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2014年2月

2014年2月26日 (水)

新刊 戈木クレイグヒル 滋子『グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いたデータ収集法』

9784788513716

戈木クレイグヒル 滋子 編著

グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いたデータ収集法

A5判並製232頁
定価:本体2100円+税
発売日 14.2.25
ISBN 978-4-7885-1371-6

定価:本体2100円+税

見本出来ました。2月27日配本です。

3月3日ごろ書店に並びます。

はじめに

1990年代半ば以降、わが国でも質的研究法に関する多くの書籍が出版されるようになり、原著論文の数が増えています。この流れは医療をフィールドとする 研究領域にも影響を及ぼし、証拠に基づいた医療のための情報を収集・吟味することを目的とするシステマティック・レビューで作成されたコクラン・ライブラ リでさえ、質的研究の結果をどう取り入れるのかを検討しています。また、質的研究によって導き出された知見を統合するメタ・シンセシス(Meta- Synthesis)や、質的研究と量的研究を合わせたミックスド・リサーチ・メソッド(Mixed Research Methods)も、これまで以上に注目されています。

ここでは、このような状況の変化の中で、なぜ私がこの本を書こうという気持ちになったのかを述べさせていただきたいと思います。

今までにおこなってきたこと
私は、1つひとつの研究は小石のようなものだと思っています。単体で完結することが多い芸術作品とは異なり、ある分野を発展させるためには、小石を積み上 げるように研究成果を重ねていく必要があり、そのためには、個々の研究を積み上げやすい形にして発表する作業が必要となります(図1)。しかし、残念なこ とに、質的研究法を用いた論文の中には、積み上げにくい形をした作品が多いような気がします。それぞれの論文を見ると魅力的なデータが含まれたものが少な くないのに、これは大変もったいないことです(図2)。

    ・・・・・・

《もっと読む グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いたデータ収集法 はじめに》

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2014年2月24日 (月)

書評・紹介 滝口明祥 著 『井伏鱒二と「ちぐはぐ」な近代』

みすず書房さん毎年恒例&楽しみの月刊「みすず」1月・2月号 「読者アンケート特集」ですが、弊社は今年1点とりあげられていました。評者は鶴見俊輔先生です。


「まったく思いがけず手に取り、久しぶりに新しい才能に出会ったことを感じた。ゆきとどいた理解が、厳しく、そして井伏そのものへのすぐれた批評となっている。」

(ほか保苅実『ラディカル・オーラル・ヒストリー』(御茶の水書房)、杉山光信編『日高六郎セレクション』(岩波現代文庫)、大室幹雄『新編 滑稽』(せりか書房)、瀧口夕美『民族衣装を着なかったアイヌ』(編集グループSURE)をとりあげられてます)

9784788513143_2

滝口明祥 著
井伏鱒二と「ちぐはぐ」な近代

四六判上製376頁・定価3990円
発売日 12.11.28
ISBN 978-4-7885-1314-3

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2014年2月20日 (木)

新刊 鈴木生郎・秋葉剛史・谷川卓・倉田剛『ワードマップ 現代形而上学』

9784788513662

鈴木生郎・秋葉剛史・谷川卓・倉田剛 著

ワードマップ 現代形而上学

四六判並製296頁
定価:本体2400円+税
発売日 14.2.21
ISBN 978-4-7885-1366-2

見本出来ました。2月21日配本です。

2月24日ごろ書店に並びます。

おわりに

本書は、その名のとおり現代形而上学の入門書だ。形而上学というのは、二千年を超える哲学の伝統の中で脈々と受け継がれてきたとても由緒正しい分野の一つである。と、こんなふうに言うと過去の遺物であるかのようだが、実際のところ形而上学は、いまもなお世界中で非常に活発に研究が進められている。そしてそのことには、もちろんそれなりのわけがある。

形而上学は、何と言っても面白いのだ。

形而上学は、一見自明なことのうちに潜んでいるさまざまな問題をえぐり出して、私たちをはっとさせてくれる。しかもその問題は、世界のごく一般的な特徴に関わる壮大なものばかりであり、そうした問題を考えるためであれば、形而上学では想像力と論理の許すかぎり多彩な(ときにSF的な)道具立てがもちだされる。そしてもっとも大事なことは、とりわけ現代の研究ではそうであるように、形而上学の議論が、あくまで明晰かつ厳密な仕方で進められることである。私たちはそうすることで、伝統的な問いや議論を単になぞるだけでなく、自分自身で納得しながら一歩一歩進んでいくことができるのだ。

