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2012年10月

2012年10月29日 (月)

本の楽市@高円寺フェス2012「本の産直市」に出品して

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10月27日と28日「座・高円寺」でおこなわれた、本の楽市@高円寺フェス2012「本の産直市」に今回はじめて出展いたしました。今回は普段店頭でも置かれることの少ない文学評論関連の書籍をメインに、またちょうど先日角川源義賞を受賞した牧野陽子『〈時〉をつなぐ言葉』を顔見せにおいてみました。

写真の本棚が新曜社のブース。小さいスペースながらダンボール箱2箱の書籍がきっちり収納できました。この本棚は以前東京国際ブックフェアのときに使用したものでしょうか、結構高価なものだった気がします。

イベントとしては、(普段見られない)本をじっくり見るという演出がうまくできているなあと思いました。駅から5分の、しかも地下2階という場所に来ていただいたお客さまには本当にお礼を申し上げます。また個人的には普段ツイッターのアカウントでしかお会いできない方にお会いできたりで、たいへん充実した週末でした。

港の人という鎌倉の出版社で配られていた、自社周辺の地図が素敵でした。というのはその地図が作られている方のお気に入りを地図にしたものだったからです。これ、ウチでもやりたい! と思いました。が、いまやいちばんのランドマークはラーメン二郎だし、間違いなくお気に入りの食事どころマップになってしまうだろうなあ。

 

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2012年10月26日 (金)

新刊  一般社団法人モチベーション・マネジメント協会『公認モチベーション・マネジャー資格 BASIC TEXT』

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一般社団法人モチベーション・マネジメント協会 編
公認モチベーション・マネジャー資格 BASIC TEXT

A5判並製192頁・定価1995円
発売日 12.10.30
ISBN 978-4-7885-1308-2

見本出来ました。10月26日配本です。10月29日ごろ書店に並びます。

 はじめに

モチベーション・マネジメントの時代
 仕事の場、教育の場、あるいはスポーツの場など、最近は多くの場面でモチベーション(motivation)ということばを耳にするようになりました。 日本語では動機づけとよばれますが、たとえばスポーツ選手がインタビューの中でモチベーションということばをそのまま使うなど、モチベーションは一般的に も定着が進んでいます。

 モチベーションが意味するのは、目標に向かう頑張りや達成に向けての意欲、やる気、あるいは努力です。したがって、モチベーションは生活のあらゆる場面にかかわってきます。音楽や文学、絵画など、芸術の領域でも、創造へのモチベーションは不可欠です。

 心理学や経営学の中では、モチベーションに関する多くの理論や実証的研究が積み重ねられてきました。また企業・組織の場でも、働く人々のモチベーション を促進するため、理論や経験に基づくさまざまな実践、いわゆるモチベーション・マネジメントが試みられています。マネジメントは日本語では管理ですが、モ チベーションを管理するということは、経営側が従業員の意欲ややる気までも一定の枠に押し込んで自由を奪い、上からコントロールするという意味では決して ありません。組織に働く人々が、どうすれば自ら行動への意欲を高め、働きがいを見出すことができるか、どうすれば健康で充実した仕事生活を送ることができ るか、その支援をしていくことがモチベーション・マネジメントということの意味です。

 世界の景気が減速し、各国が経済の立て直しに力を注いでいる中で、日本の企業・組織も厳しい局面に当面しています。社会全体も少し元気をなくし縮んでい るように思えます。そうした中で、どうすれば人々が前進に向けてのエネルギーを回復できるか、どうすれば仕事に向けてさらなる意欲をもち続けることができ るか。モチベーションの理解と実践がいまほど求められている時代はありません。

・・・・・・

《もっと読む 公認モチベーション・マネジャー資格 BASIC TEXT はじめに》

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2012年10月23日 (火)

紹介 アリス・ミラー著『魂の殺人』

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アリス・ミラーの『魂の殺人』が、2012年10月21日付讀賣新聞「本のソムリエ」にて、國分功一郎氏にご紹介いただきました。「本のソムリエ」は、読者の方の質問に、本を紹介しつつこたえるというコーナーですが、「老親に優しくできない私」という問いにこたえて本書をあげてもらいました。國分先生ありがとうございます。

 

・・・・・・心理学者A・ミラーは「しつけ」の名のもとに子は親への服従を強いられると指摘し、これを「闇教育」と呼びました。親は闇教育の中で「あなたを愛しているから厳しくするのだ」という無言のメッセージを発します。すると子は自分が実際に感じていることを押し殺し、「これが愛なのだ」と信じ込もうとします幼い頃から自分の感覚を否定していると、自分の感覚を信じられない人間になります。・・・・・・

