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2011年3月

2011年3月31日 (木)

新刊 J・J・ギブソン 著 『視覚ワールドの知覚』

9784788512221 J・J・ギブソン 著 東山篤規・竹澤智美・村上嵩至 訳
『視覚ワールドの知覚』 

THE PERCEPTION OF THE
VISUAL WORLD
by James J. Gibson

Copyright, 1950 by James J. Gibson
Originally published by THE RIVERSIDE PRESS
Cambridge, Massachusetts, U. S. A.

A5判320頁・定価 本体3500円+税  ISBN 978-4-7885-1222-1

ができました。配本日の29日以降、書店さん店頭に並び始めることと思います。

さて本書、東京大学出版会さんのtwitterの紹介がまとまっておりますので、
そちらを引用。

                    UT_Press                           ギブソンは著書が3つあり、実は第1作の『視覚ワールドの知覚』が新曜社よりまもなく刊行されます。小会の『生態学的知覚システム』 http://bit.ly/icXnX8 は第2作。既刊の『生態学的視覚論』(サイエンス社)とあわせて、これでギブソンの邦訳が出揃います。

『生態学的知覚システム』は5月中旬発行予定のようです。

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2011年3月26日 (土)

重野 純・福岡伸一・柳原敏夫著 『安全と危険のメカニズム』

9784788512283 重野 純・福岡伸一・柳原敏夫
『安全と危険のメカニズム』
A5判232頁・定価 本体2400円+税  ISBN 978-4-7885-1228-3
が出来ました。

配本日は3月25日です。

ためし読み

今週は地震の影響か、営業部のパソコンの故障が相次ぎ、バックアップデータ、ハードディスク、パソコンの入れ替えなどやっていました。最初は副業で簡単なパソコン修理でもやろうと冗談を言っていたのですが、余震があるたびにあまりゆれないでくれ、と願いながらの作業でした。
 

著者柳原敏夫氏 補足

私はこの本の著者の一人で、本来、コメントをここにアップするのは不自然なことかもしれません。
しかし、この本の出版直前に、3.11の未曾有の天災と人災が発生したため、その結果、この本を全面的に書き換えなければという心境に追い込まれました。
そこで、その一端だけでも、「3.11後のあとがき」として、以下に補足した次第です。

3.11後のあとがき(イネ裁判と福島原発事故が私たちに突きつける課題)

 柳原敏夫

リスク評価については、万の議論より、1つの「生きた事例」がリスク評価とは何かを我々の頭に叩き込む。その観点から、生きた事例の分析検討の中か らリスク評価の生きた教訓を汲み取ろうとした。それが2005~6年、新潟県上越市で実施された遺伝子組換えイネの野外実験とその中止を求めた6年間の裁 判の検討である。ところがこの検討が終わるやいなや、もっと巨大な「生きた事例」が我々の前に出現した。3.11の福島原発事故である。そして、遺伝子組 換えイネ裁判から引き出された教訓は、不本意にも、その巨大な「生きた事例」でも殆どそっくりそのまま当てはまることが明らかとなった。我々市民は、この 巨大な「生きた事例」の体験を通じ、科学技術とそれを運用・管理する人たちに対する決定的な不信が形成されるだろう。それは「科学技術とそれを運用・管理 する人たちのあり方」を根源から変革せずにおれないものである。

遺伝子組換えイネ裁判の分析検討の結果得られた(そして、福島原発事故にもほぼそのまま当てはまる)リスク評価の生きた教訓とは概ね次の通りである。
1、「可能性」のある事故は、いつか必ず「現実」のものとなること。それは素人ならいざ知らず、科学技術の専門家が「想定外の事故」などと軽々しく口にしてはならないこと。

2、しかし、たとえ事故は「現実」のものとなった時でも、そこでリスク評価は終わるのではなく、依然、進行する事故に「不確実な事態」がつきまとう。そのため、発生した事故にどのように対処したらよいかをめぐって、むしろリスク評価の最も重要な出番となる。

3、しかも、こうした事故は必ず2度発生する、1度目は「人間と自然との関係」の中で、2度目は「人間と人間との関係」の中で。

4、2度目の「人間と人間との関係」の中で発生する事故とは、1度目の「人間と自然との関係」の中で発生した事故がその後意図して操作(マインドコント ロール)されたものである。従って、その操作が発覚したとき、市民の科学技術とそれを運用・管理する人たちに対する疑心暗鬼・不信感は極大に達する。