    ・・・・・・

《もっと読む ワードマップ 現代形而上学 おわりに》

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2014年2月19日 (水)

新刊  饗庭 悟『堂々面接回答 ザ・クール・アンサー』

9784788513730

饗庭 悟 著

堂々面接回答 ザ・クール・アンサー

四六判並製160頁
定価:本体1200円+税
発売日 14.2.25
ISBN 978-4-7885-1373-0

見本出来ました。配本はトーハン24日、ほか21日です。

発売日は26日ごろ(ほか24日)書店に並びます。

弊社がなぜ就活本を出すのか? 正直不思議です。通常、ジャンルの違う本は、担当編集者もいないため、また販売するノウハウもないので正直引き受けることは稀です。

本書を出版するきっかけは饗庭先生からの一通のEメイルからです。そのメールの文面から出版にいたるまでの経緯を書いたら、「自著を出版する方法」といったかなりよい指南になるのではないかと思います。

しかし本書を読みますと、本を出版するよう人に働きかけることと、面接官と何を話すかとはまったく同じなのではないかと私は思いました。この面接回答の「基準」はかなり高いです。多分、45歳、中年真っ只中の私は内定を取れないでしょう。会社の若い人と面接官、学生のロールプレイをしてみましたが、なかなか厳しい。しかし、本書を読んで日常のなかで「回答」を意識して、生きてみようと思いました。ホントですよ(笑   (中山)

あとがき

私の仕事の一部に、就職・転職を希望する若者の話を聞いて、その言わんとするところに最も相応しい言葉を当てるという作業があります。すなわち、若者が提出書類で書く文言や面接で発する言葉を、私が代わりに考えて、的確でカッコイイ表現にしていくのです。

これをズルイことだとあなたは思いますか。
私はこの作業を2つの理由で正当な行為であると考えています。
1つは、私が考えた言葉だとしても、結局その言葉を使う本人がその意味を理解し自分のものにしなければ使えない、という理由です。
当然、私が与える言葉は本人が思いつかない言葉、つまり本人の頭のレベルを超える言葉ですから、その意味を理解してどんな文脈でも使えるようにするためには、必死になってその言葉の意味を考えなければなりません。
すなわち、本人が独力で面接の回答を考えるよりも、頭を使わされるのです。
もう1つの理由は、人の成長・進歩には大なり小なりこのような要素があるというものです。
昔の日本では「論語の素読」といった教育がなされていました。漢文の読み下し文を「し、のたまわく……」と声に出して読み、意味も分からず丸暗記させられるのです。
しかし、丸暗記して声に出しているうちに、だんだんとどういう場面にその言葉が当てはまるのか、どういう会話の流れでその言葉を使うのかが分かってくるも のなのです。そうすると言葉が自分の感覚と一致してくるのです。いわゆる「ピンとくる」状態です。それが、その言葉の意味が分かる、ということです。

    ・・・・・・

《もっと読む 堂々面接回答 ザ・クール・アンサー あとがき》

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2014年2月18日 (火)

紹介 中村桂子編『変わる 生命誌 年刊号Vol.73-76 』、産経新聞、2014年2月16日付

9784788513648

中村桂子 編集

変わる

A5判変型並製273頁・定価:本体1905円+税
発売日 14.1.15
ISBN 978-4-7885-1364-8

の紹介が、産経新聞2014年2月16日付に掲載されました。
掲載紙ご担当者様には深くお礼申し上げます。

新語・流行語大賞候補に急浮上のリケジョ(理系女子)だが、そのはしりの一人が、理学博士である編者。JT生命誌研究館館長として発信している季刊「生命誌」の1年間の内容を、見事な装丁の年刊号にまとめ続けて久しい。20周年でもある今号のテーマはずばり「変わる」。・・・・・・

≫≫≫産経新聞紹介 全文を読む

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2014年2月17日 (月)

書評 『オオカミ少女はいなかった』 讀賣新聞2014年2月16日付 三浦しをん氏紹介

9784788511248

鈴木光太郎著『オオカミ少女はいなかった』

の書籍紹介が、2014年2月16日付讀賣新聞読書欄「ビタミンBOOK」に掲載されました。評者は作家の三浦しをん氏。


・・・・・・だが、心理学に対する警戒心や誤解を、丁寧に解きほぐしてくれる本があった。『オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険』 (鈴木光太郎・新曜社)だ。

