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2012年12月

2012年12月25日 (火)

新刊 久米博『テクスト世界の解釈学』

9784788513228


久米博 著

テクスト世界の解釈学

A5判上製360頁・定価4725円
発売日 12.12.20

ISBN 978-4-7885-1322-8

見本出来ました。12月25日配本です。12月28日ごろ書店に並びます。

 序言

本書の意図するところはささやかである。「テクスト世界の解釈学」という表題のもとに、ポール・リクールの哲学の根幹をなすテクスト解釈学を簡明に解き明かすこと、そしてそれにいたるまでの理論構築を具さに跡づけることである。リクールの広い領域にわたる哲学的研究のなかで、私がテクスト解釈学に焦点をしぼったのは、そこに彼の開拓した独自の領域があると確信するからである。すなわちアリストテレスの『詩学』を土台に、テクスト世界の構築とその読解行為を解明すること。それを通して彼がめざすのは、テクストから行動への展開である。

 リクールは五年間ドイツ軍の捕虜収容所で生活を送り、一九四五年に復員してから本格的に著作活動を開始した。二〇〇五年に九二歳の生涯を閉じるまでに、ファンシナ神父による詳細な書誌によると、著書三八冊、フランス語論文七六八編を発表した。それは一貫した哲学的探求の歩みであった。哲学者リクールを評するには、いわゆるmaitre penseur(独創的思想家)というよりも、maitre a penser(思索の師)とするのがふさわしい。それはphilosophiaの原義に遡り、「ソクラテス的探求」の哲学者という意味である。ソクラテスは「事実の中の探求」から、「言葉の中の探求」に転じ、「それは何か」を問い、人々との問答を通して、その本質を定義した。リクール哲学において重要なのは、彼がさまざまな分野の人たちと対話しつつ、「人間とは何か」を探求し続けたことである。最後の大著『記憶・歴史・忘却』の結びの言葉は「未完」であった。彼の探求に終わりはなかった。

 

    ・・・・・・

《もっと読む テクスト世界の解釈学 序言》

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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第126号■

2012年12月23日発行 メール版 第126号
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第126号■

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◇トピックス
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●書評
『非合理性の哲学』12月9日付毎日新聞に書評されました
「本書は、まさしく、人間の内面と外面との間の関係、とりわけ、その間に生
じる食い違いを、主題として論じています」(評者 村上陽一郎氏)。



また『ソフトパワーのメディア文化政策』
12月9日付日本経済新聞に短評掲載されました。




『岡崎京子論』
12月9日付で信濃毎日新聞ほか各地方紙に紹介されました。




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◇近刊情報
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2013年1月上旬発売予定
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『魂の殺人 新装版』
──親は子どもに何をしたか
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アリス・ミラー著 山下公子訳
四六判上製400頁・定価2940円(税込)
ISBN 978-4-7885-1320-4 C1037
希望陳列コーナー=教育・心理・いじめ問題

◆超ロングセラー待望の新装版出来!

御愛読いただいてきました『魂の殺人』が新装版となって甦ります! 世界各
国で翻訳された名著であり、独裁者ヒトラーの悲惨な子ども時代の描写が圧巻
ですが、日本でも1983年の初版以来、子どもの暴力や犯罪などの事件、教
育問題が起こるたびに紹介され、注目を集めてきました。訳者の山下公子氏が
「苦しんでいるかもしれない方のためにこの本を訳しました」と述べているよ
うに、いじめ・幼児虐待に取り組む教育・福祉・心理関係者、子育てに悩む両
親、親子関係に苦しむすべての人に、本書が役立つことを願ってやみません。
また「自分の心の穴を知り、親への思いを見直す」ことができる書です(読売
新聞読書欄「本のソムリエ」國分功一郎氏書評、12年10月21日)。本新装版を
ぜひ貴店にご常備下さい。




2013年1月上旬発売予定
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『脳科学革命』
──脳と人生の意味
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P. サガード 著
無藤隆監訳/松井由佳・松井愛奈訳
四六判上製424頁・定価4410円(税込)
ISBN 978-4-7885-1321-1 C1011
希望陳列コーナー=認知科学・脳科学・哲学


