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2013年9月

2013年9月30日 (月)

新刊 サンドラ・レイガン他 『緩和ケアのコミュニケーション』

9784788513563

サンドラ・レイガン他 著/改田明子 訳

緩和ケアのコミュニケーション

四六判上製336頁・定価3780円
発売日 13.10.1
ISBN 978-4-7885-1356-3

見本出来ました。10月3日配本です。

10月7日ごろ書店に並びます。

まえがき

 膨大な数の人々が、望んでいると言われているに方とは矛盾した仕方で亡くなっている。最近の米国医学会誌(2004)の論文が証明するように、亡くなりゆくアメリカ人は、医療者と侵襲的な医療機器に囲まれてではなく、家庭で愛する人々に囲まれて、痛みはなく、安らかに亡くなり、身辺整理もして彼らの最後の望みを伝え、自らの人生ストーリーを語り尽くすための贅沢な時間をもって死にたいと望んでいる。それなのに実際には不適切な疼痛管理を受け、医師からの情緒的なサポートはほとんどなく、コミュニケーションは乏しい。

 本書の使命は、進行した重篤な病い、そして終末期の病いにおけるコミュニケーションの複雑性を描き出すこと、そして最も無防備な、人生の重大時期にあるほとんどの人が医療システムで扱われている現状への解毒剤として、緩和ケア、すなわち患者の病気を治すのではなく、患者の苦しみを和らげるために設計された医療ケアを提案することである。私たちは、重篤な病いを抱える患者や終末期の患者と医師や介護者、家族の間のコミュニケーションを覆い、特徴づけている、現在支配的な生物医学モデルに挑戦し、それとは異なる緩和ケアのコミュニケーション患者の苦しみ、そして患者が経験するであろう多様な(身体的、心理的、社会的、スピリチュアルな)痛みを理解し、軽減しようとする患者中心アプローチを主張する。

    ・・・・・・

《もっと読む 緩和ケアのコミュニケーション まえがき》

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2013年9月26日 (木)

新刊 熊谷高幸 『タテ書きはことばの景色をつくる』

9784788513570

熊谷高幸 著

タテ書きはことばの景色をつくる

四六判並製184頁・定価1995円
発売日 13.10.3
ISBN 978-4-7885-1357-0

見本出来ました。10月2日配本です。

10月4日ごろ書店に並びます。

はじめに

 もう四〇年以上も前のことだ。ある高校文芸部の部室に一人の女子生徒が自作の詩をもち込んできて、こんなことを言った。初めてヨコ書きで詩を書いてみた のだけれど、おかしなものになってしまった。読み返してみると、一行一行はインパクトがあるのに、他の行が次々に消えていってしまい、自分の書いた詩の全 体が見えなくなってしまった。まるで重力で押しつぶされてしまったみたいだ、と。

 そこにいた数人が、その詩をのぞきこみ、そういえばそんな気がする、とつぶやいた。そして、その生徒がいなくなると、あの子は理系志望だからあんなこと を言うのだと誰かが言った。そして、話はそれで終わってしまった。その女子生徒がどんな名で、どんな顔をしていたかも憶えていない。また、そのとき見た詩 の内容についても忘れてしまった。

 その春、私は、その高校に入り、文芸部に入部した。新入部員は男三人で、一年上にかなり多くの女子部員がいて部室を出入りしていた。当の女子生徒はその 中の一人だったのだろう。その頃の私は文学好きで、詩やエッセイや小説らしきものを書き始めていた。もちろん、それらはすべてタテ書きだった。

 しかし、その後、私の関心は徐々に文学から心理学へと移っていった。それと同時に、読むものも書くものも、だんだんタテ書きからヨコ書きへと移っていったのである。けれども、ヨコ書きの詩について語った女子高校生のことばだけは何度も心の中で反復されていた。

    ・・・・・・

《もっと読む タテ書きはことばの景色をつくる はじめに》

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2013年9月25日 (水)

第2回「公認モチベーション・マネジャー」Basic資格認定試験実施日決定

第2回「公認モチベーション・マネジャー」Basic資格
認定試験の実施日が決定いたしました。!