たとえば、「オオカミに育てられた少女の知的能力は、ほとんど発達することがなかった」という、もっともらしい「実話」がある。「幼児期や児童期の環境や教育がいかに大切かを如実に示す例として」語られることが多い。

ところが、この話は実際は、オオカミ少女を「発見」し報告した人の捏造なのだそうだ。少なくとも、大幅な脚色がほどこされた話であると、その後の調査や研究で明らかになっている。

・・・・・・ひとの心の謎に迫るため、慎重かつ真摯に実験や調査や研究を積み重なる。心理学の本当の姿、学問としての重要性が、素人の私にもわかりやすく書かれていた。食わず嫌いはやめだ! 眉唾説を見抜けるよう、今後は積極的に心理学の本にかぶりついていこうと決めたのだった。

評者の先生、掲載紙ご担当者の方に厚くお礼申し上げます。

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2014年2月13日 (木)

お知らせ 2014年1月-3月の掘り出し選書

2014年1月-3月の掘り出し選書、書店さんと出版社の組み合わせのお知らせです。

掘り出し選書というのはなにかと申しますと、

「掘り出し選書」は、東京都書店商業組合青年部 が主催しております、書店店頭活性化策のひとつです。
「掘り出し選書」は、10数年以上も前に、同青年部の中野・杉並支部の書店さんで始まりました。当時はTS選書と呼んでいました。その内容は、通常中小書 店には並ばない類の人文書・専門書を、書店さんの90センチ棚一段(30冊から40冊)を使って陳列、いわばアクセントとすることによって店頭を活性化す るという試みです。

棚は3ヶ月間、1出版社が占有し、次の3ヶ月は、また別の出版社の本が並ぶことで、お客さんを飽きさせないように工夫しています。各出版社は自社の顔といえる本を出品しています。

1月から3月の間、下記書店にて、

ミシマ社
トランスビュー
春秋社
七つ森書館
新曜社
アルテス・羽鳥書店
青土社
亜紀書房 の書籍を取り扱っております。

お近くの書店さんに、ぜひお立ち寄りください。

サンブックス浜田山 杉並区浜田山3-30-5 3329-6156 ミシマ社

久我山書店 杉並区久我山3-23-17 3333-3311 トランスビュー 

信愛書店 杉並区西荻南2-24-12 3333-4961 春秋社

秀文堂 杉並区方南町2-13-7 3313-0263  七つ森書館      



江戸川書房 江戸川区松江3-14-7 3651-0271 新曜社

椿書房 江戸川区春江町2-40-1 3676-8131 アルテスパブリッシング羽鳥書店

ブックロード 江東区大島9-3-12 3637-2766 青土社       

吉田書籍部 江東区大島6-30-15 3681-9015  亜紀書房



三弥井書店 港区芝5-26-4 3451-9640  ミシマ社

小川書店 港区南麻布2-13-15 3451-2223 トランスビュー

田村町書房 港区新橋2-1-10 3591-0707 春秋社       

ワタナベ書店 千代田区丸の内1-2-1 3214-1803 七つ森書館



千歳書店 世田谷区船橋1-9-45 3425-1177 新曜社

とみざわ書店 調布市国領町4-48-10 042-482-2964 アルテスパブリッシング羽鳥書店       

王様書房 目黒区祐天寺2-12-19 3711-4447 青土社       

ひまわり書店 世田谷区桜丘2-19-12 3427-8024     亜紀書房          



ダイセイコーBOOKS 北区中里2-1-4 3910-0241  ミシマ社             

文京堂書店 文京区湯島2-29-5 3811-7069 トランスビュー

ブックスページワンイトーヨーカドー赤羽店 北区赤羽西1-7-1-6F 5993-7330 春秋社 

ビーブックス 北区豊島5-4-1-107 3914-1014七つ森書館      



こみや書店 板橋区上板橋3-14-14 3935-0691 新曜社

ブックタウン 板橋区板橋2-64-15 3961-8221 アルテスパブリッシング羽鳥書店      

羽田書店 大田区羽田4-5-1 3741-1817 青土社         

栄文堂書店 大田区南蒲田3-13-11 3742-0970 亜紀書房

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2014年2月 7日 (金)