5、但し、たとえ運良くその操作が発覚せず、市民の目を欺くことができたとしても、自然を欺くことはできない。どんなマインドコントロールも「人間と自然との関係」の前で無力である。自然は情け容赦なく人間を裁く。

6、その上、「人間と自然との関係」で、今日の専門化し、細分化し、分断化された科学技術では自然の全体像を正しく把握することができない。そのため、自 然を人工的に利用するにあたって生じる危険性についても正しく把握することができない。この意味でも、今日の科学技術は「人間と自然との関係」の前で無力 である。

7、その無力にもかかわらず、今日の科学技術を運用・管理する主要な担い手たちはこの点の無力さを十分自覚していない。そして、彼らの主要な関心は、特定 の目的(耐病性イネの開発や発電など)のために自然をいかに効率的に利用するかにしか向けられていない。そのため、ひとたび自然が事故を起こし、暴走し始 めたとき、今日の専門化・細分化・分断化した科学技術ではその病理現象の全体像を正しく把握し、正常化に向けて必要な対策を講じることは著しく困難とな る。

8、この「人間と自然との関係」の中で露呈する事故対策における科学技術の無力さが、一層、「人間と人間との関係」の中で己の無力さを取り繕うという操作(マインドコントロール)を招く。

9、その結果、マインドコントロールの中に置かれた市民は、「万が一の対応」「念のための措置」「直ちに影響ない」といった安全弁、というより詭弁の中に 置かれる。しかし、ひとたび事態が進行したとき、それまでとは手のひらを返したような危険な事態が宣言されることになる。それは異常なパニックという最悪 の事態をもたらす。

10、では、こうした事態を回避するために何が必要か。

11、一方で、科学技術を運用・管理する人たちは、「人間と自然との関係」の中で認識した事実をありのままに、「人間と人間との関係」で明らかにすること が不可欠である。しかし、これこそ現実には至難の技である。ガリレオの受難は今もなお、というより、今日かつてないほど強まっているからである。だから、 単に「正しい情報公開」という掛け声ではナンセンスで、「科学技術とそれを運用・管理する人たちのあり方」を根源から変革するしか解決策はない。そのヒン トは、偉大な映画作家スピルバーグの映画作りと次の言葉に見出すことができる―――「シンドラーのリスト」を製作した彼は、ある時、「最高の映画製作者 は?」と聞かれて、こう答えた。「最高の映画製作者とは最も勇気ある映画製作者のことである」。もちろん、「勇気」とは、真実の映画を作る「勇気」である のみならず、そのために国家・企業の干渉・束縛から自立した映画製作のあり方を作り出す「勇気」のことである。

12、他方で、市民自身は自ら「人間と自然との関係」で進行する事故に関する事態を可能な限り正しく認識できることが不可欠である。また、いかなる状況の 展開により「万が一」の事態が出現するのか、今すぐ直ちに影響ないとしても「将来、影響がある」のはいかなる条件のときにどのような影響を及ぼすのか等に ついても、市民には知る権利がある。

13、そのためには、国家・企業から自立した場所で、専門化・細分化・分断化した科学技術の各分野の研究者・技術者たちが連携・協力しあって、総合化、統 合化された科学技術の視点から、進行する事故に関する事態の全体像を分析し、事態を可能な限り正しく認識して、その情報を市民に公開することが必要とな る。

14、さらに、市民は、専門家から事故に関する情報の提供を受けたとき、それを一方的に鵜呑みにするのではなく、自らその情報の正しさを検証できる機会と場が与えられることが不可欠である。

15、そのためには、国家・企業から自立した場所で、情報を受け取った市民が、市民同士で意見交換が行えること、情報を提供する専門家に対し自ら質疑応答 する場が与えられ、その一部始終が公開されること、情報の正しさを検証するための適切なデータをアクセスし、データと照らし合わせて情報の正しさが検証で きることが保障されなければならない。

16、今回の福島原発事故が端的に示すように、事故の発生源は1箇所であっても、事故発生による事態の危険性(リスク評価)は場所と時間に応じて様々に異 なる。そこで、各の場所に置かれた様々な市民自身が自ら判断できるのでなくてはならない。そのためにはリスクの一般論に個別具体的なデータを当てはめて判 断するしかない。そこで、市民自身がいつでもどこでも、必要な一般論とデータの両方にアクセスできるように保障する必要がある。