◆脳科学から言えること

われわれは科学時代に生きていますが、いまだ心は身体には帰すことのできな
い何か特別なものと見なしがちです。しかし脳科学の進歩は、人が世界を知覚
し、推論することを可能にしている脳内プロセスを明らかにするとともに、人
間の道徳性や生きることの意味といった哲学の根本的問題にも科学的な回答を
与えつつあります。そして、人々の考え方に、コペルニクスの地動説やダーウ
ィンの進化論に匹敵する革命を起こしつつあります。では、脳科学革命は、私
たちの世界の認識にどのような変化をもたらすのでしょうか? それは生きる
ことの意味や価値とどうかかわるのでしょうか? 認知科学、脳科学、哲学の
広範な研究範囲にわたって世界をリードしてきたサガードの、同時代人へのメ
ッセージです。




2013年1月上旬発売予定
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『新しい文化心理学の構築』
──〈心と社会〉の中の文化
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ヤーン・ヴァルシナー著/サトウタツヤ監訳
A5判上製560頁・定価6615円(税込)
ISBN 978-4-7885-1325-9 C1011
希望陳列コーナー=心理学・発達心理学


◆個別性の中に普遍性はやどる

これまで心理学は科学的であろうとして、人々の差異を誤差と見なし、「人間
一般」の心理を理解しようと努めてきました。文化についても、「日本人」と
か「アメリカ人」一般の国民性や文化的特質が比較されてきました。しかし人
間は、文化によって方向づけられつつも、その文化に働きかけ、文化を変えて
いきます。そして文化から何を受け取り、どう働きかけるかは、一人ひとり千
差万別です。ヴァルシナーは、従来の考え方とは逆に、心理科学は、人間の心
理現象が最高度に個別的であるからこそ、一般的知識へと到達しうると主張し
ます。そして、本書によって、人間と文化のダイナミックな関係性をまるごと
とらえる、新しい文化心理学を打ち立てました。心理学の枠を越えて、人間科
学の学徒、研究者に見逃せない本となるでしょう。




2013年2月上旬発売予定
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『われらはチンパンジーにあらず』(仮題)
──ヒト遺伝子の探求
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ジェレミー・テイラー著/鈴木光太郎訳
四六判上製450頁・予価4410円(税込)
ISBN 978-4-7885-1326-6 C1040
希望陳列コーナー=科学読み物・生物学


◆チンパンジーとヒトの近くて遠い関係

ヒトとチンパンジーは遺伝コードがほんの1・6%違うだけ。だからチンパン
ジーはほとんどヒトであるとされ、話題になったのは記憶に新しいところです。
しかし近年、ゲノム科学の進歩によってさまざまな遺伝メカニズムが深く理解
されるようになり、個々の人間も、数年前まで考えられていたほど遺伝的に同
一でないこと、ましてやヒトとチンパンジーでは、遺伝的な距離が見かけより
ずっと大きいことがわかってきました。本書は、ゲノム科学者たちの研究の足
跡をたどりながら、ゲノムという「宝の洞窟」の奥深くへと分け入る探険への
誘いです。私たちが霊長類と共有しているものは何か、分け隔てているものは
何かを見てゆきます。本書はまた、動物を安易に「人間的に」見がちな私たち
への、警鐘の書でもあります。
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◇奥付
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次回発行は2013年1月中旬を予定しております。

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2012年12月24日 (月)

書評 中村桂子 編 遊ぶ――生命誌年刊号vol.69─72

 

9784788513181 

中村桂子 編
遊ぶ――生命誌年刊号vol.69─72

A5判変型並製278頁・定価2000円
発売日 12.12.1
ISBN 978-4-7885-1318-1

生命誌の紹介が12月23日付産経新聞に掲載されました。評者は西垣通先生。
評者の先生、掲載紙ご担当者さまには心よりお礼申し上げます。

・・・・・・本書は、2011年度の生命誌研究の活動をまとめたものだが、これで10冊目になる。『人間ってなに?』から始めて、『愛づる』『語る』『観る』『関わる』『生る』『続く』『めぐる』『編む』ときて、ついに『遊ぶ』までたどりついた。タイトルが動詞なのは、生物を固定した抽象概念ではなく、動的に変わる対象として、日常との連関でとらえる姿勢の表れだろう。そして即興曲と時計仕掛け音楽との差異こそ「遊び」だとすれば、本書がシリーズのメルクマールとなるもまったく不思議ではない。・・・・・・

