« 新刊 苧阪直行 『注意をコントロールする脳』 | トップページ | 新刊 辻本昌弘 『語り─移動の近代を生きる』 »

2013年8月22日 (木)

新刊 アメデオ・ジオルジ 著/吉田章宏 訳 『心理学における現象学的アプローチ』

9784788513518

アメデオ・ジオルジ 著/吉田章宏 訳

心理学における現象学的アプローチ

A5判上製304頁・定価3570円
発売日 13.9.1
ISBN 978-4-7885-1351-8

見本出来ました。8月21日配本です。

8月23日ごろ書店に並びます。

まえがき

私[Amedeo Giorgi]は、1962年からずっと、心理学にとって適正な或る質的方法の問題に関わってきた。その前からもこの問題に心を悩ませていたのではある が、ちょうどこの年、現象学に基礎づけられたそのような一つの方法を開発するため、デュケイン大学(Duquesne U.; Pittsburgh, USA)に着任したので、この問題が私にとっての主題となったのである。しかし、初めてデュケイン大学に到着した当時の私の現象学的哲学に関する理解は、 最小限のものに過ぎなかった。そこで、着任後の5、6年を、ただただ現象学的哲学の知識を獲得することに費やした。デュケイン大学では、それは容易であっ た。というのも、[心理学科と同じ学部に所属する]哲学科の少なくとも3分の2は実存的現象学を指向する哲学者たちで構成されており、また、客員教授プロ グラムがあって、ヨーロッパの哲学者たちが招待され、現象学的思想におけるさまざまな専門についてのコースを教えていたからである。私は、それらのコース を受講し、それらの哲学者たちと議論することを、全体としてほぼ24年間、続けてきた。しかし最初の6年間は、私は主として学習者であった。私は、現象学 的哲学者たちがどのような主題を追究しているかを学んだ。そして、どのようにしたら、現象学的心理学は、哲学者たちの主題に敬意を払いつつも、それらとは 区別される心理学の主題を見出し、哲学から心理学を区別できるであろうかを見出そうと、努めていた。私は、哲学的現象学によって心理学を基礎づけたいと望 んだ。その理由は、この考え方に沿った人間存在の概念が、還元主義的(reductionistic)でなく、そして私の関心が、そもそも、人間の心理学 にあったことにある。また、哲学的現象学には、ある厳密な仕方で、意識を研究する方法が在ることも学んだ。そこで、どのようにしたら、その方法を心理学の 目的のために採用でき、役立てうるかを理解したい、と動機づけられたのだった。

    ・・・・・・

《もっと読む 心理学における現象学的アプローチ》

|

« 新刊 苧阪直行 『注意をコントロールする脳』 | トップページ | 新刊 辻本昌弘 『語り─移動の近代を生きる』 »

新刊」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/191157/58029429

この記事へのトラックバック一覧です: 新刊 アメデオ・ジオルジ 著/吉田章宏 訳 『心理学における現象学的アプローチ』:

« 新刊 苧阪直行 『注意をコントロールする脳』 | トップページ | 新刊 辻本昌弘 『語り─移動の近代を生きる』 »