ほか二村ヒトシ『恋とセックスで幸せになる秘密』イーストプレス

アルノ・グリューン『人はなぜ憎しみを抱くのか』集英社新書

があげられており、それぞれ手に取ってみたくなります。

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2012年10月22日 (月)

新刊  杉本 章吾『岡崎京子論』

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杉本 章吾 著
岡崎京子論

四六判上製384頁・定価3570円
発売日 12.10.24
ISBN 978-4-7885-1306-8

見本出来ました。10月23日配本です。10月26日ごろ書店に並びます。

 あとがき

本書は、一九八〇年代から九〇年代にかけて執筆された岡崎京子のマンガを、当時の社会的機制や文化的言説、〈少女マンガ〉というジャンル、少女・女性なら びに作家の主体性の交差・節合・衝突する「場」として読み解き、そこに見出される少女・女性表象の特性と変遷を明らかにすることを目的としている。こうし た目的を完遂するため、本書では、マンガ研究の蓄積を土台としつつ、カルチュラル・スタディーズ、ジェンダー論、文学理論、都市論、メディア論など、関連 する文化・社会研究に接続される領域横断的な方法論を模索する必要があった。今となって振り返れば、こうした方法論上の模索は、右往左往を繰り返した自分 のこれまでの歩みと切り離せないのかもしれない。

 岡崎京子先生のマンガと初めて出会ったのは、大学生の頃、インフルエンザで寝込んでいたときに、友人がヨーグルトと一緒に持ってきてくれた『リバーズ・ エッジ』がきっかけだった。ページをめくると目に入ってくる、いじめ、死体、ドラッグ、放火、自殺などの陰惨な出来事の数々に、「何もインフルエンザで心 細くなっているときにこんなヘビーなマンガを持ってきてくれなくても」と思いながらも、そのマンガから目を離すことができなかった。そこには、これまで読 んできたどのマンガとも違う「何か」があるように感じた。その「何か」の正体を知りたくて、友人に返却後も、岡崎先生の作品を自分で買いそろえていった。 ただし、昼に夜にマンガを読み漁ってはいたものの、卒業論文は遠藤周作というこてこての文学青年でもあった自分は、マンガをあくまで好きな趣味の範疇にと どめていた。

 しかし、修士課程だけと思って入学した大学院では、これがアカデミックな世界との最後の関わりということもあり、好きなマンガについて論文を書いてみた いという思いが次第に募っていった。題材はもちろん、ずっと気になっていた岡崎先生のマンガだ。その当時、熱中して読んだ『シミュレーショニズム』や『日 本・現代・美術』の著者である椹木野衣氏が岡崎先生に関して評論を出版していたのも大きかった。結果、椹木氏の強い影響のもと、「引用」や「サンプリン グ」「ポストモダニズム」といった観点から岡崎先生のマンガに関して修士論文を書きあげるにいたった。

・・・・・・

《もっと読む 岡崎京子論 あとがき》

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2012年10月21日 (日)

桂川 潤 PDF版『本は物である』の前口上

 PDF版『本は物である』の前口上 桂川 潤 

 拙著『本は物(モノ)である』PDF版は,書籍版の第1章,
第2章を抜粋したものです。「〈物である〉べき本の電子化」とは
笑止ですが,より多くの方に本づくりの現状を知ってもらい,それ
を踏まえて書籍電子化を議論してもらいたい,というのが著者とし
ての希望です。  そもそも,本書のように本文・注・図版が絡みあった書物を,ノ
ンブルとページ概念を失ったリフロー型電子書籍(EPUB等)で再現
することは不可能です。解像度を抑えているとはいえ,図版を想像以
上に拡大できます(30ページの「鉄眼版一切経」を拡大してみてく
ださい)。同ページ4行目のように,ノンブル(ページ番号)による
参照/引照も可能です。何といってもPDFの最大の強みは,印刷すれ
ばいつでも紙の本に戻せることです。  「被災地域の知へのアクセスの向上」をうたい,国策としてスター
トした経済産業省「コンテンツ緊急電子化事業(緊デジ)」が,2012
年4月の発足以来まったく機能していません。フォーマットやディバイ
ス(表示端末)が乱立したまま電子化が進められれば,“被災者”は特定
の電子ストアに囲い込まれてしまい,「知へのアクセス」どころでは
なくなります。  特定のディバイスに向けた電子書籍を,他のディバイスやパソコン上
で閲覧できないことは,当初からわかりきっているのに,なぜ「緊デジ」
が国際標準のPDFを活用しないのか。「電子書籍懐疑派」としては,首
をひねらざるを得ません。