2013年11月~12月にかけて実施致します。
今回は、東京・大阪・名古屋・福岡の全国4拠点にて実施致します。

■東京会場  11月10日(日)
■名古屋会場 11月17日(日)
■大阪会場 11月24日(日)
■福岡会場 12月1日(日)

》》》試験申込み・会場ほか 詳細はこちらから

試験実施にあたりまして下記試験会場近辺の書店様におきまして、ビジネス書、または資格書、あるいはレジ前にて、ポスターとリーフレットを設置させていただきました。ぜひお立ち寄りください。(丸善様、ジュンク堂様、文教堂様が9/24、紀伊國屋様が9/26から1か月間実施します。

2013・9・24より----------------------

ジュンク堂書店 池袋本店 
ジュンク堂書店 名古屋店
ジュンク堂書店 ロフト名古屋店
MARUZEN 名古屋栄店
ジュンク堂書店 大阪本店
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
ジュンク堂書店 天満橋店 
ジュンク堂書店 難波店
ジュンク堂書店 千日前店
ジュンク堂書店 福岡店
MARUZEN 博多店


文教堂書店 市ヶ谷店
文教堂書店 浜松町店
文教堂書店 カレッタ汐留店


2013・9・26より----------------------

紀伊國屋書店 新宿本店
紀伊國屋書店 新宿南店
紀伊國屋書店 渋谷店
紀伊國屋書店 横浜店
紀伊國屋書店 北千住店
紀伊國屋書店 梅田本店
紀伊國屋書店 福岡本店




9784788513082

一般社団法人モチベーション・マネジメント協会 編
公認モチベーション・マネジャー資格 BASIC TEXT

A5判並製192頁・定価1995円
発売日 12.10.30
ISBN 978-4-7885-1308-2

モチベーション・マネジメント協会ウェブサイト

 

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2013年9月19日 (木)

書評 古田徹也 著『それは私がしたことなのか』

9784788513440

古田徹也 著
それは私がしたことなのか

四六判280頁・定価2520円
発売日 13.8.2
ISBN 978-4-7885-1344-0

の紹介が「北國新聞」「山梨日々新聞」ほかに2013/9/8付けにて掲載されました。

交通事故を起こし「君のせいではない」と慰められたとする。その言葉通りに何事もなかったかのように振る舞えば、周りは不信を抱くだろう。

意図しないで起こることと、意図的に行うことの違いは何か。誰にでも分かる哲学書を目指す本書は、「行為とは何か」を多様な角度から考え哲学という営みの意義を伝える。

行為の意図や意図的な行為、行為の全体像を考察。自分がしたことへの後悔や、当事者が追う「傷」を受け止めつつ、公平な視点を取り入れて論点を探る倫理学へと導く

掲載紙ご担当者さまに心よりお礼申し上げます。ありがとうございます。

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2013年9月18日 (水)

書評 村上宣寛『ハイキング・ハンドブック』@岳人 2013年9月号

9784788513389

村上宣寛 著

ハイキング・ハンドブック

四六判並製320頁・定価2730円
発売日 13.6.4
ISBN 978-4-7885-1338-9

の紹介が、「岳人」9月号/2013年に掲載されました。

・・・・・・「準備」「歩く装置」「荷物を背負う」「着る」「夜を過ごす」「何を食べるべきか」「清潔に」「危険に対処する」「なぜ歩くのか」の9章で構成。経験に基づいた検証と考察は、細部にまで及ぶこれまでに類を見ない内容となっている。マメを防ぐ方法や水の無毒化、JMT(ジョン・ミューア・トレイル)パンと名付けた自家製パンのレシピのほか、参考になる記述が多く載っている。初心者から海外のトレイルに出かける熟練者まで、広く読んでほしい1冊。

村上先生この夏の旅はこちらで CompleteWalker

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2013年9月17日 (火)

書評 稲上 毅 著『ヴェブレンとその時代』

9784788513402
稲上 毅 著

ヴェブレンとその時代

A5判上製704頁・定価6720円
発売日 13.6.28
ISBN 978-4-7885-1340-2

の書評が2013年9月15日付け毎日新聞に掲載されました。

・・・・・・冷戦後に活発化した最新の研究を押さえ、手紙や著作への書評まで精密に知らべ上げて、決定版とされてきたドーフマンの『ヴェブレン』を書き換える野心作である。幼少時にノルウェー移民の実家が貧困に喘いだといった説が誤りであることや、カントやC.パースを踏まえた習慣の累積的変化論が生涯に通底すること、晩年の『不在所有制』が重要であることの指摘は説得的だ。・・・・・・

