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2014年9月

2014年9月26日 (金)

新刊 エリン・オリーヴァー・キーン『理解するってどういうこと?』

9784788514096

エリン・オリーヴァー・キーン 著/山元隆春・吉田新一郎 訳

理解するってどういうこと?

A5判並製448頁
定価:本体2200円+税
発売日 14.10.1
ISBN 978-4-7885-1409-6

見本出来ました。10月2日配本です。
10月6日ごろ書店に並びます。

はじめに(抜粋)

  書く代わりにやるべきことなら、私にはいくらでも見つけられます。たとえば、たまった洗濯物、浴室のペンキの塗り替え、返信しなければならないメール 書き、間近に迫っている講演やワークショップの準備をすることなどです。でも、ひとたび机に向かって座ると─今しているように、BGMをかけ、12月の日 差しが雪に映えて、私の小さな書斎に射し込んでいるとき─私の心の声がキーボードをたたく指を通して語る身体感覚は、本当に心地よいものです。書くアイ ディアが出てくるのに、それほどの時間はかかりません。腰を下ろしたらすぐに、指が動き始めます。ただ、座ればよいのです・・・。

 私の辛抱強い友人で、編集者で、メンターでもあるトム・ニューカークは、ニュー・ハンプシャー大学の国語学教授で、教師のための重要な何冊もの著作(そ のなかには『男の子らしさの誤解』2002も含まれています)の著者ですが、貧乏くじを引いて、この本の構想から出版まで、指南役をすることになりまし た。トムは、私がスーザン・ズィマーマンと『思考のモザイク』を書いたときも、私たちと一緒に仕事をしてくれました。私は彼の判断を信頼していますし、彼 の仕事を尊敬しています。そして彼の著作の大ファンなので、また一緒にできるんだとワクワクしました。でも、彼はどういうことに巻き込まれたのか、わかっ ていなかったと思います。

    ・・・・・・

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2014年9月25日 (木)

書評 馬場公彦著 『現代日本人の中国像』 図書新聞9月27日付

馬場公彦 著
『現代日本人の中国像』の書評が、
2014年9月27日付 図書新聞に掲載されました。評者は楊海英氏。評者の先生、掲載紙ご担当者様にはこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

・・・・・・外交当局のみならず、民間の多元的な動向にも注視した力作である。日本には成熟した公論があるが、中国は多様な思想の登場が許されないので、自ずと日本側の視点が中心となっている。

私は本書を自らの人生経験に即して理解しなおした。「中国共産党にリードされて、侵略者の日本を駆逐して創った社会主義国家」で初めて見た日本の映画は山口百恵出演の「赤い疑惑」だった。中学生だった一九七九年のことである。殺人と放火等の行為だけで描かれてきた「日本鬼子の国」の喜怒哀楽は文革の圧政で喘いでいた人民にとって、人類普遍の価値観を将来したような衝撃だったのを鮮明に覚えている。この頃の日本はパンダとシルクロードのブームに沸き、辺境に暮らす人々の素朴にして強靭な精神も伝わってきた。
・・・・・・

日本は結局、中国の変貌を望む全世界の良識ある人たちを裏切った。先進国のなかで一番早く経済制裁を解き、天皇訪中を実現させて「戦略的互恵関係」を立て直そうとした。その結果、東京で民主化運動を展開していた私の友人たちもほぼ全員、日本に失望して欧州に渡って行った。天安門事件で日本に「クリアな中国像」ができたと著者は主張するが、制裁を解除された中国から感謝されることはなかった。日本の無節操な援助で世界第二の経済大国となった今日、懲罰すべき対象もベトナムから「悪魔たる日本」に変わった現実は、まさに歴史の皮肉である。

