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2013年10月

2013年10月31日 (木)

プレスリリース 新曜社 SAGE社 社会科学分野テキストの共同出版にて提携




                                   プレスリリース

                              発信者
                              代表取締役社長 塩浦 暲
                              株式会社 新曜社
                              〒101-0051
                                                                  東京都千代田区神保町 3-9
                                                                 TEL 03-3264-4978
                                                                 FAX 03-3264-8959
                                                                  shioura@shin-yo-sha.co.jp

学術書出版社、新曜社とSAGE社が、社会科学分野におけるテキストの共同出版で提携


2013年10月31日――学術書出版社、新曜社と社会科学分野の世界的学術書出版社の一つであるSAGE社は、本日、社会科学分野の日本語版テキストを共同出版するため提携したことを発表させていただきます。社会科学分野のテキストへの要請がますます高まるなか、この提携によって重要な英文研究法関連書籍が日本語で提供され、勉学者に役立つと期待されます。


新曜社とSAGE社は、指導的な著者・研究者による社会科学分野の各種テキストを共同出版してゆきます。まず学生・大学院生向けの研究方法論のテキスト群、具体的には「SAGE質的研究法キット」から出発しますが、より広範に亘る社会科学分野のテキストに拡大することを視野に入れています。従来形態の書籍に加え、両社は、将来、電子書籍のマーケットにおける展開に向けても共同して取り組んで行きたいと考えております。


SAGE社アジア太平洋地域の最高責任者であるポール・エヴァンス氏は、「出版におけるSAGE社の中核的な使命は、質の高い教材を提供することにあります。2006年にアジア太平洋地域に進出して以来、SAGE社は多くの国々との新しい出版提携を通してめざましい成果を挙げ、それぞれの言語で研究法を学べるよう支援してきました。数年来、日本における社会科学書に対する興味は急速に高まっていますが、これらの本を読む上で言語の壁は、しばしば学生にも大学院生にも大きな問題です。」と指摘し、「そのため新曜社と提携し、日本の読者が日本語で社会科学の研究書を読めるようになることを、たいへん嬉しく思っています。新曜社はその質の高い出版によって日本で高い評価を得ており、出版社としての価値観と出版への姿勢においても共通するところの大変多い出版社です。新曜社の強力な編集チームと協働し、長く良い関係を築きたいと願っています。」と述べております。


新曜社としても、世界的な社会科学書出版社の一つであるSAGE社と共に、日本語で世界の中核的な社会科学書を共同出版する運びとなったことを大変嬉しく思っております。SAGE社はすばらしいパートナーであり、出版社としての価値観が互いに大変近く、従来の書籍、およびこれからの電子書籍に対する考え方も多々共通するところがあります。社会科学分野の教材への要請がますます高まる中、この提携は両社にとって次の段階に発展するための、よい機会となると考えております。
   

   
****
   

   
SAGE社は、学術、教育、専門家向けの雑誌、書籍、電子出版の世界的出版社。1965年の創立以来、SAGE社はビジネス、人間学、社会科学、科学、技術、医学を含む幅広い分野において、世界中の学者、実務家、研究者、学生に情報を伝え教育するために活動してきた。ロサンジェルス、ロンドン、ニューデリー、シンガポール、ワシントンDCに各本社がある。
www.sagepublications.com
   

   
新曜社は1969年創立。学生、大学院生、研究者のための日本の主要学術書出版社の一つ。その出版活動は、文学、哲学、心理学、社会学を含む人間学、人間科学の幅広い分野に及び、多くの各賞受賞図書を出版してきたことで知られる。本社は東京。
www.shin-yo-sha.co.jp

Sage_shinyosha


図書新聞 2013年11月16日付 記事より

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2013年10月29日 (火)

