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2013年3月 1日 (金)

新刊 藤田結子・北村文『ワードマップ 現代エスノグラフィー』

9784788513280藤田結子・北村文 編

ワードマップ 現代エスノグラフィー

四六判並製256頁・定価2415円
発売日 13.3.7
ISBN 978-4-7885-1328-0

見本出来ました。3月5日配本です。3月7日ごろ書店に並びます。

ワードマップ 現代エスノグラフィー はじめに

本書は、エスノグラフィーの「新しい」アプローチを学ぶための入門書である。これまで、エスノグラフィーやフィールドワークの基本的な方法に関する多くの 入門書が出版されてきたが、数々の「新しい」アプローチをまとめた日本語の入門書は見あたらなかった。この「新しい」というのは、「ここ数年」というよう な新しさではなく、従来からのエスノグラフィーやフィールドワークの方法論に対して、「新しい」という意味である。

この本は、とくに一九七〇年代頃から広まってきた諸アプローチの解説を目的としているが、それ以前から用いられている方法に比べて「新しい」ものが優れて いるとか正しいとか主張するためではない。そうではなく、さまざまなアプローチが生まれた背景を解説し、自分自身の研究にとって適切な調査方法をじっくり 考えるための知識を提供することをめざしている。その理由を次の具体例で説明しよう。

あなたは大学の時間割を決めるため、シラバスを眺めている。すると「エスノグラフィーA」という授業を見つけた。外に出かけて調査をするようだし、ただ講 義を聴いてノートを取るよりは、手や体を動かしたほうが楽しそうだ。すぐに受講を決めた。初回の授業で、A先生は「現場で参加して観察する参与観察は科学 的な調査法であるから、適切な訓練が必要である」と言う。友達によると、A先生は参与観察の権威。それから調査の現場に入るための手紙の書き方から、トイ レに入ってメモを取るタイミング、フィールドノートの書き方まで、数カ月間みっちり特訓を受けた。毎週五時間のフィールドワークを行なって、フィールド ノートも添削してもらった。すっかり科学的な参与観察法を身に着けた。

    ・・・・・・

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