中国を語るときに欠かせないのはその周辺からの視点である。台湾像とモンゴル像の変転から中国の別の側面を浮かび上がらせる、と著者は戦略的である。そして、本書に収録された、半世紀にわたって中国研究に携わってきたシノロジストたちの本音の吐露も今後の研究の方向性を決定するにちがいない。「中日友好」や「老朋友」を語って何とか利益を引き出そうとする相手と距離を置いて思考する時代が到来したからである。

9784788513860
馬場公彦 著

現代日本人の中国像

A5判上製402頁
定価:本体4200円+税
発売日 14.5.9
ISBN 978-4-7885-1386-0

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2014年9月22日 (月)

書評 香川めい・児玉英靖・相澤真一『〈高卒当然社会〉の戦後史』@日本経済新聞 2014/9/21

香川めい・児玉英靖・相澤真一 著
〈高卒当然社会〉の戦後史

の書評が、9月21日付、日本経済新聞に掲載されました。ご書評いただきました掲載紙ご担当者様にはこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

<・・・・・・本書は、高校が準義務教育化されるに至る戦後の歩みを検証。進学率の全国平均などマクロ統計だけでは見えない地域の教育事情を明らかにし、「高卒当然社会」の揺らぎや、持続可能性を考察する。

・・・・・・本書の功績は、公立と私立の関係により地域の教育構造を類型化し、緻密な分析を加えた独自の視点にある。・・・・・・大都市の神奈川県では、公立中学から全日制高校への進学率が2006年から連続して90%を割り込んでいる。経済的事情から私立の全日制に進学できず、不本意ながら定時制に通う生徒が増えているというのだ。東京都も同様の傾向だ。

難関大学への進学実績を向上させるなど「公立の復権」に伴い成績下位者が定時制に追いやられ、多くの中途退学者を生んでいる。マクロ統計では見えない内実に迫る方法の確かさが光る。研究書だが、甲子園の出場校の特徴などもコラムで取り上げ、幅広い層に読ませる配慮もなされている

9784788513952香川めい・児玉英靖・相澤真一 著
〈高卒当然社会〉の戦後史

四六判上製240頁
定価:本体2300円+税
発売日 14.7.22
ISBN 978-4-7885-1395-2

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2014年9月18日 (木)

書評 金菱清 著『震災メメントモリ』   9月20日付、「図書新聞」

金菱清 著 震災メメントモリ の書評が、  9月20日付、「図書新聞」に掲載されました。評者は好井裕明氏。ご書評いただきました先生ほか、掲載誌ご担当者様にはこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

「・・・・・・震災の結果生起したさまざまなリアリティに向き合い、地域や人々の暮らしの「復興」を模索し提起する社会学研究を行おうとするとき、決して忘れてはならないことがある。著者はそれを「メメントモリ=死を想うことであり、死を忘れることなかれ」という言葉に凝縮させている。大震災直後、人々がまだ自分の人生にいったい何が起こったのかを考えつくせていない時期に、自らの被災体験を自分で記録してもらうという営みを進め、『3.11 慟哭の記録』(新曜社)を世に送り出した著者。想像を超えるような厳しく辛くひどい体験、それを語り出す声から目をそむけてはならないし、その声がもつ意味から考え始めなければならない。災害社会学研究の原点が「メメントモリ」なのだと」

「この三年間ピンとはりつめた空気のなかにいたと言っていい。あるいは拭い去ることのできない緊張感と言っていいかもしれない」。あとがきの冒頭に書かれたこの言葉が、本書がもつ「迫力」の由来を物語る。「死を想い、死を忘れない」復興論や災害社会学研究は、原発再稼働に走り、ただ「強い日本」を作ることだけに奔走している今の政治状況を暮らしの次元から批判するうえでも必須のものではないだろうか。「緊張感」の中を生きる著者のさらなる仕事を読みたいと思う。」

9784788513891金菱清 著

震災メメントモリ

四六判上製240頁
定価:本体2400円+税
発売日 14.6.20
ISBN 978-4-7885-1389-1

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2014年9月12日 (金)