新刊 ヒュー・カニンガム『概説子ども観の社会史』

9784788513617

ヒュー・カニンガム 著/北本正章 訳

概説子ども観の社会史

四六判上製432・定価5000円+税
発売日 13.11.3
ISBN 978-4-7885-1361-7

見本出来ました。11月1日配本です。

11月6日ごろ書店に並びます。

第二版への序文

本書の初版〔一九九五年〕以降、西洋世界ですでに高まっていた子ども期についての懸念は、この一〇年でさらに高まりました。貧困状態の子ども、家庭や施設 での子どもの虐待、新しい情報メディアの悪影響、さらには(もはや安全ではなくなった)家庭と学校の外で子どもが遭遇する危険な出来事など、懸念は多岐に 及びます。こうした懸念に対して、各国政府はいくつか対処しようとしています。たとえばイギリスでは、歴史上初めて「子ども省」(Ministry for Children)を設けました。さらに広範なものとして、一九八九年に国連で開催された「子どもの権利に関する代表者会議」の推進を反映して、子どもは 多くを語らないが、彼らが語るべき事柄は大人が語るよりも重要かもしれないという認識も広まっています。

 歴史家の研究課題は、多くの点でこうした懸念や革新を反映します。歴史研究の目的は、現代の関心事と発展に歴史的な文脈を与えることにあるからです。貧困 統計において、いつも子どもは大きな位置を占めていたのか?子どもへの性的虐待は目新しい現象なのか、それともこれまでいつもおこなわれていたのか?大人たちは、初期のメディア革新が子どもに及ぼす悪影響に、どのような公的対策を講じたのか?子どもの権利という観念は、歴史のなかでどのように発展し てきたのか?わたしは、この第二版を準備するなかで、新たに書き加えるべきこうした論点を明らかにしようとしました。その大部分は、子どもとその家族の 親密圏と、国家やボランタリー組織の公共圏の境界における子どもとその家族に関係しています。

    ・・・・・・

《もっと読む 概説子ども観の社会史 第二版への序文》

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2013年10月25日 (金)

書評 稲上 毅 著『ヴェブレンとその時代』

9784788513402

稲上 毅 著

ヴェブレンとその時代

A5判上製704頁・定価6720円
発売日 13.6.28
ISBN 978-4-7885-1340-2

の書評が2013年10月19日付け図書新聞に掲載されました。
評者は江頭進氏。

評者の先生、掲載紙ご担当者に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

ソーステイン・ヴェブレンは特異な経済学者である。彼の議論はオリジナリティが強く、誰にも似ていない。ダーウィン、歴史学派、プラグマティズム、カント、ヒュームなど多くの先達から影響を受けているようで、実は誰の議論を継いだわけでもない。学史家なら誰でも感じる、19世紀の知的潮流におけるヴェブレンの位置づけの難しさに、詳細な文献研究と先行研究の批判に基づいて正面から挑んだのがこの本である。

本書は、ヴェブレンの人生および研究生活をだどる形で構成されている。ヴェブレンの私生活や学生生活の知的環境を一つずつたどり、主要著作にかんしてはその刊行の前後の私信などを読み解くことで、彼が主張にたどり着いた道筋が明らかにされていく。

ヴェブレン評伝の古典であったドーフマンの著作の正誤の検証が全編を通じておこなわれている。これまで手つかずであったヴェブレンと周辺の書簡や資料がふんだんに使用され、ヴェブレンの生涯がつまびらかにされる。本書は、他の研究のような個々の概念の集中的な分析を行っているわけではないが、ヴェブレンの思考をたどることができるという点で得るところが多い。・・・・・・

本書では、『営利企業の理論』(1904年)以降のヴェブレンを本格的に取りあげている。ヴェブレンの著作のうち有名な『有閑階級の理論』(1889年)と『営利企業の理論』は比較的よく読まれてきた。しかし、その後の『制作者本能』(1914年)、『帝政ドイツと産業革命』(1915年)、『平和論』(1917年)は、専門の研究者以外に読まれることはほとんどないし、「資本の本質について」(1919年)になると研究を見かけることもない。だが、これらの著作は、ヴェブレンの進化論的経済学の到達点であり、本来は現代の進化経済学者がもっと注目してもいいはずのものである。・・・・・・

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2013年10月24日 (木)

