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2013年11月22日 (金)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第135号■

 

2013年11月21日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第135号■

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◇トピックス
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◆プレスリリース 新曜社、SAGE Publishing と共同出版で提携◆

2013年10月31日 学術書出版社、新曜社と社会科学分野の世界的学術書出版社の一つであるSAGE社は、本日、社会科学分野の日本語版テキストを共同出版するため提携したことを発表させていただきます。

プレスリリース全文(pdfファイル) (13.10.31)


●書評・紹介など

萩原 滋 編『テレビという記憶』(A5判上製264頁・定価2730円)が、日本経済新聞(2013年11月17日付)読書欄「今を読み解く」にて紹介されました。テーマは「テレビ放送の現在と未来」。評者は稲増龍夫氏

「社会史的なテレビ研究ということでは、萩原滋編の『テレビという記憶』も、統計データやインタビュー調査を駆使した労作である・・・・・・」


熊谷高幸著『タテ書きはことばの景色をつくる』
「新文化」2013年10月24日付、「注目! この本」に掲載されました。



稲上 毅 著『ヴェブレンとその時代』の書評が
2013年10月19日付け図書新聞に掲載されました。評者は江頭進氏。



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◇近刊情報
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12月上旬発売予定
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メルヒェン叢書
『「赤ずきん」のフォークロア』 (仮)
――誕生とイニシエーションをめぐる謎
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私市保彦・今井美恵 著
四六判上製256頁・予価2940円(税込)
ISBN 978-4-7885-1362-4 C1090
分野=メルヘン論・文学・現代思想


「赤ずきん」のお話は、とても短いのに、「シンデレラ」と並んで人気があります。しかしこのお話には多くの謎があります。ペローとグリムでは結末が全く違います。一方は狼に食べられてそれっきり、他方は狼が腹をさかれて生き返る。女の子が狼と同衾したり、殺されたおばあさんの血を食べるところなど、童話とは思えない残酷な場面もあります。そもそも女の子の名前「赤ずきん」というのはペローの創案ですが、どこから来たのでしょうか。

本書は、それがフランス各地に伝わる「胞衣に包まれて生まれた子ども」伝承(「禍々しい」被りものに包まれて生まれた子どもだが超能力がある)に由来することを、レヴィ=ストロースの弟子ニコール・ベルモンの説に拠りながら明らかにします。さらに、この話を少女が大人の世界に生まれ変わる通過儀礼の物語とする著者の説と併せて、「赤ずきん」の謎をフォークロアの世界にさぐります。


関連書 メルヒェン叢書

ジャクリーン・ローズ 著/鈴木 晶 訳
『ピーター・パンの場合』

ゲザ・ローハイム 著、アラン・ダンデス 編/鈴木 晶、佐藤知津子 訳
『龍の中の燃える火』


J.マグラザリー 著/鈴木 晶・佐藤知津子 訳
『愛と性のメルヒェン』


ジャック・ザイプス著/鈴木晶・木村慧子訳
『おとぎ話の社会史』





1月上旬発売予定
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『変わる』
――生命誌年刊号 Vol・73ー76
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中村桂子 編/JT生命誌研究館発行 A5判変型並製273頁・定価2000円(税込)
ISBN 978-4-7885-1364-8 C1045
分野=生命科学・科学論


科学は本来変わらないものを求め、普遍的な法則を探ります。生きものにもそれを求め、成果を生んできました。しかし生命は同一性を保ちながら、同時に成長し、姿を変えていきます。「変わらない」と「変わる」が入れ子になっているのが生命です。

今号では、分野を越えた人々の対話と第一線の研究から、さまざまな現象に変と不変の微妙な組み合わせを見出し、「生きる」を考えます。建築を生きものと考える隈研吾氏、気鋭の脳科学者、池谷裕二氏の研究、発生に関わる分子の発見者、浅島誠氏の研究人生など、これまでの常識を問い直す知的刺激に満ちた内容をお楽しみ下さい。




12月中旬発売予定
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『災害・危機と人間』
――発達科学ハンドブック7
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矢守克也・前川あさ美 責任編集 A5判上製320頁・定価3570円(税込)
ISBN 978-4-7885-1365-5 C1011
分野=発達心理学


東日本大震災は私たちの暮らしを根底からゆさぶり、人間の本質や社会のありようを深く考えさせるものでした。多様な災害・危機に、人はどのように対処すべきなのでしょうか?

本書では、自然災害、汚染物質、戦争、虐待といった危機的状況が、個人、家族、社会・文化に与える影響を発達科学の観点から検証し、死と喪失、リスク認知、メディアの役割、ボランティア、復興のプロセスなどのキーワードから、災害時、また支援や防災における人間の行動・発達にアプローチします。事例編では現場へのフィードバックにも役立つ貴重な実例を紹介。理論・方法論と実践的視点から災害社会を生き抜く道を探ります。


発達科学ハンドブック シリーズ既刊



12月中旬発売予定
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『日本人は文化大革命をどう認識したか』 (仮)
――歴史的認識転換における「翻身」の意味
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福岡愛子 著 A5判上製464頁・予価5670円(税込)
ISBN 978-4-7885-1363-1 C1030
分野=中国論・社会学

中国の文化大革命(一九六六年に始まる)は、当初は「魂にふれる革命」として発動され、日本でも多くの関心を呼びました。しかしそれが終結すると、中国共産党の「歴史決議」によって「十年の動乱」として全否定されました。これは中国の若者たちにとってはもちろん悲劇でしたが、文革に共鳴した日本人の心にも大きな傷跡を残しました。

本書は、前著『文化大革命の記憶と忘却』につづいて、「記憶と忘却」の問題系として、文革が日本人にあたえた影響をたどります。文革に共鳴して中国に渡り、運動に参加し、帰国後は「文革礼賛」の発言をし、日中貿易・観光などの活動をしてきた人々。彼らへのインタビューを通して、人々はどのように「変わったか」、あるいは「変わらぬ正しさ」を持ち続けたかを問い、「変節」や「転向」としてネガティヴにしか語られてこなかったこの間の事情を「翻身」という鍵概念で掬い取ろうとする意欲的な力作です。これは福島原発事故をめぐっても通用する問題意識といえましょう。


福岡愛子 著『文化大革命の記憶と忘却』 大平賞受賞作



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◇編集後記

・弊社、7月8日より引っ越しいたしました。
千代田区神田神保町3-9 第一丸三ビル3階
電話、ファックス変更ございません。ようやくグーグルの地図に登録されました。
(その顛末など)


・2013年ドイツ映画賞・主演作品賞を受賞した映画、「ハンナ・アーレント」
が10月26日より岩波ホールで公開されています(全国順次公開)。
映画はかなりの人気で連日、長蛇の列とのこと。

http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/1026-6b9f.html

あまりの人気でリンク先に書きました、学生さん向けの支援プログラム「映画
館で映画を観よう」はすでに、完了してしまったようです。

みすず書房さんから『アイヒマン論争』『反ユダヤ主義』も9月に刊行されて
おり、弊社では彼女の思想と生涯を浮き彫りにした力作『ハンナ・アレント
〈世界への愛〉』(中山元著 定価5985円 10月刊)を刊行いたしました。
映画をまじえて盛り上がってくれれば、うれしい(願望)。

映画、12月13日までとのこと。夜の部が空いてきたということなので、そろそ
ろ寄ってみようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。        (中山)

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