まとめ
科学技術に携わる人たちはもともと最善の自然認識を目指すことを職務とする。しかし、同時に彼らは最善の倫理家であることが求められる。前者は「人間と自 然との関係」のことであり、後者は「人間と人間との関係」のことであり、両者は切り離すことができない、つまり科学者たちは「人間と自然との関係」の世界 に逃げ込むことはできない。

今日ほど科学者・技術者の倫理性が痛感される時代はない。現在、科学技術のせいで人類と地球環境は絶滅の危機に追いやられていると多くの市民が感じている からである。にもかかわらず、科学技術に携わる人たちに対して、多くの市民が「人間と人間との関係」で彼らが誠実ではない、倫理的ではないとかつてない不 信を抱いているからである。
倫理的であることの究極は「ウソをつくな」であり、そして「真実を語る勇気を持て」である。

しかし、この倫理性は単に科学者・技術者の個人の心がけの問題ではすまない。社会システムとして実現される必要がある。それが、かつて国家と宗教の癒着に よる堕落・弊害の反省から導入された「政教分離」に対応する、国家と科学技術の癒着を禁ずる「政科分離」の原則の導入であり、かつて軍の暴走への反省から 導入された主権者である市民が軍をコントロールする文民統制(シビリアン・コントロール)に対応する、主権者である市民が科学技術の暴走をコントロールす る科学技術の文民統制(シビリアン・コントロール)の原則の導入である。

これらの社会システムを構築すること、それがリスク評価の巨大な「生きた事例」が人類に突きつけている課題である。
                                                                                   (2011.5.6)

投稿: 柳原敏夫 | 2011年5月 6日 (金) 11時39分

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2011年3月23日 (水)

新刊 園田雅代・無藤清子 編『臨床心理学とは何だろうか』

9784788512269 園田雅代・無藤清子 編
『臨床心理学とは何だろうか』

23日配本いたしました。
ISBN 978-4-7885-1226-9
A5判288頁・定価 本体2600円+税

弊社でここ一年ほど、ためし読みを自社で作成してアップしていたのですが、パソコンのトラブルのせいか、ソフトの問題なのか分かりませんが、うまくいかず、本書のためし読みは作成中です。いましばらくお待ちください。

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2011年3月20日 (日)

本棚をさぐりながら

 twitterでつぶやいたあと、それがretweetされるとちょっと問題アリかなあと思うと、わりとすぐに削除してしまいます、私。いわゆる「ヘタレ」ですね。ある部分だけハイライトされて、誤解されるのがこわいからですが、それがいやならブログなりに書けばいいのかもしれませんが、やはりスピード感が違うんですね、ブログとtwitterは。反射で書く面白さと怖さとが同居しています。

最近ですと、かの次期都知事候補のあんまりな発言(1 にあわせて、『地震と社会』(みすず書房・外岡秀俊著)から「(関東大)震災をきっかけに生じた天譴論に、敢然と抗う人々がいた。芥川龍之介はその一人で、「天譴論を眞としたならば澁澤榮一先生などは眞先に死んでも好さそうだがね」とか「天変地異を道徳的に解するは野蛮思想なり」といった宮武外骨氏のことばを引用してつぶやいたのですが、削除してしまいました。とくに芥川先生のほうはあまりに過激で、引用元とか背景が分からないと、誤解されるかなと思ったので。

このへんの迷いはひとえに会社名のアカウントでやっていることもあるでしょう。twitterはやはり個人の情報発信ツールであるし、あるべきだと思います。そこに面白さがあると思います。会社名では「面白さ」をどうだすか、非常に難しい。ただの広報という位置づけでもいいのでしょうが、やはりその会社にどんな人間がいて、どんなことを考え、どんな関係のなかで仕事をしているのかが少しでも知ってもらえたほうが、意味があるのではないかと思いつつ、試行錯誤しながらやっております。

 しかしさきの『地震と社会』(上・下)みすず書房は非常に参考になります。天譴論は安政の大地震の頃からあること、現世の退廃や堕落、奢りへの警告としての天譴論は、支配層である武士知識人層に多く見られ、また民衆にとって大地震は世の中が好転する兆しとしてとらえる側面があったことなど、整理してくれている。谷崎潤一郎が関東大震災以後、京都に移り、そこで谷崎文学の豊穣な世界が花ひらいたことなども興味深い。このへんのエピソードのあたりは本書のほんの一部、眼目は阪神大震災をめぐる日本の現状を包括的分析にあります。ひきつづき傍らに置きつつ、読み続けることにします。