映画「ハンナ・アーレント」 岩波ホール 10月26日(土)より

10月26日(土)より神田神保町・岩波ホールにて映画「ハンナ・アーレント」のロードショーが公開されます。

岩波ホールのサイトをみますと、http://www.iwanami-hall.com/contents/top.html

ちょうどいま高野悦子さんの追悼上映をやっていまして、明日までの「ローザ・ルクセンブルグ」見るなら今日しかないと逡巡しているところです。

さて、ちょうど「ハンナ・アーレント」から、
学生さん向けの支援プログラムとしてヨーロッパシネマズの助成で
「映画館で映画を観よう」プログラムをやるそうです。

詳しくはこちら→
http://www.iwanami-hall.com/contents/grant.html

なんと

学生特別割引料金1200円(月曜学割として実施している価格)のうち
 ヨーロッパシネマズより700円が助成されます    →自己負担は500円

とのこと。すごい、素晴らしい試みです、ヨーロッパシネマズ。

ゼミ単位・クラス単位での申し込みが必要なようですが、ぜひこの機会に神保町で映画をみていただきたいものです。

あとすみません、この「ハンナ・アーレント」、全国でも公開されます。
愛知 名古屋シネマテーク 11/23(土)より
大阪 梅田ガーデンシネマ 11/23(土)より
京都 京都シネマ  11/30(土)より
福岡 KBCシネマ   12/14(土)より
兵庫 シネ・リーブル神戸 12/21(土)より
北海道 シアターキノ  12/21(土)より
広島 サロンシネマ  12/21(土)より
三重 進富座   12/28(土)より
秋田 秋田フォーラス・シネマパレ 2014年1/25(土)より
岡山 シネマ・クレール  2014年1/25(土)より
新潟 シネ・ウインド  近日
長野 松本シネマセレクト 近日
石川 シネモンド  近日
鹿児島 ガーデンズシネマ 近日

くわしくは映画「ハンナ・アーレント」のサイトで http://www.cetera.co.jp/h_arendt/
 

というわけで最後に、映画を観た後はぜひ本と遊んでください。みすず書房さんからもアーレント著作のすごい本がでましたし。
弊社にもこんな書籍が出ましたと、ちょっぴり宣伝。

9784788513419

中山 元 著

ハンナ・アレント〈世界への愛〉

A5判上製520頁・定価5985円
発売日 13.10.25
ISBN 978-4-7885-1341-9

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2013年10月21日 (月)

新刊 田中雅史『幻滅からの創造』

9784788513600

田中雅史 著

幻滅からの創造

四六判上製314頁・定価3570円
発売日 13.10.25
ISBN 978-4-7885-1360-0

見本出来ました。10月24日配本です。

10月28日ごろ書店に並びます。

あとがき

 この本はこれまで何年にもわたって私が考えてきた、前エディプス期の精神分析理論を使った文学作品の分析についてまとめたものである。

私はもともとイギリス・ロマン派の自然観の影響を、明治以降の日本文学のなかにたどるという研究から出発した。そこから、独自の無意識観をもとに幻想的な 作品を書く萩原朔太郎、夢野久作、安部公房などの作家を研究するようになった。この本で素描したような方法を使うきっかけになったのは、村上春樹の『ねじ まき鳥クロニクル』を読んだことである。グイグイ引きこまれながらもなかなか進展しないストーリーにとまどったが、描かれている内容がウィニコット、対象 関係論、自己心理学などを強く連想させるものだったので、そうした理論を使えばこの暗示的な作品の解釈が相当に進むのではないかと考えた。

    ・・・・・・

《もっと読む 幻滅からの創造 あとがき》

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2013年10月16日 (水)

掘り出し選書 2013年10月―12月

2013年10月12月の掘り出し選書、書店さんと出版社の組み合わせのお知らせです。

「掘り出し選書」は、東京都書店商業組合青年部が主催しております、書店店頭活性化策のひとつです。
「掘り出し選書」は、10数年以上も前に、同青年部の中野・杉並支部の書店さんで始まりました。当時はTS選書と呼んでいました。その内容は、通常中小書 店には並ばない類の人文書・専門書を、書店さんの90センチ棚一段(30冊から40冊)を使って陳列、いわばアクセントとすることによって店頭を活性化す るという試みです。

棚は3ヶ月間、1出版社が占有し、次の3ヶ月は、また別の出版社の本が並ぶことで、お客さんを飽きさせないように工夫しています。各出版社は自社の顔といえる本を出品しています。

