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2011年6月 7日 (火)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第110号■

2011年6月7日発行 メール版 第110号
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第110号■

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◇トピックス
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●東京大学出版会さんが、5月末刊行のJ・ギブソン著『生態学的知覚シ
ステム』にあわせ、『視覚ワールドの知覚』(新曜社)、『生態学的視覚
論』(サイエンス社)といったギブソンの書籍の共同注文書を作成、販促
しております(感謝!)。店頭での特製ポップは必見です! ●フェアのお知らせ 弊社も参加しております心理学書販売研究会では、会発足10年の企画とい
たしまして、特約店様店頭にてフェアを展開しております。 現在、紀伊國屋書店新宿本店、ジュンク堂書店新宿店にて開催中、そして
6月20日にはジュンク堂書店池袋店にて開催しております。現在、フェア
会場のみの特典・小冊子「心理学を学ぼう!」を配布中です。 http://shinpanken.blogspot.com/ _______________________________

◇近刊情報 _______________________________ 6月中旬発売予定 ------------------------------------------------------------ 『笑いと嘲り』 ──ユーモアのダークサイド ------------------------------------------------------------ マイケル・ビリッグ 著 鈴木聡志 訳 四六判上製496頁・予価5040円(税込) ISBN 978-4-7885-1240-5 1010 分野=人間学・哲学・心理学 ◆笑いに潜む人間の陰◆ 笑い・ユーモアといえば、無条件によいものというのが常識です。しかし
著者によれば、笑いには陰の側面があります。嘲り、からかいです。人は、
仲間と一緒のとき、よそ者や変わり者を嘲笑ったりからかったりします。
これこそ、笑いがあらゆる文化にあることの核心です。嘲笑される可能性
があるから、社会のメンバーはいつも社会環境の習慣やしきたりに従いま
す。真面目な社会生活は、笑いの可能性なしには維持できないのです。あ
る人には無害なちょっとしたからかいが、別の人には過酷なものになりま
す。笑いのもつ、笑ってすますことの出来ない社会的・心理的意味を、本
書は理論的、歴史的に明らかにしました。批判心理学の旗手ビリッグなら
ではの、読み応えある本です。 6月中旬発売予定 ------------------------------------------------------------ 『キーワードコレクション 社会心理学』 ── ------------------------------------------------------------ 二宮克美・子安増生 編 A5判並製242頁・予価2520円(税込) ISBN 978-4-7885-1236-8 C1011 分野=現代思想・社会科学・哲学 ◆キーワードで学ぶ人のつながりの心理◆ これから社会心理学を学ぼうとする人、人間関係や集団の心理、コミュニ
ケーションなどに関心を持っている人のための、コンパクトで読みやすく
分かりやすい入門テキストです。私たちは、日常の生活の場で、さまざま
な人とかかわり、つながり、やりとりをしながら生活をしています。社会
心理学はそういう私たちの身近な問題を扱っています。社会心理学のキー
ワードを知ることによって、身の周りに起こる出来事や自分(たち)の考
え方や行動の仕方についての理解を深め、日ごろの行動を見直すことがで
きるでしょう。
6月中旬発売予定 ------------------------------------------------------------ 『ミラーニューロンと〈心の理論〉』 ── ------------------------------------------------------------ 子安増生・大平英樹 編著 A5判上製240頁・予価2730円(税込) ISBN 978-4-7885-1244-3 C3011 分野=脳科学・心理学 ◆自己と他者を考える視座◆ 人は、どのようにして自己自身の心にアクセスし、他者の心を読み取り、
社会的コミュニケーションを行うのでしょうか。これは心理学の難問でし
たが、最近盛んになってきた、「模倣」「共感」「心の理論」「マインド
リーディング」「ミラーニューロン」の研究によって、「自己と他者」の
問題が正面きって取り上げられるようになりました。とりわけ近年の脳科
学の発展は、脳活動をリアルタイムでモニターする技法を発達させ、さま
ざまな発見がなされつつあります。ミラーニューロンについてはすでに訳
書も出ていますが、本書は、ミラーニューロンと「心の理論」を重要な切
り口として、「自己と他者」についての心理学研究の現在を語った、斬新