新刊 苧阪直行『小説を愉しむ脳』

9784788514072

苧阪直行 編

小説を愉しむ脳

四六判 224ページ+カラー口絵12頁
定価:本体2600円+税
発売日 14.9.20
ISBN 978-4-7885-1407-2

見本出来ました。9月12日配本です。
9月16日ごろ書店に並びます。

小説を愉しむ脳─神経文学という新たな領域 への序(抜粋)

 本シリーズの第6巻『自己を知る脳・他者を理解する脳』では、自己と他者が迷路の中でどうつながるのかを解く冒険を試みた。迷路の入り口は見えやすい が、出口を探すのが難しいことは、英国のハンプトンコート宮殿の庭園の迷路と似ている。背丈を越える緑の壁の向こうから他者の話し声は聞こえるが姿は見え ない。また、自分がどこにいるのかも判然としない。もっと複雑な庭園迷路として、イタリアのパドバ近郊にあるヴィラ・ピサーニの九重の円形迷路がある。こ こでは、迷路の中央に到着すると、そこにラセン階段のついたミネルヴァの小塔があり、この上に上がると眼下で迷う人々の姿が手に取るように見える。ここか ら再び、出口に至る迷路の道順を確かめておこうとする人々もいる。面白いのは、この塔のテラスには一人の番人が常駐しており、どうしても出られない人がい たら、テラスから迷い人にそこを右へ、次を左へと指示を出すらしい。実際出られなくて困る人も多いようだ。自己と他者の脳内迷路はもっと複雑なのかもしれ ないし、あるいはもっと単純なのかもしれない。迷路のパズル解きは人生の歩みの縮図のようにも見えてくる。

 さて、読むという行為も迷路をたどるのと似たところがある。狭い通路をいわば文法にしたがって歩くことで意味がとれる。読む行為は本のページを一行ずつ 視線を移動させて、正確に文を読む行為である点で迷路をたどるのと同じである。足ではなく視線を文字の細道に導けないと文は読めない。

    ・・・・・・

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2014年9月11日 (木)

新刊 仲真紀子・久保(川合)南海子『女性研究者とワークライフバランス』

9784788514065

仲真紀子・久保(川合)南海子 編

女性研究者とワークライフバランス

A5判並製144頁
定価:本体1600円+税
発売日 14.9.17
ISBN 978-4-7885-1406-5

見本出来ました。9月12日配本です。
9月16日ごろ書店に並びます。

まえがき

  生きるために、自分の可能性を実現するために、私たちは仕事をする。しかし、仕事ばかりが人生ではない。家族や友人と過ごし、趣味に没頭し、地域に貢 献し、仕事以外の豊かな時間をもつことも人生である。仕事と生活の調和を目指す「ワークライフバランス」は、高度に組織化され、多様性がなくなりつつある 現代社会の人生を考える上でも、内閣府が主導する様々な制度づくりにおいても、重要な課題となっている。

 ワークとライフのバランスをいかにとるかは、研究職を目指す人においても重要である。特に研究者を目指す女性においては、大学院を修了し、研究を積み重 ねてキャリアを築く時期と、結婚、出産、育児の時期が重なるなど、限られたタイムゾーンのなかでワークとライフの目的が対立するようなときがある。このよ うな時期をどう乗り越えていけばよいのだろうか。

 本書は、そういった人生の局面をどうにか乗り越え、工夫してきた5人の心理学者たちが、現実的な問題解決、活用した制度やその効果、パートナーや周囲の人たちとの協力体制、つらい時期の心の持ちようなどを、包み隠さずありのままに描いた本である。

    ・・・・・・

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2014年9月10日 (水)