 書籍電子化が今後どう展開するかは予断を許しませんが,
『本は物である』PDF版を,ひとつの「たたき台」と受け止めていただ
ければ幸いです。                     2012年10月20日 桂川 潤

*PDF(=Portable Document Format)は,国際標準化機構(ISO)に
よって管理されている電子文書のオープンスタンダード(ISO 32000)で.
Windows®,Mac OS,Android™およびiPhoneやiPad向けiOS,各種電子
書籍端末等のモバイルプラットフォームを含め,ほぼすべてのプラットフォ
ームで表示/操作できます。
PDFファイルを共有する場合は,無償のAdobe Reader®またはモバイル版
Adobe Readerを使用して誰でも表示できます。

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2012年10月19日 (金)

ためし読む

桂川 潤著
本は物である(本はモノである)
――装丁という仕事

1章と2章をすべて読めるようにしました。
デザイナーである著者・桂川 潤氏によるPDF版です。

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2012年10月16日 (火)

神保町ブックフェスティバル・カレーグランプリ

10月末の神保町は賑やかで、楽しい企画が盛りだくさん!

昨年はものすごい人出で主催者発表がたしか20万人とか何とかだったと思います。調布市の人口と同じですからホント?といいたくなりますが、とにかくすごかったようです。

2012年10月27日(土)と28日(日)は、

神保町ブックフェスティバル

神田カレーグランプリ

10月27日(土)~11月3日(土・祝)は、
神田古本まつり

です。

ちなみにカレーグランプリ昨年の準グランプリはシディーク、そしてグランプリは欧風カレーボンディーでした。

2012年10月27日(土)と28日(日)、
新曜社はすみません神保町ブックフェスティバルには参加せず、
高円寺の本の楽市@高円寺フェス2012
に出展いたします。

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2012年10月11日 (木)

角川源義賞受賞 牧野陽子『〈時〉をつなぐ言葉』

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牧野陽子著
『〈時〉をつなぐ言葉 ─ラフカディオ・ハーンの再話文学』
が、第34回(平成24年 2012年)角川源義賞受賞文学部門を受賞いたしました。

牧野先生、おめでとうございます。


角川源義賞について(財団法人角川文化振興財団サイト)

角川源義賞は、 角川書店の創立者で、古代中世文学の研究家でもあった角川源義の、日本文化振興への思念の一端を具現しようと、財団の発足と同時に創設されました。各年 の、日本文学ならびに歴史の分野における卓越した研究成果を対象に顕彰してきましたが、30余年を経た現在、民間における最も優れた学術賞として、きわめ て高い評価を得ております。



 

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2012年10月 9日 (火)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第123号■

2012年10月05日発行 メール版 第123号
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第123号■

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◇今月のテーマ「しあわせ」

大石繁宏 著 『幸せを科学する』
著者の大石先生の特集記事が雑誌「AERA」(10月15日号)に掲載されるとのこ
とで、この本を紹介。どんな記事になるのかとても楽しみです。
(書店さま向けの案内では10月8日号と案内してしまいました。お詫び申し上げ
ます)本書は2009年に発行して以来、弊社ロングセラーとして活躍しております。
この9月に、5刷目の重版をいたしました。

本書は心理学における実証的な「幸福」研究の現在と今後を把握するにおいて
本書は最良のものの一つです。

『幸せを科学する』四六判238頁・定価2520円
ISBN 978478851154-5

9784788511545

 




また弊社関連本としまして、昨年6月に刊行いたしました ジョナサン・ハイト 著『しあわせ仮説』 も売行好調です。本書も、幸せ研究の基本書として参照されること多く、動き がでてきております。 近年、プリンストン大学のダニエル・カーネマン教授らがGNPに対応するよ うな国民の幸福感の指標作りに政治家が取り組むべきだという論文を発表して おり、幸せとは何かについての探究は日本でも今後さらに盛んになってくるで しょう。 ジョナサン・ハイト 著 『しあわせ仮説』藤澤隆史・藤澤玲子 訳 四六判424頁・定価3465円  ISBN 978478851232-0