10月から12月の間、下記書店にて、各出版社の書籍を取り扱っております
お近くの書店さんがございましたら、ぜひお立ち寄りください。

10月から12月の間、下記書店にて、各出版社の書籍を取り扱っております お近くの書店さんがございましたら、ぜひお立ち寄りください。


サンブックス浜田山 杉並区浜田山3-30-5 3329-6156 トランスビュー

久我山書店 杉並区久我山3-23-17 3333-3311 春秋社

信愛書店 杉並区西荻南2-24-12 3333-4961 七つ森書館

秀文堂 杉並区方南町2-13-7 3313-0263 ミシマ社

江戸川書房 江戸川区松江3-14-7 3651-0271 アルテスパブリッシング羽鳥書店



椿書房 江戸川区春江町2-40-1 3676-8131 青土社

ブックロード 江東区大島9-3-12 3637-2766 亜紀書房

吉田書籍部 江東区大島6-30-15 3681-9015 新曜社

三弥井書店 港区芝5-26-4 3451-9640 トランスビュー

小川書店 港区南麻布2-13-15 3451-2223 春秋社

田村町書房 港区新橋2-1-10 3591-0707 七つ森書館

ワタナベ書店 千代田区丸の内1-2-1 3214-1803 ミシマ社

千歳書店 世田谷区船橋1-9-45 3425-1177 アルテスパブリッシング羽鳥書店

とみざわ書店 調布市国領町4-48-10 042-482-2964 青土社

王様書房 目黒区祐天寺2-12-19 3711-4447 亜紀書房

ひまわり書店 世田谷区桜丘2-19-12 3427-8024 新曜社

ダイセイコーBOOKS 北区中里2-1-4 3910-0241 トランスビュー

文京堂書店 文京区湯島2-29-5 3811-7069 春秋社

ブックスページワンイトーヨーカドー赤羽店 北区赤羽西1-7-1-6F 5993-7330 七つ森書館

ビーブックス 北区豊島5-4-1-107 3914-1014 ミシマ社

こみや書店 板橋区上板橋3-14-14 3935-0691 アルテスパブリッシング羽鳥書店

ブックタウン 板橋区板橋2-64-15 3961-8221 青土社

羽田書店 大田区羽田4-5-1 3741-1817 亜紀書房

栄文堂書店 大田区南蒲田3-13-11 3742-0970 新曜社

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2013年10月15日 (火)

新刊 中山 元『ハンナ・アレント〈世界への愛〉』

9784788513419

中山 元 著

ハンナ・アレント〈世界への愛〉

A5判上製520頁・定価5985円
発売日 13.10.25
ISBN 978-4-7885-1341-9

見本出来ました。10月18日配本です。

10月22日ごろ書店に並びます。

あとがき

  本書は、タイトル『ハンナ・アレント〈世界への愛〉――その思想と生涯』からお分かりのように、アレントの「アモール・ムンディ」(世界への愛)と公共性の思想を軸に、アレントの思想と生涯を追跡したものである。

 第一部では、アレントが魅惑されたギリシア古代のポリスにおける市民の公的な活動が、その後のプラトンとキケロ、アウグスティヌス、マキアヴェッリにお いて公共的な善の思想としてどのように展開されていったかを、アレントとともに追跡した。さらに無世界的なキリスト教の思想が、西洋の政治思想の伝統をど のように作り上げていったかを考察するアレントの思考の道筋をたどった。そしてアレントがホッブズに始まる近代の哲学とマルクスの労働の哲学にどのように 問題点をみいだしていったか、また反ユダヤ主義、ナショナリズム、全体主義の問題点をどのように暴いていったかを考察した。

    ・・・・・・

《もっと読む ハンナ・アレント〈世界への愛〉 あとがき》

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2013年10月11日 (金)

第23回神保町ブックフェスティバル、第3回 神田カレーグランプリ

毎年秋、恒例の神保町ブックフェスティバルも今年で、第23回を数えます。

今年は
11月2日(土)から4日(月・祝)まで

3日間!すずらん通り、さくら通りにて開催されます。例年と同じくたくさんのイベントが開催されます。

第54回 東京名物神田古本まつりは10月26日から11月4日まで行われます。
詳細はコチラ

BOOKTOWNじんぼう http://jimbou.info/news/furuhon_fes_index.html

さらに今年で3回目ですが、すでに大人気のイベントとなりました
「神田カレーグランプリ」
2013年11月2日から4日 神田 小川広場 神田スポーツ祭り2013 会場内にて
開催されます。出場店も決定いたしました・

詳細はコチラ http://kanda-curry.com/

おととしの優勝はボンディ、昨年の優勝はマンダラ。二年連続の準優勝はシディーク。
今年の優勝のゆくえは!?