新刊 ロイス・ホルツマン『遊ぶヴィゴツキー』

9784788514089

ロイス・ホルツマン 著/茂呂雄二 訳

遊ぶヴィゴツキー

四六判並製248頁
定価:本体2200円+税
発売日 14.9.10
ISBN 978-4-7885-1408-9

見本出来ました。9月12日配本です。
9月16日ごろ書店に並びます。

まえがき

  レフ・ヴィゴツキーに出会ったのは、発達心理学者、発達心理言語学者としてやっていこうという時だった。私は政治的にラディカルになって、ヴィゴツ キーを私の政治面でのメンターである哲学者に紹介した。彼と仕事を始めるため私は大学を離れ、ヴィゴツキーを携えて、主流の学者の世界から飛び出した。

 私のはじめてのメンターは、ロイス・ブルームだった。研究者であり教育者であるロイスとは1970年代に、院生としてコロンビア大学の発達心理学大学院 プログラムで一緒に仕事をした。幼児の言語学習を研究するには、大学のラボを離れて、家庭や遊び集団に入っていかなければならないことをロイスは教えてく れた。私たちは、遊び、会話し、パフォーマンスしながら、赤ちゃんたちと何時間も一緒にいたものだ。私は、文脈がとても大事であること、赤ちゃんが家庭で 行なうのと同じことをラボでもするわけでないこと、赤ちゃんと、何をするか、誰と一緒にやるのかとは一体のものであることを学んだ。ロイスと仕事をするこ とで、質的研究が量的研究よりも厳密である─実際、数段厳密である─ことを学んだ。ロイスのおかげで、私は研究というものが大好きになった。彼女が私をラ ボから連れ出してくれて以来、それは私のすべての研究の基礎となった。

    ・・・・・・

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2014年9月 2日 (火)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第143号■

2014年9月1日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第143号■

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◇トピックス
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◆書評など

日比嘉高著『ジャパニーズ・アメリカ 』の書評が毎日新聞、2014年8月10日付に掲載されました。評者は若島正氏。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-a701.html

◆シリーズ書のご案内など

山本武利 監修/永井良和 編『占領期生活世相誌資料I 敗戦と暮らし』、8月21日発売いたしました。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-30be.html

II巻以降の目次は以下の通りです。II巻は12月発売を予定しております。

占領期生活世相誌資料は全3巻、続刊の内容

II 風俗と流行  松田さおり・永井良和編

第一章 性風俗、パンパン、鳩の街、男娼、オフリミット 松田さおり
第二章 アプレゲール、不良 岩本茂樹・松永寛明
第三章 衣服の変遷 加藤敬子
第四章 家庭生活のアメリカ化 加藤敬子
第五章 地方の風俗、集団見合い、ダンス、市民駅 永井良和

III巻 メディア新生活  土屋礼子編

第一章 メディアの民主化(街頭録音と壁新聞) 土屋礼子
第二章 英語メディアと流行歌 土屋礼子・吉田則昭・市川孝一
第三章 活字に飢えて 土屋礼子・鈴木常勝
第四章 広告の新時代 竹内幸絵
第五章 博覧会と近未来 井川充雄・土屋礼子

(内容・執筆者は変更の可能性があります)

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◇近刊情報
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9月中旬発売予定
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『小説を愉しむ脳』
── 神経文学という新たな領域
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苧阪直行 編
四六判上製224頁+カラー口絵12頁
予価2600円+税
ISBN 978-4-7885-1407-2  C1040
分野=脳科学・心理学・哲学

社会脳シリーズ7 神経文学の秘密の花園への旅!