 さらに余震が続くなか、チャペックが遠き日本におきた震災(関東大震災)に見舞われた人々への援助を呼びかける文章があったはずだと思い、家人の冷たい視線のなか本棚を探し続け、見つける。カレル・チャペックの『いろいろな人たち』(平凡社)の一章、「ゆれ動く世界」がそれだ。1755年のリスボン大地震。このときヨーロッパの人間は、神にこう問うた。「もしあなたが存在するなら、どうしてこんなに多くの悪を許しておくのだろうか?」。チャペックはいう、20世紀の人間は、この関東大震災の恐怖に直面して、神が存在するかどうか神に問うようなことはしない。そのかわり人類が存在するかどうかを人類に問うのだと。第一次世界大戦後、これはもっとも恐ろしく運命的な問いなのだとチャペックは言う。これは人間性の問題ではなく、文明の問題なのだと。この問いを20世紀銃ずっと、21世紀の今でも、変わらず人類は問い続けているのでしょう。

さてこのたびの東日本大地震。震災・津波の恐怖のうえに原子力発電の事故という、未曾有の危機にあたって、親が小さな子どもを安心させるために「大丈夫だよ」ということははたして正しいのか嘘はゆるされるのかどうか。確かなことはいえない、可能性の問題はいえないと正直に言うのが正しいのか(まあこんな親はどうかしているかと思うが)。

こんな問いを抱えながら、また本棚を探り続けています。

注1 都知事候補の発言に震災時のJRの対応への批判がありました。これはもう少し注目されてもよいかなと思います。

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2011年3月16日 (水)

新刊 日本質的心理学会 編『質的心理学研究 第10号』

9784788512252 日本質的心理学会 編
『質的心理学研究 第10号』本日16日配本です。

質的心理学会会員の方には14日現在、すでに発送しております。
青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島、茨城の各県は、震災被害による交通・配送事情の関係よりお送りしておりません。また北海道につきましては到着にかなりの遅延が見込まれております。たいへん申し訳ございませんが、復旧次第お送りいたします。

さて本書、ペラペラめくっておりますと、昆虫の連続写真が目に付きます。これはなにかと思い目を留めますと、「起き上がるカブトムシの観察――環境-行為系の創発」という佐々木正人氏の論文。これは面白い。先日、新刊案内のメール版を流したところJ・J・ギブソン 著『視覚ワールドの知覚』の予告に反響が大きかったのですが、今回の『第10号』特集はJ・J・ギブソ ンの系譜に連なる「行為とそれを取り巻く環境」にかかわる観察研究を収録しております。

特集 環境の実在を質的心理学はどうあつかうのか(責任編集委員:南 博文・佐々木正人)

山﨑寛恵 「乳児期におけるつかまり立ちの生態幾何学的記述」

青木洋子「食事における容器操作の縦断的研究」

佐々木正人「『起き上がるカブトムシ』の観察――環境-行為系の創発」

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2011年3月15日 (火)

広告 11年3月15日付 朝日新聞サンヤツ

Adt201103140005 本日11年3月15日付 朝日新聞サンヤツ掲載いたしました。
(大阪、名古屋、西部本社版 03月18日掲載)

* 本を生み出す力 
* コミュニティの創造的探求
* 政治広告の研究
* 質的心理学研究第10号

 コミュニティの創造的探求は本日配本の本、質的心理学研究第10号は明日16日配本です。いずれも配本日から2、3日後、書店さんに並び始めると思います。

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新刊 金子 勇 著『コミュニティの創造的探求』

9784788512160
金子 勇 著
『コミュニティの創造的探求』

本日、15日配本いたしました。
書店さん店頭へは2、3日後に届きます。
くわしい内容・目次等、後日つけくわえます。


孤立と無縁から
連帯と凝集力へ

粉末化する日本社会に
活力を取り戻すには?
公平・平等な社会とは?
少子高齢社会研究の第一人者による
理論と実践の集大成。  (本書オビより)

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2011年3月14日 (月)