《全文を読む 産経新聞サイト》

生命誌既刊書
『愛づる』(JT生命誌研究館にて販売)
『語る』
『観る』
『関わる』
『生る』
『続く』
『めぐる』
『編む』

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2012年12月23日 (日)

書評 杉本章吾著 『岡崎京子論』

杉本章吾 著
岡崎京子論――少女マンガ・都市・メディア

の書評が12月23日/2012年 日本経済新聞に掲載されました。

・・・・・・これまでの研究は、岡崎京子の登場の衝撃や作品の鮮烈さゆえ、どうしても記憶に引っ張られがちだった。著者のような世代が、どう分析していくか。83年生まれの評者には、特に興味深い試みであった。・・・・・・

メディアが造成したイメージ・記号に日常が溢れていく状況、そして、そこに生きる少女・女性達を、アイロニカルに、だけど決して批判的ではなく、相対的な眼差しで岡崎は描いていた。著者の読み解きは、作品にあらたな見方を与えてくれた。

また、本書の目的は、それだけにとどまらない。80年代以降、少女マンガは、多様な方向に細分化したが、岡崎は、サブカル誌、青年誌など、ジャンルを問わず作品を発表した女性マンガ家の先駆けである。そんな彼女を「少女マンガの臨界」の作家に位置づけて論じたことは、今もなお十分に手がつけられていない80年代以降の少女マンガ研究に先鞭をつけた。その意味でもたいへんな成果だ。

評者は倉持佳代子氏。 評者の先生、掲載紙ご担当者さまに心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

9784788513068

四六判上製384頁・定価3570円
発売日 12.10.24
978-4-7885-1306-8

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2012年12月17日 (月)

新刊 中山弘明『第一次大戦の〈影〉』

9784788513150



中山弘明 著
第一次大戦の〈影〉

四六判上製336頁・定価3360円
発売日 12.12.14
ISBN 978-4-7885-1315-0

見本出来ました。12月14日配本です。12月19日ごろ書店に並びます。

 あとがき

日本では振り向かれることの少ない「第一次大戦」に興味を覚えたのは、もう随分以前のことになる。学部以来、私のテーマであった島崎藤村の『新生』を修士論文でとりあげた時分だから、二〇年近くたつ。『新生』とどう取り組むか―当時は、フランスから作家の目線で実証的に調査する方法が様々試みられていた。こうした「向こう側」から作品に光を当てるやり方に、何かしら飽き足りないものを感じていたことも確かだろう。もっと率直にいえば、フランスに飛び出す「勇気」と費用もなかったのだ。「向こう側」でなければ、どのような選択肢が残っているか。言うまでもなく「こちら側」だろう。『新生』が掲載された前後の『東京朝日新聞』を、ひと夏かけて図書館のマイクロを使って読んでみようという、ドロ臭い考えが生まれた。新聞記事を読み進めるうちに、膨大な第一次大戦の戦時報告が、否応なく目に飛び込んできた。そうか、藤村は世界戦争と遭遇していたんだという事実を突きつけられる思いがした。当時の戦争記事の中に、日本の文学作品を置いてみることを思いついたのはその瞬間だ。日本の新聞読者は、このような次元で〈海の彼方〉の世界戦争を消費していたのかという素朴な衝撃があった。爾来、「第一次大戦と日本文学」のテーマを自分に課して、細々と論を紡いできた。当然、近年の様々な戦争論も視野に入れねばならなかったが、むしろ注意したのは、「戦争と文学」というテーマは、どこか紋切り型で、制度的な議論に陥りやすい点だ。特に世界戦争というのは、あまりに巨大でとりつきにくい。むろん「第一次大戦」に関する欧米の研究の蓄積は多少は承知しているつもりだ。本書のミソは、それを日本のしかも文学に関わる次元で検討してみたところにある。戦争は、とかく直接的な問題として議論されやすいが、第一次大戦という問題系を設定することで、その日本における〈影〉の如きものを析出することが可能になるのではあるまいか。その上で、できる限り具体的でささやかな次元に拘ることにした。従来の「大正文学史」とは異なる視点を提示してみたかったからである。

 