新刊  日比嘉高『ジャパニーズ・アメリカ』

9784788513693

日比嘉高 著

ジャパニーズ・アメリカ

A5判上製392頁・定価:本体4200円+税
発売日 14.2.20
ISBN 978-4-7885-1369-3

見本出来ました。2月14日配本です。

2月18日ごろ書店に並びます。

あとがき

 本書第5章でも登場した土橋治重に、「詩人」という詩がある(土橋 一九七八)。「桑港の日本人町のブックストアで、少年は室生犀星の詩集『高麗の花』を買った」(同、九二頁)という一文から始まるこの作品は、詩人が、詩人となろうと思ったきっかけを語っている。「室生犀星」も知らず、「高麗」もわからなかった少年に、だが詩集は新しい世界を開いてみせたという。その詩集と少年との関係を、詩の言葉は次のように描く。

調度もないスクールボーイの部屋。

週五ドルで雇われているアメリカ人の家族とも距離は遠い。

その遠い距離の中で少年は詩集を抱いて寝た。

すると詩集は発酵した。(同、九二―三頁) 

 二〇〇二年にロサンゼルスに滞在したとき、私は三〇歳を迎えるところだった。どうにか博士論文を出版にまでこぎ着け、次のテーマを手探りで探しつつあった。米国の日本文学研究の動向と水準が気になっていた。ポストコロニアル的な関心があり北米の日系移民文学を研究テーマに据えようと考え、そして同時に米国における日本文学の研究動向に触れてこようと決めて、在外研究に出た。

    ・・・・・・

《もっと読む ジャパニーズ・アメリカ あとがき》

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2014年2月 6日 (木)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第137号■

2014年2月5日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第137号■

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◇トピックス
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書評

●マーク・フリーマン 著/鈴木聡志 訳『後知恵』 (定価:本体3200円+税)の
紹介が、2月2日、日本経済新聞「読者欄」に掲載されました。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-dc88.html

●中山 元 著『ハンナ・アレント〈世界への愛〉』の書評が、
1月31日号 2014年 週刊読書人に掲載されました。評者は高田宏史氏。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-4f9a.html

●島村恭則 編『引揚者の戦後』 の書評が、図書新聞2014年1月11日号に掲載されました。評者は野上 元氏。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-6ed4.html

●ロイック・ヴァカン 著、田中研之輔・倉島哲・石岡丈昇 訳
『ボディ&ソウル』 の紹介が、12月29日付 日本経済新聞書評欄「回顧2013 私の3冊」に掲載されました。評者は藤島大氏。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-68ee.html

●古田徹也著『それは私がしたことなのか』 が、「朝日新聞」2013/12/29付
「書評委員が選ぶ「今年の3点」」にて紹介されました。評者は萱野稔人氏。
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-fddf.html

イベント

シンポジウムのお知らせ
「早期教育の光と影─英語早期教育は是か非か?─」

日本学術会議・発達心理学分科会企画公開シンポジウム
「早期教育の光と影─英語早期教育は是か非か?─」

日本発達心理学会第25回大会
3月21日(金)10:00~12:00
京大時計台記念館大ホール(500人収容)にて。

「大会行事のご案内」
http://www.jsdp.jp/conf2014/program.html

「早期教育の光と影─英語早期教育は是か非か?─」
http://www.shin-yo-sha.co.jp/pdf/symposium20140321.pdf

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◇近刊情報
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2013年1月中旬発売予定
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『堂々面接回答 ザ・クール・アンサー』
──これでウソをつかなくても内定がとれる!
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饗庭 悟 著
四六判並製160頁・定価1260円(税込)
ISBN 978-4-7885-1373-0 C1030
分野=就職活動

◆就活本史上、もっとも深い回答集!

大阪で就活塾を営む超人気講師アエバ先生が、悩める就活生に、目からウロコ、コロンブスの卵ともいえる、深い深~い模範回答を提示します。就活生の体験、実例を踏まえて書かれた、この回答例を何度も何度も読んで暗記すれば、もうOK! これでウソをつかなくても、堂々と面接を受けられます。そして、自分と相性のある企業に内定が取れます。さらにすばらしいのは、この回答集が、会社にはいってから、社会人になってからも、役に立つことです。まさに社会人になるためのガイドブックといえましょう。それは、アエバ先生の思想が、就活は大人になるための通過儀礼である、という思想に貫かれているからです。就活生以外の方が読まれても、単純に面白いです。

2月中旬発売予定
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『グラウンデッド・セオリー・
 アプローチを用いたデータ収集法』

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戈木クレイグヒル 滋子 編著
A5判並製232頁・定価2205円(税込)
ISBN 978-4-7885-1371-6 C1036
分野=質的研究法・看護学

◆GTAを学ぶ・使う学生・研究者待望の本!