9784788512320










◇フェア情報 9月10日から11月2日まで、東京、紀伊國屋書店新宿南店5階フェア棚にて 心理学書販売研究会フェア企画、「お薦めの心理学書 新刊・基本書2012/2013」 を開催いたします。9月以降は心理学学会が多い季節、心理学専門書版元の新刊 も多く出版されます。それら話題の新刊と各社ロングセラー書を集めたフェア です。ぜひご来店ください。2012-2013 心理カタログも頒布中です。 詳細は下記ページで、追ってお知らせいたします。 心理学書販売研究会ブログ  ___________________________________ ◇近刊情報 ___________________________________ 10月中旬発売予定 ---------------------------------------------------------------------- 『岡崎京子論』 ──少女マンガ・都市・メディア  ---------------------------------------------------------------------- 杉本章吾 著 四六判上製384頁・定価3570円(税込) ISBN 978-4-7885-1306-8 C1036 分野=マンガ評論・社会学・現代思想 ◆少女マンガに関する本格的批評書 少女マンガは現在では、日本の表象文化において重要な位置を占めています。
本書はそのなかでも特異な位置を占め、『ヘルタースケルター』の映画化など
で今なお注目を集める岡崎京子を取り上げ、彼女が何をめざし、どのような問
題提起をしてきたのかを明らかにします。とりわけ一九八〇年代から九〇年代
にかけての岡崎の作品群(『pink』『リバーズ・エッジ』から『ヘルター・ス
ケルター』まで)が、高度消費社会によって生み出され、その社会に反応して
いく少女・女性像をどのように提示したのかを、郊外・団地、コンビニ、美容
整形、性・身体などをキイワードに、背景となる時代状況の再検討とマンガ・
テキストの丁寧な分析から照らし出します。著者は筑波大学研究員。 10月下旬発売予定 ---------------------------------------------------------------------- 『公認モチベーション・マネジャー資格 BASIC TEXT』 ── ---------------------------------------------------------------------- 一般社団法人モチベーション・マネジメント協会 編 A5判並製192頁・定価1995円(税込) ISBN 978-4-7885-1308-2 C1034 分野=ビジネス(経営・人事管理)・資格 ◆日本初のモチベーション資格 協会公認テキスト 2012年4月、モチベーションを科学的に探究する国内唯一の学部を有する 東京未来大学と、モチベーション・コンサルティングを日本で初めてビジネス として成功させた株式会社リンクアンドモチベーションが協同して、モチベー ション・マネジメント協会と「公認モチベーション・マネジャー資格」が発足 しました。両設立団体の執筆による本書は、学術的にたしかな裏づけをもつモ チベーション理論と、職務場面に理論を活かしたモチベーション・マネジメン トの実践知とが融合した、これまでにない学びの書となっています。自身や組 織管理にモチベーションを役立てたいと願う、すべてのビジネスパーソンへ。 10月下旬発売予定 ---------------------------------------------------------------------- 『社会脳シリーズ2 道徳の神経哲学』 ──神経倫理からみた社会意識の形成 ---------------------------------------------------------------------- 苧阪直行 編 四六判上製226頁・予価2625円(税込) ISBN 978-4-7885-1307-5 C1040 分野=脳科学・心理学・哲学 ◆脳研究の魅力と魔力 脳研究は、医学者や生理学者だけでなく、心理学、哲学、工学など、幅広い学 問分野を横断して活発な研究がなされている先端分野です。アメリカで大学生 がリタリンを飲んで認知能力をアップし試験に備えたり、脳と人口内耳や人工 四肢を結ぶ技術など、脳に働きかけて機能拡大する技術がすすんでいます。ま た、人間性の中心である道徳や自由意思、笑い、共感などと脳の関係が解明さ れつつあり、これらは、従来の人間観を根底から脅かしかねない哲学的、倫理 的問題をはらんでいます。本書は、意思や道徳を司る脳の研究と、その研究が もたらす道徳・倫理への挑戦を取り上げました。軍事やマインドコントロール への利用も懸念されるなか、専門家・非専門家にかかわらずすべての人が深く 考えておくべきテーマです。カラー2頁あり。