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2013年9月13日 (金)

2013年―2014年 掘り出し選書 はじまっております

2013年―2014年の掘り出し選書のお知らせです。

掘り出し選書のご紹介です。

「掘り出し選書」は、東京都書店商業組合青年部が主催しております、書店店頭活性化策のひとつです。
「掘り出し選書」は、10数年以上も前に、同青年部の中野・杉並支部の書店さんで始まりました。当時はTS選書と呼んでいました。その内容は、通常中小書 店には並ばない類の人文書・専門書を、書店さんの90センチ棚一段(30冊から40冊)を使って陳列、いわばアクセントとすることによって店頭を活性化す るという試みです。

棚は3ヶ月間、1出版社が占有し、次の3ヶ月は、また別の出版社の本が並ぶことで、お客さんを飽きさせないように工夫しています。各出版社は自社の顔といえる本を出品しています。

7月から9月の間、下記書店にて、各出版社の書籍を取り扱っております
お近くの書店さんがございましたら、ぜひお立ち寄りください。


サンブックス浜田山 杉並区浜田山3-30-5 3329-6156 春秋社

久我山書店 杉並区久我山3-23-17 3333-3311 七つ森書館

信愛書店 杉並区西荻南2-24-12 3333-4961 ミシマ社

秀文堂 杉並区方南町2-13-7 3313-0263 トランスビュー

江戸川書房 江戸川区松江3-14-7 3651-0271 青土社

椿書房 江戸川区春江町2-40-1 3676-8131 亜紀書房

ブックロード 江東区大島9-3-12 3637-2766 新曜社

吉田書籍部 江東区大島6-30-15 3681-9015 アルテスパブリッシング羽鳥書店

三弥井書店 港区芝5-26-4 3451-9640 春秋社

小川書店 港区南麻布2-13-15 3451-2223 七つ森書館

田村町書房 港区新橋2-1-10 3591-0707 ミシマ社

ワタナベ書店 千代田区丸の内1-2-1 3214-1803 トランスビュー

千歳書店 世田谷区船橋1-9-45 3425-1177 青土社

とみざわ書店 調布市国領町4-48-10 042-482-2964 亜紀書房

王様書房 目黒区祐天寺2-12-19 3711-4447 新曜社

ひまわり書店 世田谷区桜丘2-19-12 3427-8024 アルテスパブリッシング羽鳥書店

ダイセイコーBOOKS 北区中里2-1-4 3910-0241 春秋社

文京堂書店 文京区湯島2-29-5 3811-7069 七つ森書館

ブックスページワンイトーヨーカドー赤羽店 北区赤羽西1-7-1-6F 5993-7330 ミシマ社

ビーブックス 北区豊島5-4-1-107 3914-1014 トランスビュー

こみや書店 板橋区上板橋3-14-14 3935-0691 青土社

ブックタウン 板橋区板橋2-64-15 3961-8221 亜紀書房

羽田書店 大田区羽田4-5-1 3741-1817 新曜社

栄文堂書店 大田区南蒲田3-13-11 3742-0970 アルテスパブリッシング羽鳥書店

 

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2013年9月10日 (火)

新刊 苧阪直行 『美しさと共感を生む脳』

9784788513587

苧阪直行 編

美しさと共感を生む脳

四六判上製192頁+カラー口絵6頁・定価2310円
発売日 13.9.15
ISBN 978-4-7885-1358-7

見本出来ました。9月13日配本です。

9月17日ごろ書店に並びます。

 美しさは社会脳研究でとくに興味ある研究テーマである。というのも、われわれは常に美しさを求めて、美術作品や自然の風景を眺め、さらに身近なところで は顔、姿や立ち振る舞いの美しさを通して快い感情をもつことができるからである。本シリーズ第4巻「美しさと共感を生む脳─神経美学からみた芸術」では、 美しさの脳内表現について考える。

 われわれは、なぜ美しさに引かれるのであろうか?

 そして、美しさを感じることにかかわる脳の活動とはどのようなものであろうか?

 さらに、美しさは対 象を受動的に見たり聞いたりすることからはじまるのか?

 あるいは対象を能動的かつ創造的にとらえる心のはたらきとかかわるのであろうか?