GTA(グラウンデッド・セオリー・アプローチ)は、質的研究の代表的方法として大いに利用されるようになりました。しかしGTAは、単にマニュアルに従ってデータを分析すればよい、というものではありません。良いデータが得られなければ、良い分析はできません。本書は、研究のテーマをどう設定したらよいか、観察やインタビュー、画像データを用いてGTAに適したデータをどう収集したら良いかについて基本から丁寧に解説するとともに、著者のデータ収集トレーニングゼミでの議論を再現しながら、具体的な事例データに基づいて、実践的に勘所が学べるよう工夫されています。GTAを学び・用いる上で必読の本です。

2月下旬発売予定
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『システムの創発と再生』 (仮)
──オートポイエーシスの第五領域
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河本英夫 著
四六判上製424頁・予価4410円(税込)
ISBN 978-4-7885-1370-9 C1010
分野=現代思想・哲学・治療論

◆ひとは事故・障害からいかに立ち直れるか?

ヴァレラ、マトゥラーナに始まる「オートポイエーシス」の思想を日本で主唱してきた著者による新たな展開をめざした本です。システム(人間の身体など)は、しばしば破損し、停滞し、変調をきたします。しかし、自然の脅威、事故、災害などに遭っても、遅々とした歩みではあれ、いつかは再生しえます。行為のさなかにそのつど新たな行為を生みだしていくオートポイエーシス、自己組織化の思想は、行為・実践の哲学であり、このようなリスクに立ち向かうための最適の思想です。本書は、リハビリ、運動理論、舞踏などの現場と交流しつつ書かれたものですが、著者自身の大病克服の経験を踏まえているため説得力に富み、精神医療、治療論、トレーニング論などの多くの分野の方々にも関心を持たれることでしょう。

3月上旬発売予定
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『おさなごころを科学する』
──進化する乳幼児観
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森口佑介 著
四六判並製320頁・予価2940円(税込)
ISBN 978-4-7885-1374-7 C1011
分野=発達心理学

◆心理学は乳幼児理解をどのように進化させてきたか?

乳幼児とは、どのような存在でしょうか。子どもの豊穣な世界や大人との違いについて、教育者だけでなく文学者から哲学者まで、さまざまに述べてきました。しかし、それらは、子どもの心の世界を客観的に検証したものというより、自分の経験や信条の上に立つ見方であったと言えるでしょう。本書は、人間の心を科学的に検討する発達心理学の視点から、乳幼児の心(おさなごころ)が大人の心とどう異なるのかを、研究の歴史的展開を追いながら、見てゆきます。乳幼児研究の基本をわかりやすく解説しながら、最先端の知見も紹介する、乳幼児心理学を学ぶ入門書としても最適です。しかし入門に止まりません。本書
は、乳幼児への見方を一変する読書体験となるかもしれません。

3月上旬発売予定
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『こころが育つ環境をつくる』
──発達心理学からの提言
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子安増生・仲真紀子 編著
四六判並製288頁・予価2415円(税込)
ISBN 978-4-7885-1375-4 C1011
分野=発達心理学

◆現代の日本が、いま、取り組まなければならないこと

本書は一般社団法人日本発達心理学会と日本学術会議の心理学・教育学委員会傘下の発達心理学分科会(委員長・子安増生、副委員長・仲真紀子)の成果です。

生涯にわたる発達をうながす環境をつくるために、私たちがいま、しなければならないこととは? 日本の代表的な発達心理学者12人が、生活者としての視点から今日の日本で緊急に取り組むべき12のテーマ──現代科学技術の負の影響、学力格差、読書、心の回復力、いじめ、自閉症、子どもの証言、早期英語教育、もの語る力、世代継承、超高齢社会、幸福感の向上──を取り上げ、発達心理学の証拠にもとづいていかに対応すべきか、いかなる政策をとるべきかを提言します。日本学術会議での議論から生まれた、発達心理学者からの緊急アピールです。

関連シンポジウムのお知らせ

日本学術会議・発達心理学分科会企画公開シンポジウム
「早期教育の光と影─英語早期教育は是か非か?─」

日本発達心理学会第25回大会
3月21日(金)10:00~12:00
京大時計台記念館大ホール(500人収容)にて。

「大会行事のご案内」
http://www.jsdp.jp/conf2014/program.html

「早期教育の光と影─英語早期教育は是か非か?─」
http://www.shin-yo-sha.co.jp/pdf/symposium20140321.pdf

3月中旬発売予定
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『あたりまえを疑え!』
──臨床教育学入門
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遠藤野ゆり・大塚類 著
四六判並製200頁・予価1890円(税込)
ISBN 978-4-7885-1376-1 C1037
分野=教育学

◆常識に挑戦し、自分の視野を広げるために!