とにかくのご無事を、こころよりお祈り申し上げます

このたびの震災で被害にあわれた方々にこころよりお見舞い申し上げます。
とりわけ東北各県の被災地の方々にはとにかくのご無事を、こころよりお祈り申し上げます。

14日早朝、散らかった会社を片付けようと、いつもより3時間早く家を出てきたが、会社についたのは9時10分といつもと変わらず。

来るとすでに書籍集品の方はみえられて、こちらがいないのを確認して帰られた様子。物流は定刻どおりに動いているようで、気を強くしました。

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社内はこんな感じ。地震の後、少し直して帰っていたようだ。あまり覚えていません。
左上の写真は、机のものが落下、まあ普段の自分の机がわかりますね。右上の写真はスチールだな。入っていたものはすべて落ち、棚じたいは前倒しになりました。

しばらくすると本の集品の方が再び見え、物流は通常通りとのこと、注文品をもっていってくれました。弊社でもこの時期は新刊が多い時期。被害にあわれた書店さまもかなり多いなかで、「通常の」業務をためらう気持ちが正直ありますが、営業は通常通り行っていきます。

これから何があるか分からず、正直怖いというのも本音ですが。

これから何があるか分かりませんが、

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2011年3月10日 (木)

(毎日新聞社刊) 小熊英二著 『私たちはいまどこにいるのか=小熊英二時評』

弊社本ではないですがご紹介いたします、
もう並びはじめているようですね、

小熊英二著 『私たちはいまどこにいるのか=小熊英二時評』(毎日新聞社さんサイトへリンクされています)

その関連でしょうか『インド日記『対話の回路』(新曜社)の動きがめだっています。

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2011年3月 7日 (月)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第108号■

2011年3月8日発行 メール版 第108号
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第108号■

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◇トピックス
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●2月に刊行いたしました
『社会調査史のリテラシー』(佐藤健二著・定価6195円)

『本を生みだす力』(佐藤郁哉・芳賀学・山田真茂留著・定価5040円)

の2点、高額書ながら売れ行き好調です。

『本は物である』(定価2520円)の著者、桂川氏が2月25日付朝日新聞
の「ひと」欄にとりあげられました。

●3月3日からBUNKAMURA ザ・ミュージアムにて
「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」がスタートする
など、フェルメールへの関心が高まるなか、おすすめの一冊です。

『フェルメールのカメラ』(P・ステッドマン著・3360円)

BUNKAMURA ザ・ミュージアム
「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」

●心理学書販売研究会10周年フェア 
紀伊國屋書店新宿本店 5階心理学書コーナー
第4弾「発達ってなんだろう?」
3月14日から4月10日まで開催いたします。

第3弾「子どものこころ大百科」は好評開催中です。
http://shinpanken.blogspot.com/2011/01/blog-post.html

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◇近刊情報
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3月中旬発売予定
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『臨床心理学とは何だろうか』
──基本を学び、考える
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園田雅代・無藤清子 編
A5判並製288頁・定価2730円(税込)
ISBN 978-4-7885-1226-9 C1011
分野=臨床心理学・カウンセリング

◆実践的なテキスト!◆
いまほど「心の問題」がクローズアップされた時代はないでしょう。大学や大
学院で臨床心理学を学ぶ人々もますます増えています。しかし、臨床心理学は
なによりも実践的な学問です。たんに知識を学んでも、あまり役に立ちません。
本書は、臨床心理学を教える著者たちの経験の中から生まれました。あらゆる
臨床心理学の立場に共通するものは何か、考え方の違いのもとにある理念はど
のようなものなのか、カウンセリングの実際はどのように始まり、終わるのか、
カウンセラーにとって大変なこととはどんなことなのかなど、好奇心をかき立
て、内発的に学べるよう工夫された、新しいテキストの誕生です。



3月中旬発売予定
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『調査研究の方法』
──臨床心理学研究法 第5巻
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石丸径一郎 著
A5判並製224頁・定価2625円(税込)
ISBN 978-4-7885-1227-6 C3011
分野=臨床心理学・カウンセリング

◆初心者がつまずきやすい隙間を埋める!◆
日本ではじめて本格的に臨床心理学の研究法を取り上げ、好評をいただいてい
るシリーズの第5巻です。臨床心理士になりたいと思って大学や大学院に入っ
た学生は、臨床心理の技術を学び、より良い臨床ができるようになりたいとい
う気持ちを持っていても、どうして研究をしなければならないのか、論文を書
かなければいけないのかはわかりにくいものです。本書は、何のために、なぜ
調査研究が必要なのか、その方法にはどのようなものがあるかをたんねんに解
説するとともに、研究を論文にまとめるまでを実例を交えて示した入門書です。
何事も本や授業で勉強したことと実際ではずいぶん異なるものですが、本書は、
初学者がつまずきやすい隙間をできるだけ埋めるよう配慮して、大変実践的に
書かれています。