 美しさを感じる心のはたらきが、さまざまな脳の領域の活動とかかわることが最近わかってきた。近年、社会脳の研究が広がりをみせるにつれて、従来の認知神経科学では取 り組むことが困難だった美しさや、それとかかわる共感や感動などを、哲学的ではなく生物学的な立場から探る研究がはじまったのである (Rentschler et al. 1988; 岩田 1997)。

 美しさ(あるいは醜さ)をどうとらえるかは、観念論と経験論をそれぞれ源流とする哲学、とくに美学上のテーマであった。たとえば、古代ギリシアでは、美 を観念的なイデアとしてとらえたプラトンに対して、アリストテレスは経験を通して美を考え、経験論から実証主義の系譜につながる美へのアプローチの源流と なった。近世では、18世紀のドイツの哲学者A・バウムガルテンが理性による美的認識に対して、快や不快の経験を含んだ感性による認識を

    ・・・・・・

《もっと読む 美しさと共感を生む脳 序》

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2013年9月 5日 (木)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第133号■

2013年9月4日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第133号■

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◇トピックス
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●お知らせ

弊社、7月8日より引っ越しいたしました。
千代田区神田神保町3-9 第一丸三ビル3階
電話、ファックス変更ございません。

営業部出荷業務は現住所のままです。

●フェア
「心理学解体真書150冊 - 読んで身に付くコミュニケーション」
紀伊國屋書店梅田店・人文・社会科学カウンター前特設フェア台にて
9月8日まで開催しております。

http://shinpanken.blogspot.jp/

●書評

村上宣寛著『ハイキング・ハンドブック』の書評が、
「山と渓谷」9月号/2013年に掲載されました。
評者はあの「野宿野郎」編集長、かとうちあき氏です。

http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/20139-8cd4.html

佐藤雅浩 著『精神疾患言説の歴史社会学』の書評が、
図書新聞2013年8月10日号に掲載されました。評者は金川英雄氏。

http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/201310-5404.html

●話題
映画「ハンナ・アーレント」 この秋公開

「ハンナ・アーレント」オフィシャルサイト
http://www.cetera.co.jp/h_arendt/

10月26日、岩波ホールにて

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◇近刊情報
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9月中旬発売予定
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『美しさと共感を生む脳』
──神経美学からみた芸術
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苧阪直行 編
四六判上製192頁+カラー口絵6頁
定価2310円(税込)
ISBN 978-4-7885-1358-7 C1040
分野=脳科学・心理学・哲学

人はなぜ、美しさに惹かれるのか?

社会脳シリーズ第4巻の配本です。美を感じる心は、人間にのみ備わっている
のでしょうか? もしそうだとしたら、鳥たちや、魚たちまで、なぜこんなに
美しいのでしょうか? 美は、生命にとって本質的な何かではないのか、と思
わないではいられません。本書は、美を感じる脳の研究最前線からの報告です。
社会脳の研究が広がりをみせるにつれて、従来の認知神経科学では取り組むこ
とが困難だった美しさや、それとかかわる共感や感動などを、哲学的にではな
く生物学的な立場から探る研究がはじまったのです。絵画、北斎漫画、能面、
フラクタル図形などに反応する脳のメカニズムの解明をとおして、美しさと共
感を生む脳のメカニズムに迫ります。

社会脳シリーズ
http://www.shin-yo-sha.co.jp/series/social_brain.htm

9月中旬発売予定
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『緩和ケアのコミュニケーション』
──希望のナラティヴを求めて
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サンドラ・レイガン他 著/改田明子 訳
四六判上製336頁・定価3780円(税込)
ISBN 978-4-7885-1356-3 C1011
分野=医療・看護・コミュニケーション論

治療から、患者と家族中心のケアへ!