    ・・・・・・

《もっと読む 第一次大戦の〈影〉 あとがき》

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2012年12月14日 (金)

新刊 根ヶ山光一『アロマザリングの島の子どもたち』

9784788513174



根ヶ山光一 著
アロマザリングの島の子どもたち

四六判上製208頁・定価2310円
発売日 12.12.17
ISBN 978-4-7885-1317-4

見本出来ました。12月14日配本です。12月17日ごろ書店に並びます。

 まえがき

多くの大学には、教員が授業や会議の縛りを解かれて長期間研究に専心できる「サバティカル」と呼ばれる制度がある。本書は筆者が2010年度に勤務校からその適用を受け、多良間島(沖縄県宮古郡多良間村)という南海の離島に4か月あまり(正確には2010年5月17日から8月23日までと2011年2月17日から3月17日まで)滞在しながら、島の子どもたちをこの目で見つめた体験をもとにまとめたものである。滞在中は、できるだけ子どもたちの生活に寄り添い、彼らの息づかいを肌で感じながら、彼らを「頭ではなく体で」理解するということを心がけた。そして、できるだけ日記をつけてその体験を書き留めるようにした。そこから見えてきたものが豊富で、それをまとめることは子どもの行動発達を理解し、また都会の子育てを再考する上でとても大切なことだという思いが日増しに強まった。本書は止むにやまれぬその思いが生みだしたものである。あるいは、多良間島の子どもを見つめることで再帰的に自覚された「私」というフィルターの記録だ、と言ってもいいのかもしれない。  

 これまで私は「子別れ」をキーワードに、親子の反発性がもつ重要な意味について、さまざまな種類のサルを観察したり、いろいろな文化(とくに日本と英国)の親や保育士と子どもを撮影したりしながら検討してきた。そして母親と子どもの間にどのような距離関係がふさわしいのか、それが誰・何によって実現されるべきなのか、といったことを考え続けてきた。さらに日本の都会の子どもたちの生活が、その観点から見て必ずしも良好な状態にないことを憂えてきた。また、日本と英国、韓国、スリランカなど諸外国の家庭に入ってそれぞれの子育てをこの目でつぶさに見てきた者として、日本の育児風土が他国の育児風土とさまざまな点で大きく異なるにもかかわらず、西欧発祥の理論を直輸入し、日本の母子をその枠組みにあてはめることの危うさと暴力性を訴え続けてきた。

 

    ・・・・・・

《もっと読む アロマザリングの島の子どもたち まえがき》

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2012年12月12日 (水)

新曜社 第9回 出版梓会新聞社学芸文化賞  受賞いたしました

第28回 梓会出版文化賞は吉川弘文館さん、特別賞に弦書房さん、 社会批評社さんです。弊社、第9回 出版梓会新聞社学芸文化賞を受賞いたしました。

第28回 梓会出版文化賞決定のご案内(出版梓会サイトにリンク)


梓会文化賞は、日本で唯一の出版社を対象に顕彰する賞であります。こころよりのお礼を申し上げます。

一般社団法人 出版梓会 「梓会文化賞」とは

新聞社学芸賞は第20回を記念して新たに創設されたものであり、主要新聞社・通信社の文化部長で構成した選考委員会がご選考なさってるとのことです。選考委員のみなさまに心よりのお礼を申しあげますとともに、今後もこの賞の名に恥じないよう、今まで以上にしっかりとした企画・書籍づくりに励んでまいります。






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2012年12月10日 (月)

書評 浅野光紀 著 非合理性の哲学

9784788512962

 ・・・・・・本書は、まさしく、人間の内面と外面との間の関係、とりわけ、その間に生じる食い違いを、主題として論じています。最初の三章では、イソップの「酸っぱいブドウ」の例を引いて語られることの多い、いわゆる「自己合理化」という問題が扱われます。そこでは、行動を引き起こす自らの意志の問題は、幾分棚上げにして、自分の行動の結果が、自分にとって思わしくないときに、それを「合理化」してしまう人間の性向がテーマになります。著者は・・・・・

毎日新聞:今週の本棚

浅野光紀 著
非合理性の哲学
――アクラシアと自己欺瞞
の書評が毎日新聞 12月9日付/2012年に掲載されました
評者は村上陽一郎氏。

四六判上製402頁・定価3990円
発売日 12.07.06
 評者の先生、掲載紙ご担当者さまに心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。