3月中旬発売予定
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『質的心理学研究』第10号
──特集 環境の実在を質的心理学はどうあつかうのか
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日本質的心理学会 編
B5判並製184頁・定価2730円(税込)
ISBN 978-4-7885-1225-2 C1011
分野=新刊・心理学

◆「身のまわり」の環境をあらためて問い直す◆
心理学・医学・看護学をはじめ人間を対象とする科学は、ともすると人間側に
ばかり目を向け、その人が置かれている具体的な環境の存在・ありように無関
心のままであったのではないでしょうか。
本号の特集は、これまで当然の前提として研究の背景に退いていた「環境」に
焦点をあて、生が営まれる「場」であり、人間を含む生きものを取り囲む「環
境」を、今一度リアルに問い直す試みです。特集論文として、J・J・ギブソ
ンの系譜に連なる「行為とそれを取り巻く環境」にかかわる観察研究3本と、
他に一般論文5本を収録。書評特集は「アクションリサーチ」関連の主要な書
籍をとりあげ分野別に論じています。



3月下旬発売予定
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『安全と危険のメカニズム』

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重野 純・福岡伸一・柳原敏夫 著
A5判上製232頁・定価2520円(税込)
ISBN 978-4-7885-1228-3 C1030
分野=食の安全・科学裁判・認知科学

◆危険は人によって作られる!◆
本書は、心理学者重野 純、分子生物学者福岡伸一、法律家柳原敏夫の三氏が、
それぞれの立場から現代における安全と危険のメカニズムをとらえるための研
究をおこなった成果をもとに書かれました。昔は大きな危険といえば伝染病や
飢饉、自然災害などでしたが、現代は、科学技術が便利さを生みだす一方で私
たちの生活を脅かす、という状況が生まれています。食品添加物や遺伝子組み
換えなどによる健康への危険、医療事故など、科学技術が重大な危険を生んで
しまうのです。自然災害に加えて、人間が生みだす危険にどう対処していった
らよいのか、本書はそのヒントを与えてくれるでしょう。



3月下旬発売予定
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『視覚ワールドの知覚』

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J・J・ギブソン 著 東山篤規・竹澤智美・村上嵩至 訳
A5判上製320頁・定価3675円(税込)
ISBN 978-4-7885-1222-1 C3011
分野=新刊・心理学

◆ギブソン、待望の基本文献!◆
ギブソンはアフォーダンス概念の提唱者として有名ですが、視覚の研究者とし
てもたいへん高名で、心理学の教科書には必ず名前が載っています。彼は若い
頃、「なぜ物は、見えるように見えるのか」を問いかけたゲシュタルト心理学
者のコフカに出会いました。その後、第二次世界大戦中に飛行士志願者の選考
に必要な視覚情報の分析に従事し、その研究にもとづいて、ゲシュタルト心理
学とはまったく異なる立場からコフカの問いに回答を与えたのが本書です。今
日に至るも心理学に大きな影響を与えている本書ですが、これまで未邦訳でし
た。まさに、待望の完訳です。



3月下旬発売予定
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『方法としての心理学史』
──心理学を語り直す
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サトウタツヤ 著
A5判上製224頁・予価2520円(税込)
ISBN 978-4-7885-1229-0 C1011
分野=新刊・心理学

◆心理学再発見!◆
えっ、心理学史? 特殊な専門家向けの本じゃないの? とんでもない。歴史
書が面白いように、心理学史、つまり心理学の歴史も、じつに面白いのです。
歴史は「事実の羅列」ではなく、「語り直される」ものである、というのが本
書の主張です。近代心理学は、19世紀の末ころドイツのヴントによって成立し
たというのが常識になっていますが、何故この時期にこうしたことが起きたの
でしょうか? 日本では、心理学ということばはいつどのようにはじまり定着
したのでしょうか? 妖怪や千里眼も心理学で研究されていたのに、なぜ排除
されたのでしょうか? 常に新しい問いを作り、歴史を編み直し、新しい知識
を生産するための、ワクワクする心理学の一分野を紹介する意欲作です。



