・

《もっと読む 着ること/脱ぐことの記号論 刊行によせて》

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2014年10月 6日 (月)

新刊 渡辺 靖『現代アメリカ』

9784788514034

渡辺 靖 編/庄司 香・柳生智子・和泉真澄・舌津智之・倉科一希 著

現代アメリカ

四六判276頁並製
定価:本体2400円+税
発売日 14.10.10
ISBN 978-4-7885-1403-4

見本出来ました。10月9日配本です。
10月14日ごろ書店に並びます。

はじめに

 中央政府は必要か
 アメリカ合衆国はしばしば「実験国家」と称される。
 一体どういう意味だろうか。
 この問いに答えるには建国期まで遡らなければならない。

 アメリカ独立戦争(一七七五―一七八三年)によってイギリスの支配から自由になった一三の植民地は大きな決断を迫られた。すなわち各植民地(州)が自己 統治を行なうか、それとも合衆国の中央政府に統治を委ねるかである。前者の場合、通商や軍事の面でイギリスやフランスなどヨーロッパ列強との交渉は著しく 不利になる。かたや後者の場合、中央政府がいつの間にか強大化し、イギリスの専制君主のように自分たちを弾圧・搾取し始めるかも知れない。それでは一体何 のために独立したのか分からない。独立宣言作成や合衆国憲法作成に深く関与した「建国の父」たちが導き出した解決策は、中央政府を作ることで国家としての スケール・メリットを活かしつつも、その権力を厳しく制限することだった。

 権力の腐敗や暴走を防ぐためのポイントは主として三点あった。

 一点目は、中央政府を三つの府、すなわち行政府(大統領)、立法府(議会)、司法府(最高裁判所)に分け、相互のチェック機能を設けることである。いわ ゆる三権分立の考え方だ。例えば、日本では「アメリカ大統領」と聞くと「超大国のトップ」として絶大な権力を想像しがちだが、合衆国憲法を読むと、実際は 議会や裁判所にかなり手足を縛られていることが分かる。

    ・・・・・・

《もっと読む 現代アメリカ はじめに》

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2014年10月 2日 (木)

新刊 小熊英二『真剣に話しましょう』

9784788513990

小熊英二 他

真剣に話しましょう

四六判上製368頁
定価:本体2400円+税
発売日 14.10.8
ISBN 978-4-7885-1399-0

見本出来ました。10月7日配本です。
10月9日ごろ書店に並びます。

あとがき

 本書は私にとって、二冊めの対談集である。一冊めは二〇〇五年に発刊した『対話の回路』(新曜社)だが、今回は『真剣に話しましょう』というタイトルにした。

私は研究者として、昔の雑誌や全集をよく読んだ。研究者になる前は編集の仕事をやり、現在は新聞の論壇委員をしている。そのため、雑誌などに掲載されてい る、さまざまな対談を読む機会は多かった。しかし、そのすべてが充実した対談だったわけではない。その理由は、日本における対談という存在の、性格にかか わっている。

一九八〇年代くらいまでの対談は、内容よりも、対談者の名前が重視されることが多かった。知識人や文学者の権威が高かったからである。そういう対談では、内容はどうでもいいので、あたりさわりのない世間話に終始しがちとなる。

 知識人や文学者の権威が低下した現代では、さすがにこうした対談は少なくなった。現代で増えているのは、分野を同じくする専門家などが、テーマを設定して話し合うスタイルの対談である。こうした変化は、基本的にはよいことだが、別の問題もある。

    ・・・・・・

《もっと読む 真剣に話しましょう あとがき》

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