で刺激的な一冊です。 6月中旬発売予定 ------------------------------------------------------------ 『しあわせ仮説』 ──古代の知恵と現代科学の知恵 ------------------------------------------------------------ ジョナサン・ハイト 著 藤澤隆史・藤澤玲子 訳 四六判並製424頁・予価3990円(税込) ISBN 978-4-7885-1232-0 C1011 分野=心理学・哲学 ◆意識では自分をコントロールできない!◆ 幸福はどこからくるのか、逆境におちいったとき、どう立ち向かえばよい
のか──古代から、多くの思想家たちがこの問いに答えようとしてきまし
た。 本書は世界の10の「偉大な思想」を心理学の知見に照らし合わせて
吟味し、現代の心理学から何が言えるかを探求した本です。もちろん幸福
とはこれだ!という明快な回答が用意されているわけでも、こうすれば幸
福になれる!という方法を授けてくれるわけでもありませんが、科学的に
裏打ちされたヒントが数多く詰まっています。また人間の心には意識では
コントロールできない部分があること、社会生活における返報性(目には
目)の心理学的本質がズバリと述べられて、心理学初学者のテキストとし
て読んでも大いに楽しめ、役立つ本です。 6月下旬発売予定 ------------------------------------------------------------ 『「外部」遭遇文学論』 ──ハーン、ロティ、猿 ------------------------------------------------------------ 大貫 徹 著 四六判上製232頁・定価2520円(税込) ISBN 978-4-7885-1241-2 C1090 希望陳列コーナー=文学評論・文学研究 ◆ハーンは、まだまだ新しい!◆ 「外部」から戻ってきた人間のお話はいつでも魅力的ですが、「外部」と
遭遇し戻ってこれなかった人の話はどうなるのでしょうか? ハーンの
「怪談」もまた、異なる世界との往還・出会いを描いて、いまなお新鮮な
驚きを与えてくれます。本書は、ハーンを補助線・通奏低音に、外部と遭
遇した作家、ベケット、イェイツ、コンラッド、ゴッホなどを取り上げて
論じます。また『お菊さん』などで維新期日本人を「猿」として表象した
ピエール・ロティ、「踊り子」を猿のような醜さで描いたドガ(日本では
大人気ですが)などにも、異なるものと遭遇した作家・画家の無意識の視
線を暴き出します。「外部との遭遇」というユニークな視点から、我々の
文学的常識を問い直し覆してくれる痛快文学論です。 6月下旬取次店搬入 ------------------------------------------------------------ 『転生する物語』 ──小泉八雲「怪談」の世界 ------------------------------------------------------------ 遠田 勝 著 四六判上製272頁・定価2730円(税込) ISBN 978-4-7885-1242-9 C1090 分野=文学評論・文学研究 ◆怪談「雪女」はどこから生まれたか?◆ ハーン・小泉八雲の「雪女」、この怖くて美しいお話はみなさんご存知で
しょう。ハーンが「武蔵国の百姓から聞いた話」と断わっていることもあ
って、日本の民話のなかにその起源はあると当然思われるでしょう。とこ
ろが、意外や意外。著者は、このお話の類話を丹念に調べ上げ、その影響
関係をたどっていって、とんでもない結論に達してしまいます。まさに、
物語は転生するのです。読まれた方は、ミステリーにも負けない研究の面
白さを味わわれるでしょう。他にも、ハーン研究者の間では評価の高い論
文を収録して、初めてまとまった一冊の本として読めるようになりました。
物語を読むことの楽しみを満喫させてくれる力作です。 7月中旬発売予定 ------------------------------------------------------------ 『脱原子力社会の選択 増補版』 ──新エネルギー革命の時代 ------------------------------------------------------------ 長谷川公一 著 四六判上製448頁予定・予価3360円(税込) ISBN 978-4-7885-1245-0 C1036 分野=原子力・エネルギー問題・社会 ◆緊急出版! フクシマ事故までの15年!◆ 『週刊朝日緊急増刊 朝日ジャーナル原発と人間』を読むと、安全審査、
被曝、過酷な現場など、原子力発電の驚くべき実態と政府の甘さが次々と
明るみに出されています(長谷川公一「もう一つのチェルノブイリ」参照)。
本書は、カリフォルニアの原発閉鎖と新エネルギーを紹介して反響を呼び
ましたが、増補版では福島原発事故までの15年を徹底検証します。JCO
事故をはじめ相次ぐ事故やトラブル隠し、経産省の耐震審査の緩み、メデ
ィアの沈黙など、まさに失われた15年だったのです。社会科学的観点から
長年の安全軽視を許した原子力ムラの政治支配を厳しく検証し、ただちに
脱原子力を宣言し、安全規制を強化するよう、政府に強く求めています。 7月中旬発売予定 19日配本予定  ------------------------------------------------------------ 『焦土の記憶』 ──沖縄・広島・長崎に映る戦後 ------------------------------------------------------------ 9784788512436_2福間良明 著 四六判上製536頁・定価5040円(税込) ISBN 978-4-7885-1243-6 C1030 分野=近現代史・社会学