誰もが最後のときは、自分の家で、家族に見守られながら、痛みなく死にたい
と願っています。しかし実際には、多くの人が、病院のベッドで、チューブに
つながれて死んでいきます。効果的な治療が見込めない場合にもそのことを適
切に告げられず、苦しい治療があえて続けられることも珍しくありません。著
者たちは、このような医療の現状に挑戦し、患者の身体的、精神的な苦しみと
痛みを理解し、軽減する患者中心主義のアプローチである緩和ケアのコミュニ
ケーションを実践してきました。患者本人とその家族たち、医療従事者全員が
よいコミュニケーションをとることによってはじめて、患者の残された大切な
時間を、人生を振り返り、愛する人たちに感謝を伝え、望みを託して死を迎え
るために使うことができます。難しい課題ですが、本書はそれをどう実現する
かを理論と具体的な実践の両面から詳細に述べたはじめての本です。これから
の緩和ケアのあり方を考える上で必読の書となるでしょう。

9月下旬発売予定
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『タテ書きはことばの景色をつくる』
──タテヨコふたつの日本語がなぜ必要か?
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熊谷高幸 著
四六判並製184頁・定価1995円(税込)
ISBN 978-4-7885-1357-0 C1081
分野=日本語論・言語学・認知心理学

タテ書きを捨ててはならない!

中国も韓国もタテ書きを捨てたいま、日本語のタテ書きもグローバル化により
消える運命にあるのでしょうか? 日本でタテ書き文化が根強く残ってきたの
には科学的な理由がある、という観点から、著者は、読み書きをするときの心
と身体の働きを、視野の形、アイカメラを用いた実験、空所埋め問題、鉛筆の
持ち方調査、ワーキングメモリーなど、多角的なアプローチで検証してゆきま
す。これまでの「タテ書き・ヨコ書き」研究で見過ごされてきた部分に光を当
てる、知的刺激と説得力あふれる論考です。タテ・ヨコそれぞれの利点を認め
つつも、だからこそ「タテ書きを消してはならない」という切実なメッセージ。

著者の話題作
『日本語は映像的である』
──心理学から見えてくる日本語のしくみ
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1258-0.htm

10月上旬発売予定
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『ハンナ・アレント〈世界への愛〉』
──その思想と活動
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中山 元 著
A5判上製520頁・予価5985円(税込)
ISBN 978-4-7885-1341-9 C1010
分野=哲学・現代思想

アレント思想の核心に迫る!

『人間の条件』『全体主義の起原』などで知られる政治哲学者ハンナ・アレン
トは、いまなお根強い人気をもっています。その主著ともいえる『人間の条件』
をアレントは「世界への愛」(アモール・ムンディ)と名づけようとしていまし
た。この逸話から著者は、アレントの思索と活動に底流するのは、師ハイデガ
ーの哲学の「超越・死・頽落」などとは異なる「他者と共生する」希望の哲学
であると主張します。そこから、彼女の多彩な著作(ギリシャのポリス、ロー
マの共和制、アメリカ革命、全体主義、アイヒマン裁判などを論じたもの)、
往復書簡などを分析し、さらにはナチスに関わったハイデガーとの秘められた
愛についてもふれて、一貫して「公的な領域」、公共性の保持に希望を見出し
活動したアレントの生涯を浮き彫りにします。数多いアレント論のなかでも、
「巻措く能わざる」の力作といえましょう。

10月中旬発売予定
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『〈移動〉と〈比較〉の日本帝国史』(仮題)
──統治技術としての観光・博覧会・フィールドワーク
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阿部純一郎 著
A5判上製388頁・予価4410円(税込)
ISBN 978-4-7885-1359-4 C3036
分野=社会学・人類学・日本史

国民国家と学知の共犯関係

19世紀後半、グローバリゼーションの波が日本にも訪れ、国際旅行や異文化
のモノやヒトを眼前に集めることが容易になり、それらを一望のもとに「比較」
する視点が誕生しました。異郷を訪ねる「観光」、異文化を集合させる「博覧
会」、他社会を調べる   「フィールドワーク」 。今日ではその差異が強調さ
れ、別個に論じられる3つの「比較」の場ですが、筆者は帝国期日本の学知や
政策的思考の下で、これら3つの「比較」が実質的に互換可能なものとして重
なり合いつつ実践されていたことを指摘します。植民地帝国体制を揺るがす契
機となりうる「比較」がいかに管理され、逆に日本のナショナリズムを支える
統治技術になりえたか。帝国期に生きた人々の想像力と社会的経験に迫り、ナ
ショナリズム研究・知識社会学に新たな理論視角を拓く一冊です。

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◇奥付
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電話  03(3264)4973(代)
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次回発行は2013年9月下旬を予定しております。

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2013年9月 4日 (水)