3月下旬発売予定
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『言語力』
──認知と意味の心理学
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藤澤伸介 著
四六判並製296頁・予価2520円(税込)
ISBN 978-4-7885-1230-6 C1011
分野=新刊・心理学

◆快適な人間関係は言語力から!◆
「言語力」といえば、普通は「言葉の多彩さ」「正しい言語表現」「論理的な
思考」ということになるでしょうが、本書でいう「言語力」は、ちょっと違い
ます。人々が対立して争っている時、悩みごとを抱えている時、その原因が言
語の使い方にあるのではないかと考えると、色々なことが見えてくるのです。
すなわち本書で「言語力」といっているのは、「言葉の使い方と認識の仕方の
関係を知ることによって、人生を生きやすくできる力」のことなのです。この
ような「言語力」は万人に必要な素養ですが、学校でも教えてくれません。必
要もない悩みごとを自己生産したり、人間関係で余計なトラブルを抱えたり、
知らない間に余計な出費を決定してしまったりするようなことをできるだけ減
らし、快適な人間関係を築くための、心理学からのメッセージです。

著者の本 『ごまかし勉強』

3月下旬発売予定
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『開発と生活戦略の民族誌』
──ソロモン諸島アノケロ村の自然・移住・紛争
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宮内泰介 著
四六判上製384頁・定価4410円(税込)
ISBN 978-4-7885-1224-5 C3036
分野=新刊・開発・国際援助・文化人類学

 

◆貧困観をこえた等身大の開発◆
モバイルギアとカメラを手に、南太平洋ソロモン諸島アノケロ村でフィールド
ワークを重ねてきた著者のライフワークが本書に結実しました。村の人々は半
栽培、重層的コモンズなどの環境的しくみを守って熱帯林を利用し、安定した
自給生活を送ってきました。それと同時に、出稼ぎや移住によって多様な現金
収入の道を探り、戦争や民族紛争すら自分たちの移住計画に取り込んできたの
です。アノケロ村の生活戦略には、不安定な現代世界の動向に左右されない生
活保障とリスクの回避を、自分たちの力でかちとるたくましさが息づいていま
す。焼畑、森の生活、川遊び、ココヤシ栽培、マーケット、学校、選挙まで生
活感あふれる写真満載。著者は北海道大学大学院文学研究科教授(環境社会
学)。

著者の本 編著『コモンズをささえるしくみ』



4月上旬発売予定
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『観光入門』
──観光の仕事・学習・研究をつなぐ
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青木義英・廣岡裕一・神田孝治 編著
A5判並製180頁・定価2205円(税込)
ISBN 978-4-7885-1220-7 C1026
分野=新刊・観光学・観光・地域政策

◆観光をめぐる仕事と学問をつなぐテキスト◆
小泉純一郎元首相による「観光立国宣言」以降、大学における観光関連学部・
学科の新設が活性化し、この10年間で学生数は約10倍に増え、研究のみならず
人材育成を見据えた教育にも力が注がれるようになってきました。しかし実際
には、大学での学びを卒業後の進路にうまく結びつけられずに悩む学生が多い
ようです。本書は、そのような学生たちの切実な声に応えるべく誕生した、観
光関連の仕事と学問を「1冊で見通せる」初めての教科書です。執筆陣は、J
ALや日本政府観光局などの実務経験者から研究者まで各分野のスペシャリス
ト。編者は国立大学法人でははじめて観光学部を設置した和歌山大学の教授陣。


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日本発達心理学会 編
「発達科学ハンドブック」シリーズ刊行開始!

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いまや発達心理学は、隣接の学問分野から影響を受けつつその領域を広げ、発
達的視点を中核においた「発達科学」として発展しつつある。1989年の発
達心理学会発足以降およそ20年間の研究の動向を展望し、今後の新たな研究
への足がかりとなるシリーズを目指します。読者対象は卒論執筆者から大学院
生、研究者、専門的実践家まで。


*「発達科学ハンドブック」の概要(A5判上製・各巻約300頁)

田島信元・南 徹弘 編
第1巻:発達心理学と隣接領域の理論・方法論
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発達心理学の歴史的変遷、理論的基盤と方法論の潮流をたどり、進化心理学・
文化人類学・社会学などさまざまな隣接領域の特徴と、発達心理学にもたらし
た影響を概括・展望する。