と、カレーに熱くなって申しわけございません。
ちなみに新曜社は、すみません、神保町ブックフェスティバルには参加しませ
ん。いやあ参加申込書がいつからか送られてこなくなってしまったんですよね。
まあ出展社も多くなりましたしね。

というわけで、弊社、こちらに出展します。

2013年10月26日(土)と27日(日)
「本の楽市@高円寺フェス2013

高円寺フェス2013 詳細 http://koenjifes.jp/index.html

昨年はじめて参加したのですが、高円寺駅前など盛況でたいへん面白かったです。
書籍販売をめあてに来た方はどのくらいいたのでしょうか? 弊社の本を知っているという方と神保町のラーメン屋さんの話で盛り上がったのも、よい思い出です。

座・高円寺の地下2階(昨年は)にて開催されます。

昨年の模様 http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/2012-36b2.html

どうぞお立ち寄りください。

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2013年10月10日 (木)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第134号■

2013年10月10日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第134号■

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◇トピックス
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●お知らせ

弊社、7月8日より引っ越しいたしました。
千代田区神田神保町3-9 第一丸三ビル3階
電話、ファックス変更ございません。

●書評
古田徹也著『それは私がしたことなのか』 定価2520円
の紹介が「北國新聞」「山梨日々新聞」ほかに2013/9/8付けにて掲載されまし
た。

「交通事故を起こし「君のせいではない」と慰められたとする。その言葉通り
に何事もなかったかのように振る舞えば、周りは不信を抱くだろう。意図しな
いで起こることと、意図的に行うことの違いは何か。誰にでも分かる哲学書を
目指す本書は、「行為とは何か」を多様な角度から考え哲学という営みの意義
を伝える。行為の意図や意図的な行為、行為の全体像を考察。自分がしたこと
への後悔や、当事者が追う「傷」を受け止めつつ、公平な視点を取り入れて論
点を探る倫理学へと導く」

http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-fddf.html

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◇近刊情報
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10月中旬発売予定
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幻滅からの創造
──現代文学と〈母親〉からの分離
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田中雅史 著
四六判上製314頁・定価3570円(税込)
ISBN 978-4-7885-1360-0 C1095
分野=日本文学・心理学

現代の日本文学には、主人公の心の闇は影の部分を描いたファンタジーが多く、
人気もあります。宮部みゆき、村上春樹、梨木香歩など、心の深い部分を掘り
下げるタイプの作家たちです。本書は、宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー』、
村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、梨木香歩『裏庭』、
松本大洋『鉄コン筋クリート』、長野まゆみ『少年アリス』などの作品を取り
上げて、クライン、ウィニコット、クリステヴァなどの前エディプス期の精神
分析理論によって、かれらの作品の真の意味に迫ろうとします。主人公が〈母
親〉からの分離による「幻滅」を経て、いかに世界のもつ意味を新たに創造し
ていくかを描いているというのですが、フロイト、ユングなどとはまた違った
分析で、現代文学に「新しい読み」を拓く気鋭の意欲作といえましょう。
(著者は甲南大学文学部教授)

11月上旬発売予定
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概説子ども観の社会史(仮題)
──ヨーロッパとアメリカにみる教育・福祉・国家
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ヒュー・カニンガム 著/北本正章 訳
四六判上製432頁・予価5460円(税込)
ISBN 978-4-7885-1361-7 C3022
分野=教育・ヨーロッパ史

子どもは大人社会を映し出す鏡とされるために、子ども自身の歴史は書かれた
ことがありません。本書はアリエス「子どもの誕生」が巻き起こした論争をふ
まえてヨーロッパのルネッサンスから現代までの子ども観の変遷(ロック、ル
ソーからフロイトまで)を、人口、医療、育児、家族、学校、労働等の実態と
照らし合わせながら、壮大なスケールで描きます。とくに子どもの虐待・遺棄
・酷使に対抗して様々な保護・救済策が立てられ、現在の福祉国家へつながっ
たこと、親の愛や子どもの死への悲しみは今も昔も変わりないことを強調して
います。普遍的な子ども理解を導く待望の概説書です。著者はイギリス児童福
祉学の大家、訳者は青山学院大学文学部教授(教育史)。

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