新刊 上淵 寿・フィールド解釈研究会 『フィールド心理学の実践』

9784788513556

上淵 寿・フィールド解釈研究会 編

フィールド心理学の実践

A5判上製230頁・定価2625円
発売日 13.9.5
ISBN 978-4-7885-1355-6

見本出来ました。9月4日配本です。

9月6日ごろ書店に並びます。

はしがき

 質的研究や質的心理学という言葉が日本で当たり前のように使われるようになって、10年以上経つ。その間に、さまざまな方法論の本や、実際の研究に関する本、研究が掲載された学術誌などが登場した。

 しかし、方法論や実際の研究例を読んだだけで、私たちは質的研究ができるのだろうか。質的研究に限らず、研究という活動には、論文等で表に出ない、研究のやり直し、研究フィールドで生じる人間関係の齟齬といった問題、研究者自身が経験する質的研究を行う時の戸惑いや悩みがつきものである。

 本書は、このような問題を突き詰め、さらに質的研究から得られた知識、取り出された意味をさまざまな角度から検討する。そして、単に研究の体験を取り上げるだけではなく、その体験を理論的に検討し直す作業も同時に行っている。この理論的検討が、日本の刊行物では必ずしも十分ではないことが多い。さまざまな技法や方法論を駆使した研究であっても、それらの技法や方法の背後にある思想的文脈がしばしば無視されて、ただその方法が使いやすいからという理由で採用されている例も多々みられる。

    ・・・・・・

《もっと読む フィールド心理学の実践 はしがき》

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2013年9月 3日 (火)

書評 村上宣寛『ハイキング・ハンドブック』@山と渓谷 2013年9月号

9784788513389

村上宣寛 著

ハイキング・ハンドブック

四六判並製320頁・定価2730円
発売日 13.6.4
ISBN 978-4-7885-1338-9

の書評が、「山と渓谷」9月号/2013年に掲載されました。
待望の書評です。

評者はあの「野宿野郎」編集長のかとうちあき氏です。

・・・・・・第一章の「準備」では〈ハイキングとは何か〉から始まり、第2章「歩く装置」では消耗しない歩き方、第3章「荷物を背負う」や第5章「夜を過ごす」では、効果的なバックパッキング術やテントの選び方など、勉強になることばかり。

まるで講義のような内容ですが、日頃勉学とは無縁な人間でも、飽きることなく通読できます。それはおそらく、著者の好みやこだわりが随所に顔を出すから。第6章「何を食べるべきか」で栄養学に基づき話を進める一方、「美味しい」「食べられたものではない」なんて急に実感が込められたり・・・・・・

ためになるだけでなく、科学とこだわりの絶妙なバランスが類なき本です。

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2013年9月 2日 (月)

新刊 やまだようこ・麻生 武ほか 『質的心理学ハンドブック』

9784788513549

やまだようこ・麻生 武ほか 編

質的心理学ハンドブック

A5判上製600頁・定価5040円
発売日 13.9.5
ISBN 978-4-7885-1354-9

見本出来ました。9月4日配本です。

9月6日ごろ書店に並びます。

はじめに

 日本質的心理学会では、創立10周年を記念して、『質的心理学ハンドブック』を刊行することになりました。

 「質的研究」は、21世紀になって新しいものの見方と価値観、方法論のパラダイム変革をともなって現れてきました。質的研究は、心理学だけではなく、社 会学、人類学、哲学、医学、看護学、教育学、保育学、文学、歴史学、経済学など他の多くの人間科学と連動して、学問横断的に発展しています。

 もちろん、これらの動きは21世紀になって急にはじまったわけではありません。野外科学、フィールド科学、実践科学と呼ばれて発展してきた動き、現象学 や記号論やポストモダン哲学を背景に発展してきた動きなど、それぞれの領域で独自の発展があり、方法論も長く熟成されてきました。  質的研究は、その源流も、その後の展開も一筋縄ではなく、いくつもの多様な流れが、今日の発展にむすびついているといえましょう。多様性とローカリティと変化可能性は、質的研究の重要な特徴です。

 「質的心理学」は、上記のような新しい国際的・学際的「質的研究」の一環として、理論的にも方法論的にも斬新な領域を開拓しめざましい発展をしてきました。

    ・・・・・・

《もっと読む 質的心理学ハンドブック はじめに》

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