岩立志津夫・西野泰広 編
第2巻:発達心理学の研究法と尺度
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実験、観察、質問紙、面接といった研究法の基本と実例を詳述し、統計法や研
究パラダイムなど多様な切り口から研究法にアプローチする。論文の書き方、
発達指標など資料編も充実。



子安増生・白井利明 編
第3巻:時間と人間
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発達研究では「時間とともに何が変わるか」をテーマとしてきたが、本書では、
発達期による時間認識、物理的時間と心理的時間の違い、社会的時間と個人的
時間が与え合う影響、時間的展望の発達など、時間という観点から発達をとら
え、時間と人間について幅広く考える。



根ヶ山光一・仲真紀子 編
第4巻:発達の基盤:身体、認知、情動
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発達の基盤となるものとは? 脳科学や生命科学をはじめとする各領域の先端
的知見を紹介し、生物学的、認知的、情動的側面から、近未来のあるべき発達
心理学のゆくえを示唆する。



氏家達夫・遠藤利彦 編
第5巻:社会・文化に生きる人間
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発達が起こる場としての「社会・文化」と、それ自体が発達するものとしての
「社会・文化」。大きくこの二つの視点から、社会と文化の中に生きる人間の
発達のかたちを描き出す。



無藤 隆・長崎 勤 編
第6巻:発達と支援
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現場のニーズに応えるには、教育・臨床心理学、発達臨床・障害科学、保育・
教育学など学際的な知識が欠かせない。研究と実践の相互関係を視野に入れた
発達支援のあり方を論じる。



第1回配本◆3月刊行予定!
3月下旬発売予定
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『時間と人間』
──発達科学ハンドブック3
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日本発達心理学会 編/子安増生・白井利明 責任編集
A5判上製336頁・定価3780円(税込)
ISBN 978-4-7885-1231-3 C1011
分野=新刊・発達心理学

◆人間にとって「時間」がもつ意味とは?◆
第一回配本の本書は、発達心理学における重要なテーマである「時間」をとり
あげ、発達期による時間認識、物理的時間と心理的時間の違い、生体リズムの
もたらす影響、障害者にとっての時間、時間的展望の発達など、時間という観
点から発達をとらえ、時間と人間について幅広く考えます。



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◇編集後記

近頃は2分の1成人式というのがあるそうで、10才という区切りを学校行事
などでお祝いするそうです。私はあまりよく分かっておらず、先日、うちの学
校でもやってるのか聞いたところ、先日の父母参観がそれだったと言われ、少
なからずショックを受けました。将来なんになりたいか、なんてことをみんな
の前で発表したりしたようです。えっ? 自分はなんになりたかったかなあ、
10歳の頃。もう成人式の2倍以上すぎちゃったしなあ、忘れちゃったよ。

10年で思い出したのは、一本の泡盛。子どもが生まれたときに、成人になっ
たとき飲む分として買っておいた一本の泡盛である。何度となく飲まれそうに
なる、幾多の試練を経て、彼あるいは彼女も10才。
久しぶりに隠し場所からとりだしてみました。買ったときと同じく透明な瓶が
美しい、請福さんのお酒。「ひとときのちゅら」。どんなお酒なんだろうか。
飲みたくなるのをグッとこらえて、元の場所にもどす。その存在を忘れてしま
うように念じながら、今日はビールでも飲むとしましょう。

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◇奥付
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2011年3月 4日 (金)

新刊 李 津娥(イー・ジーナ) 著 『政治広告の研究』

9784788512238 李 津娥(イー・ジーナ) 著
『政治広告の研究』 の見本できました。配本日は2011年3月3日です。書店さん店頭へは週明け7日の週でしょうか。

    これまで重視されてきたメディアによる報道情報に加え、政治家・政党が直接発信する情報の重要性が増してきている。選挙運動の手段としての「政治広告」が果たす役割を、膨大な資料と多角的な分析手法により検証。(本書オビより)

本書をちらり見ますと、ある政党のポスターが目に付きました。「元気な日本を復活させる」・・・・・・これ2010年の参議院選のときの某党のものですが、あれからたった一年でご自身が思いっきり元気なくなっています。

というわけで、本書は今の政治家のみなさんが読まれたくない本の一冊かもしれません。弊社営業部としては日本の有権者のみなさんにぜひ本書のご一読をおすすめいたします。選挙も近いかもしれませんし・・・・・・

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