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2014年8月 8日 (金)

新刊 山本武利・永井良和『占領期生活世相誌資料Ⅰ 敗戦と暮らし』

9784788514027

山本武利 監修/永井良和 編

占領期生活世相誌資料Ⅰ 敗戦と暮らし

A5判上製368頁
定価:本体4500円+税
発売日 14.8.15
ISBN 978-4-7885-1402-7

見本出来ました。8月19日配本です。
8月21日ごろ書店に並びます。

Ⅰ巻巻頭解説

  戦争も、いわゆる「戦後のどさくさ」も、遠い昔のことになった。遠い昔のことは、もっと遠い昔のことと区別することがむずかしくなり、あいまいな記憶となる。

 こうの史代のマンガ『夕凪の街・桜の国』(双葉社、二〇〇四年)は、戦争を知らない世代が、被爆という歴史的事実を受けとめていく可能性があるのかを考 えさせる作品であった。また、今後も、事実の記録と伝承の方法に道すじがたつことを示した点でも意義深いものだった。多くの賞が授けられ、評価も高い。そ して、二〇〇七年には映画化され、これまた好評を博した。

 二〇〇八年に発売されたこの映画のDVDには、出演者の記者会見、インタビューなどが収められている。記者会見には、第二部の主人公の父親役を好演した 堺正章も出席しており、作品についてコメントした。そのなかで堺は、原子爆弾が落とされた年をまちがえて「昭和十九年」と言ってしまう。もちろん、すぐに 訂正したし、堺が出演したのが「平成十九年」に設定された第二部であることを斟酌すれば、単純な言いまちがいとみなせなくもない。しかし、ベテランの、と いうより還暦を過ぎた堺正章が「終戦の年」をまちがう、ということに驚いた。だが、考えてみれば堺正章も一九四六(昭和二一)年の生まれで、戦争を知らな いのであった。

    ・・・・・・

《もっと読む 敗戦と暮らし Ⅰ巻巻頭解説》


占領期生活世相誌資料は全3巻、続刊の内容

Ⅱ巻 風俗と流行  松田さおり・永井良和編

第一章 性風俗、パンパン、鳩の街、男娼、オフリミット 松田さおり
第二章 アプレゲール、不良 岩本茂樹・松永寛明
第三章 衣服の変遷 加藤敬子
第四章 家庭生活のアメリカ化 加藤敬子
第五章 地方の風俗、集団見合い、ダンス、市民駅 永井良和

Ⅲ巻 メディア新生活  土屋礼子編

第一章 メディアの民主化(街頭録音と壁新聞) 土屋礼子
第二章 英語メディアと流行歌 土屋礼子・吉田則昭・市川孝一
第三章 活字に飢えて 土屋礼子・鈴木常勝
第四章 広告の新時代 竹内幸絵
第五章 博覧会と近未来 井川充雄・土屋礼子


(内容・執筆者は変更の可能性があります)
(14.08.11)



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