◆いまなお続く「被爆体験」の語りを掘り起こす!◆ 体験者の高齢化が進むなか、戦争体験の継承は喫緊の課題となっています。
本書は、戦後日本の戦争体験論からは周辺とみられがちな、沖縄の戦争体
験、広島・長崎の被爆体験を中心に、従来の戦争体験論との違いを論じま
す。沖縄は、激しい戦闘が住民ぐるみで行なわれて、3分の1の住民が亡
くなりましたし、戦後は長い間、米軍の支配下に置かれました。広島・長
崎も原爆によりそれぞれ12万人、7万人が犠牲になり、その被爆後遺症は
「現在」も続く戦争体験です。そのような特異な体験を、地方のメディア
(地方紙、文芸誌、ミニコミ誌など)の丹念な掘り起こしを通じて明らか
にします。そこからは、従来のような戦中派・戦後派・戦無派などの体験
の違いによるだけでなく、社会状況・力学の違いによる変容も明らかにな
ります。戦争体験論のさらなる深化・継承をめざす労作であります。 7月下旬発売予定 ------------------------------------------------------------ 『マス・リテラシーの時代』 ──近代ヨーロッパにおける読み書きの普及と教育 ------------------------------------------------------------ D・ヴィンセント 著 北本正章 監訳 四六判上製368頁・予価3990円(税込) ISBN 978-4-7885-1238-2 C3022 分野=西洋史(イギリス)・教育 ◆大規模なコミュニケーション革命◆ 19世紀末にヨーロッパ全域で郵便制度が整備され、マス・リテラシーの時
代が幕開けしました。安価な均一料金によって郵便量は飛躍的に伸び、各
国の識字率がどんどん上がりました。誰もが自分で手紙を書き、新聞や本
を読む時代が到来したのです。日本もこれを追いかけたことは言うまでも
ありません。この時代に、ヨーロッパの民衆は読み書きにどのように取り
組み、コミュニケーションを変容させ、学校や国家はどう介入したのでし
ょうか? 今日のコンピュータ・リテラシーの影響を正しく見極める上で
欠かせない歴史書の待望の完訳です。
7月下旬取次店搬入 ------------------------------------------------------------ 社会はいかに記憶するか ──個人と社会の関係 ------------------------------------------------------------ P・コナトン 著 芦刈美紀子 訳 四六判上製240頁・予価2625円(税込) ISBN 978-4-7885-1239-9 C3039 分野=哲学・思想 ◆身体・記念式典・パフォーマンス◆ 本書は社会の記憶をテーマに、個人と社会の関係についてしなやかで独創
的な理論を展開し、読者の幅広い支持を得てきた名著の翻訳です。たとえ
ばイギリスでは、毎年11月のリメンバランス・デーに赤いポピーの花を飾
り、王室列席の戦没者追悼式典を行います。このように社会の記憶の力と
は、ひとつの社会に住む人びとが記念式典を通して過去のイメージを共有
することを意味します。社会の記憶は文書に記録されるものではなく、慣
習として出会う身体やパフォーマンスであると著者は主張します。文学、
精神分析、文化人類学を幅広く援用し、古今東西の題材を自在に駆使した、
知的刺激に満ちた書です。 _________________________________ ◇編集後記 震災以来、週刊誌を買う習慣がついてしまった。とくに週刊新潮は、特集
記事に加え、とくに西原理恵子さんと柳沢きみおさんのエッセイには、ほ
んとうに救われた。今回ほどなにかを切実に聞きたいと思ったことはなか
ったし、作家といわれる人のことばの力を感じたことはなかった。 義姉がながく国際協力NGOの団体に勤めており、震災後数度にわたって被災
地に行っている。インドネシアの大地震のさいに現地で淡々と業務を遂行
しつづけたたスタッフも、この東北の震災ではどうにも感情のおさえがきか
ず、大変なようだ。蒲団やシーツ、子どものくつ、ボール、屋根瓦・・・・
瓦礫なり廃棄物といわれるものの背景に人の顔やその生活が見えて、意味を
もって押しよせてくるのに、耐えられなくなるのだという。 店が流されてしまったけれど、新学期が始まるから休むわけにはいかないと
仮設店舗を高台に作って営業をはじめた文房具屋さんの話を聞いた。しかも
買ってくれた人には、なにかしらのおまけをつけてくれるのだという。娘へ
の土産としてそこで買ってきたリラックマの消しゴムをもらいつつそんな話
をきくと、どうにも涙が出てとまらない。 6月6日発売の週刊ポストには「復興の書店」の記事があった。私も自分の
つとめをはたそうと強く思う。しかしこの雑誌を通勤電車中で読むには、ま
だまだ抵抗があるぞ。                     (N) ___________________________________ ◇奥付 ___________________________________ □電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行) □HPアドレス http://www.shin-yo-sha.co.jp/ □blog:新曜社通信 http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/ □twitterもよろしく:http://twitter.com/shin_yo_sha □このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。 □購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。 □掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。 □発行:株式会社新曜社 営業部 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 2-10 電話  03(3264)4973(代) FAX 03(3239)2958 e-mail info@shin-yo-sha.co.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 次回発行は2011年7月上旬を予定しております。 ◎新曜社<新刊の御案内>   のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000018252/index.html

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