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2012年12月 9日 (日)

紹介 佐藤卓己・渡辺靖・柴内康文 編 ソフト・パワーのメディア文化政策

今世紀に入り、パブリック・ディプロマシー(広報文化外交)など文化の発信力を高めるための政策論議が盛んだ。国際政治の観点から論じられることが多いテーマだが、本書ではメディア史や文化人類学などの研究者が欧米諸国や日本のメディア戦略の歴史を概説する。・・・・・・

佐藤卓己・渡辺靖・柴内康文 編
ソフト・パワーのメディア文化政策
――国際発信力とはなにか
の紹介が12月9日付日本経済新聞に掲載されました。記事ご担当者さまに心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

9784788513136

A5判上製352頁・定価3780円
発売日 12.11.20
978-4-7885-1313-6

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2012年12月 7日 (金)

新刊 志賀令明『人間理解の心理学』

9784788513167



志賀令明 著
人間理解の心理学

A5判並製208頁・定価2205円
発売日 12.12.19
ISBN 978-4-7885-1316-7

見本出来ました。12月7日配本です。12月10日ごろ書店に並びます。

 まえがき

本書は『人間理解の心理学:こころの物語のよみ方』という書名で、看護・介護・保育の心理学シリーズの第 1巻として、ケアする側がいかにケアされる側を理解して、しかも一方的にケアギバーとして振る舞うのではなく、ケアする側・ケアされる側 双方にとって円滑な実りある関係をもたらすことを目的に書かれたものです。  ケアの場面では傾聴ということばがよく聞かれます。傾聴とは、文字通り耳を傾けて相手の話を一生懸命聴くことです。しかし傾聴は、単に 耳を傾けるだけでは足りない仕事でもあります。というのは傾聴を通じて、私たちはその人の人生そのものに触れることになるかもしれないか らです。すなわちそれは当人のたどってきた歴史に触れるということであり、歴史に触れるということは自ずと当人が暮らしてきた社会や文化 に触れるということになります。  つまり、ケアや傾聴をきちんと行うためには、私たちは自分の属する世代の文化のみを知っているだけでは足りず、幼児から高齢者世代まで が体験してきた(私の恩師である社会心理学者の安倍淳吉教授は「水路づけられた」ということばを使いました)文化あるいは社会での出来事 を知っておく必要があると思うのです。したがって本書は、読者のみなさんの世代、そのご両親の世代、さらには祖父母の世代までの三代にわ たって、それぞれの世代がどのような時代の物語の中に生き、また現在生きているのかを話題の中心にまとめています。

 

    ・・・・・・

《もっと読む 人間理解の心理学 まえがき》

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2012年12月 5日 (水)

書評 杉本章吾著 『岡崎京子論』

「流行は20年でひと回りする」と言われている。行動や嗜好の個人化・細分化が進み、流行というもの自体のありかたが昔とは違うとはいえ、この20年周期説にはそれなりの説得力があるように思われる。若い世代が成長するにつれ、自分が生まれたころの文化を発見し、感応する。残された作品は時を経ることで新たな意味を獲得し、歴史が紡がれてゆくのだ。

さて、2012年現在から20年前を振り返ったとき、あのころの「時代の顔」としてまっさきに思い出されるのが、岡崎京子というマンガ家だ・・・・・・・

・・・・・・本書では、79年生まれの研究者が、マンガ作品の内側と外側、すなわち誌面に刻まれた絵と言葉と、当時の読者や時代状況との両方に目を配りながら、岡崎作品を論じている。また独自の立ち位置で仕事をしてきた岡崎を取りあげるにあたって、これまで少女マンガはいかに論じられてきたのかを整理し、さらに少女マンガとはなにか、何が少女マンガとされてきたのかが探られる・・・・・・

杉本章吾 著
岡崎京子論――少女マンガ・都市・メディア

の書評が12月2日/2012年 山梨日日新聞、秋田魁新聞、北日本新聞、高知新聞、下野新聞に掲載されました(共同通信配信)
評者は野中モモ氏。 評者の先生、掲載紙ご担当者さまに心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

9784788513068

四六判上製384頁・定価3570円
発売日 12.10.24
978-4-7885-1306-8

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