シリーズ社会脳 


11月上旬発売予定 ---------------------------------------------------------------------- 『日本人の利益獲得方法』 ──能利社会と受利社会 ---------------------------------------------------------------------- 田中健滋 著 四六判並製208頁・予価1995円(税込) ISBN 978-4-7885-1310-5 C1036 分野=日本人論・文化論 ◆「甘えの構造」はどこからきたのか? 日本では、出しゃばらず控え目にすることが評価されたり、周りから推されて 「断りきれず」役職に就く、などということがよく見られます。日本人は受け 身的に利益がやってくるようにすること(受利)を良しとしているのです。し かしアメリカ人は、利益は自ら獲得するものだ(能利)と考えます。この受利 と能利の違いは、日常生活から社会文化、政治、経済まで、いたるところにみ られます。能利・受利から見ると、構造改革やグローバル化の問題、格差、社 会規範の揺らぎ、教育・地域社会の後退、「甘え」と「自立」、さらには東日 本大震災がもたらした影響など、現在の日本社会における諸問題の共通点がく っきりと見えてきます。著者は、精神医学者で電気通信大学教授。 11月上旬発売予定 ---------------------------------------------------------------------- 『利他性の人間学』 ──実験社会心理学からの回答 ---------------------------------------------------------------------- C・ダニエル・バトソン 著 菊池章夫・二宮克美 共訳 A5判上製450頁・予価5460円(税込) ISBN 978-4-7885-1312-9 C3011 分野=心理学 ◆利己的か利他的か、それが問題だ どんな美談にも、その裏には利己的な動機が隠されているのか、それとも人間 は利己心なく他人に関心をもち、他人を助けようとするのか──多くの宗教や 哲学がこの難問に挑んできましたが、バトソンは徹底して実証的に利他性の問 題に挑んできた実験社会心理学者です。共感のような複雑で人間性の核心にあ る心理が、実験できるのでしょうか? 本書の醍醐味は、人間には利他性が存 在するということだけでなく、利他性が人間についての出来事の重要な力であ るということを、巧みな実験を行って検証していることにあります。心理学だ けでなく、人間性についての哲学的な考察にとっても重要な一冊です。 ___________________________________ ◇奥付 ___________________________________ □電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行) □HPアドレス http://www.shin-yo-sha.co.jp/ □blog:新曜社通信 http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/ □twitterもよろしく:http://twitter.com/shin_yo_sha □このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。 □購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。 □掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。 □発行:株式会社新曜社 営業部 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 2-10 電話  03(3264)4973(代) FAX 03(3239)2958 e-mail info@shin-yo-sha.co.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 次回発行は2012年11月上旬を予定しております。

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2012年10月 4日 (木)

新刊  菅野 幸恵『あたりまえの親子関係に気づくエピソード65』

9784788513037


菅野 幸恵 著
あたりまえの親子関係に気づくエピソード65

四六判並製190頁・定価1995円
発売日 12.10.05
ISBN 978-4-7885-1303-7

見本出来ました。10月9日配本です。10月11日ごろ書店に並びます。

 はじめに

私は短大で子どもの発達や保育について教えています。授業をしていると、学生たちのもっている子どもに対するイメージは、とても素朴でロマンティックなも のであると感じることがしばしばあります。「子どもは純粋無垢で、か弱い存在であり、だから大人はそれを慈しみ守らなければならない」というイメージで す。それはそのまま、親子関係(あるいは養育者)のイメージにもつながっています。だから虐待をする親に対してはとても手厳しく、子どもに対してひどい扱 いをする親の気持ちはとうてい理解できないし、したくもないと言います。

 子どもたちが母親だけに見せる表情を垣間見たり、わが子の状態を的確に把握してテキパキと行動している母親の姿を見ると、親子の間には特別なつながりが あるように思えるのも当然です。ただそのようなつながりは、生物学的に母親になれば自然と身につくものではありません。日々子どもと過ごすなかで培われる ものです。そして子どもとの日常は、いつもいつも美しく語れるような、きれいごとばかりではありません。生まれたばかりの子どもは昼夜を問わず泣き、その たびに養育者は空腹を満たしてやったり、オムツを替えるなど環境を整えてやる必要があります。1歳代の後半になれば、子どもは自分のやりたいことを何がな んでも押し通そうとし、通らなければ泣き喚きます。養育者も一人の人間です。いつでもすぐに子どもの要求に応えられるわけではないし、子どもの要求のすべ てを受け入れられるものでもありません(なかには拒否しなければならないものもあります)。子どもに対してネガティブな感情を抱くことも、当然あるでしょ う。

 そんな素朴な疑問を抱いたのは、修士論文に取り組もうとする大学院の学生のときでした。当時は子育てについての何の知識もない学生です。とにかく母親に 直接聞いてみようと思いたって、先輩を頼り、ある母親にインタビューをする機会を得ました。素朴な問いを立てたものの、それが母親たちの実態と符合するも のなのかどうか、半信半疑でした。おそるおそる、「子育てをしているとお子さんのことをかわいいと思うときと、イヤだと思うときと両方あると思うんですけ ど……」と問いかけると、その母親は笑顔で、「そりゃあ、イヤになるときのほうが多いくらいよ」と答えてくれました。

・・・・・・

《もっと読む あたりまえの親子関係に気づくエピソード65 はじめに》

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