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2013年2月25日 (月)

新刊 萩原 滋『テレビという記憶』

9784788513297

萩原 滋 編

テレビという記憶

A5判上製264頁・定価2730円
発売日 13.2.26
ISBN 978-4-7885-1329-7

見本出来ました。2月25日配本です。2月27日ごろ書店に並びます。

はじめに

21世紀以降のインターネットの普及と情報通信機器の急速な進化によって、私たちのメディア環境はめまぐるしく変化し続けている。大学のキャンパスでは、いつの間にか携帯電話がスマートフォンに入れ替わり、タブレット端末やノートPCも含めて、常にモバイル機器の小さな画面に向かって何かをチェックしている学生の姿が目につく。知りたいことがあれば小さな画面で必要な情報を検索して直ぐに入手できるし、ヤフーなどのポータルサイトやツイッターなどのソーシャルメディアで世の中の動きをいち早くキャッチできる。すべての人々が大学生のようにモバイル機器を重用しているわけではないが、電子ネットワークの拡充と情報通信機器の発達に伴う新たなメディア環境は、多くの人々がテレビや新聞といったマスメディアに依存することなく、時間や場所の制約を受けずに多種多様な情報を各自の嗜好に応じて選択的に取得することを可能にしているのである。

 1953(昭和28)年2月に始まったテレビ放送は、間もなく還暦を迎えようとしている。この間、テレビ受像機は全国津々浦々に広く浸透し、老若男女を問わず、誰もが利用する最も大衆的メディアとして大きな影響力を発揮してきた。テレビは、多くの人々に共通の娯楽と情報を提供し、記憶を共有化する装置として機能してきたのである。昭和の時代にNHKの紅白歌合戦を見るのは、年末の国民的行事の様相を呈しており、そこに出場した歌手や楽曲の多くは、国民全体に広く周知されるのが当然とされていた。黒タイツの力道山のリング上の雄姿やあさま山荘での連合赤軍と機動隊の攻防のテレビ映像は、その時代を生きた大多数の人々の記憶に今なお深く刻み込まれているに違いない。

 

    ・・・・・・

《もっと読む テレビという記憶 はじめに》

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