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2013年2月 6日 (水)

書評 久米 博 著 テクスト世界の解釈学

9784788513228

久米 博 著
テクスト世界の解釈学
――ポール・リクールを読む
A5判上製360頁・定価4725円
発売日 12.12.20
978-4-7885-1322-8

の書評が2月8日/2013年 週刊読書人に掲載されました。
評者は宇波彰氏


本書は、長年にわたってポール・リクールの研究と翻訳に取り組んできた著者による、本格的かつ決定的なリクール論である。その中心に置かれているのは、タイトルにもある「テクスト世界」というリクール自身の概念である。

その「テクスト世界」とはどういうものか。近代の西欧哲学は、主体とは何か、私とは何か、といった「存在論」を重要なテーマのひとつにしてきた。リクールもその伝統的な系譜のなかにあるが、しかし彼の哲学は、人間の意識を直接の対象とはせず、テクスト化されたものを考察しようとする。「直感という直接的な道ではなく、解釈という迂回路をとる」のがリクールの方法であると著者は説明する。リクールはその方法を、ナベールというわれわれの知らない哲学者から学んだと著者は指摘する・・・・・・。

評者の先生、掲載誌ご担当者さまに、心よりのお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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