社会脳シリーズ第7巻は、文字を認識したり、文章を読んだり、小説を楽しんだりする脳に焦点を当てます。文字を扱うことは、人間にとって新しい機能です。日本でも、ほとんどの人が文字を読むことができるようになったのは、ごく最近のことにすぎません。脳は、どうやってこの能力を獲得したのでしょうか。本巻はさらに、読み書きの脳内基盤を文字から探るアプローチに加えて、小説、俳句や川柳などの文芸作品を読むことで生まれる愉しみが、どのように感情や情感などの共感性とかかわるのか、情動脳のはたらきにも焦点を当てます。小説や詩歌を味わうことの愉しみがどのような脳の仕組みによってなされているのか、ことばというシンボリックな記号でつくられた秘密の花園を訪ねてみませんか。

社会脳シリーズ 既刊

9月下旬発売予定
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『ライフストーリー研究に何ができるか』 (仮題)
──対話的構築主義の批判的継承
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桜井 厚・石川良子 編
四六判上製248頁・予価2200円+税
ISBN 978-4-7885-1398-3 C3036
分野=社会学・心理学・歴史学

ライフストーリー研究の再定位のために

多人数に向けた質問紙調査と異なり、個人が語る豊饒な物語を捉えようとするライフストーリー研究は、社会学・心理学・歴史学等へと広く浸透し、成果を生み出しています。なかでも社会学者・桜井厚の唱えた、語りを語り手と聞き手の相互行為の産物として捉える「対話的構築主義」の方法論は影響を広げ、議論を呼びました。どの研究対象にも使えるのか、会話形式の引用の意義は、調査者の自己言及的記述の目的は何か──。これら疑問の声に応え、研究法の可能性を探るため、桜井厚と若手研究者たちが多年の調査経験をもとにした論考をまとめました。ライフストーリー研究に挑む学生の教科書として、すべての社会調査者に向けた問題提起として、研究の最前線からの渾身の一冊です。

9月下旬発売予定
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『ハウジングと福祉国家』 (仮題)
──居住空間の社会的構築
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ジム・ケメニー 著/祐成保志訳
四六判上製288頁・本体3400円+税
ISBN 978-4-7885-1411-9 C3036
分野=社会学・住宅問題・都市論・福祉政策論

「ハウジング」の社会学の幕開け!

「住まい」について何ひとつ問題のない社会は存在しないでしょう。しかし、住宅問題の語られ方、そして問題の解決の仕方は、社会によって大きく異なります。本来、都市、家族、福祉など多分野にかかわる住宅の研究は、日本においてはもっぱら建築学が主導してきましたが、欧州を中心により広い社会科学の諸分野から新しい成果が生まれています。その一つの画期をなしたのが、住宅研究の認識論から説き起こし、構築主義の視点を導入しつつ、比較福祉国家論との接続を果たしたケメニーの研究です。イデオロギーと住宅供給システムの関係を読み解き、「福祉レジーム」と住宅保有形態の密接な関係を喝破した本書は、ハウジングの社会学の未来を拓く古典と言えましょう。訳者は東京大学准教授の祐成保志氏。

9月下旬発売予定
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叢書セミオトポス9
『着ること/脱ぐことの記号論』
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日本記号学会 編
A5判並製250頁・予価2800円+税
ISBN 978-4-7885-1410-2 C1010
分野=ファッション・思想・芸術

人間がまた新鮮に見えてくる

人はなぜ服を着るのでしょう。服を着ることは必要不可欠でしょうか。衣服は「第二の皮膚」とも呼ばれますが、「裸体」もまた、衣服によって作り出されます。衣服を「脱ぐ」ことによってです。冒頭から〈脱ぐこと〉をめぐって、ファッションの哲学の第一人者・鷲田清一氏と抱腹絶倒の対談が展開されます。さらに「人を着る」「音を着る」「都市を着る」といったことにも話題が及び、新聞紙に身を包みパフォーマンスをする「新聞女」についての考察もあります。
このように本号は、人間が衣服を「着ること/脱ぐこと」の意味を、多くの題材により根源的に考察したものです。また、昨年逝去された元記号学会会長で学会育ての親、山口昌男先生と記号学会との関わりを、親しかった会員が珠玉のエピソードをまじえて語っています。他では見られない追悼特集です。前号セミオトポス8『ゲーム化する世界』 はおかげさまで重版になりました。
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◇奥付
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