教育の問題を考えるとき、「どのような問題を見るか」と同時に、その問題を「どのように見るか」が重要です。本書は、家族問題、児童虐待、発達障害、時空間感覚、いじめ、自閉症、カウンセリング、不登校、非行、キャリア教育という10の問題を取り上げ、それらを「どのように見るか」にスポットを当てます。まず、私たちが理解している現実を疑います。次には、他者を理解することについて考えます。そして、自分自身を理解する複雑さと不可能性について考えます。すると、今までの問題への見方がずいぶん偏っていて、問題の一部分しか理解していなかったことが見えてきます。家庭や社会、そして学校における教育の課題を見る目を培う、実践的で挑戦的な教育学への招待です。

3月中旬発売予定
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質的心理学フォーラム選書 1
『インタビューという実践』 (仮)
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斎藤清二・山田富秋 編
四六判並製208頁・予価1890円(税込)
ISBN 978-4-7885-1377-8 C1010
分野=質的心理学・心理学研究法

◆良いインタビューとは?

日常の会話とインタビューを分けるものは何でしょうか? インタビューによって、何が可能となるのでしょうか? 本書は、質的研究の実践としてのインタビューとはどのようなものか、どのような困難があるか、インタビューをする人とされる人の関係はどのようなものかをめぐって、日頃インタビューを使用している研究者たちが交わした熱く、かつきわめて実践的な対話の記録です。質的心理学フォーラム選書は、日本質的心理学会の機関誌として2009年から刊行されている『質的心理学フォーラム』での、「執筆者と読者を巻き込む議論の場」から生まれた新シリーズです。第二巻は質的心理学研究の開拓者たちが集結する『物語りと共約幻想』。4月刊行予定です。

3月中旬発売予定
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社会脳シリーズ5
『報酬を期待する脳』 (仮)
──ニューロエコノミックスの新展開
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苧阪直行 編
四六判上製192頁+カラー口絵7頁
予価2310円(税込)
ISBN 978-4-7885-1378-5 C1040
分野=脳科学・心理学・哲学

社会脳シリーズ第5巻の配本です。本巻では脳活動からヒトの経済行動を科学的に眺めます。経済行動の原動力の一つは報酬への期待です。グローバルな世界経済を動かしているのも、実体は人々の報酬期待をめぐる心と心の相互作用です。近年脳研究から、経済理論のモデルで予測される結果と、心理要因がからんだ実際の経済行動とのズレを調べ、一見不合理に見える経済的意思決定を合理的に説明することも可能になってきました。欲しいものを買いたいという心は、経済学に聞くよりヒトの無意識に潜む心のはたらきを扱う心理学、あるいは社会脳科学に聞く方が理にかなっている時代が到来しつつあることを、本書は示唆していると言えるでしょう。

社会脳シリーズ
http://www.shin-yo-sha.co.jp/series/social_brain.htm

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◇奥付
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次回発行は2014年2月下旬を予定しております。

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2014年2月 3日 (月)

紹介 『後知恵』マーク・フリーマン 著/鈴木聡志 訳

9784788513686

マーク・フリーマン 著/鈴木聡志 訳

後知恵

四六判上製296頁・定価:本体3200円+税
発売日 14.1.20
ISBN 978-4-7885-1368-6

の紹介が、2月2日、日本経済新聞「読者欄」に掲載されました。



過去のことを振り返ることで生まれる「後知恵」。予見不可能であったことを可能であったと思いがちな、一般的には否定的にとらえられる思考だ。これを米国の心理学者が分析。後知恵が自身への理解を深め、道徳的生活を形作るのに不可欠だと、効用を強調しているところが興味深い。文章は読みやすくはないが、ホロコーストを生き延びた人々やその2世、さらには自身に関する実例を引き合いに、精緻に検証している・・・・・・。

自分もこういう紹介文を書きたいんですけど、と思うほどのご紹介をいただきました。ご担当者様にはこころよりお礼申し上げます。

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