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2010年9月

2010年9月30日 (木)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第104号■

2010年9月29日発行 メール版 第104号
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第104号■

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◇トピックス
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●近くて遠い国、中国。古くからの付き合いとなんとなく思いますが、国交回復してからまだ三十数年しか経っておりません。いまだ私たちの中国理解は「想像」の次元でしかないのかも知れません。9月中旬に刊行いたしました馬場公彦著『戦後日本人の中国像』(定価7140円)は、この隣人を理解する難しさを教えてくれる書籍です。
10月3日讀賣新聞に書評が出る予定です。



●集英社より創刊された「コトバkotoba」2010年秋号に、小熊英二氏へのロングインタビューが掲載されました。

また10月3日(日)渋谷UPLINKにて『ANPO』トークショー
小熊英二(社会学者)×リンダ・ホーグランド監督が開催されます映画『ANPO』の公開を記念し、社会学者の小熊英二さんと『ANPO』監督のリンダ・ホーグランドを迎えて映画『ANPO』のトークショーを開催します。

詳細は    UPLINKサイトまで

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◇近刊情報
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10月中旬発売予定
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共感覚の世界観
──交流する感覚の冒険
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原田 武 著
四六判上製240頁・定価2520円(税込)
ISBN 978-4-7885-1208-5 C1090
分野=文学評論

◆文学、幻覚、宗教にみる響きあう感覚の世界

つぶやく色彩、きらめく音響。文学作品には異なる感覚が入り混じり、協働す
る共感覚表現が多彩に見られます。実際の共感覚者なのか、レトリックかはと
もあれ、作家は情感、欲望までも含めて感覚体験をまるごと正確に捉える言葉
を求めて、即物的な五感の拘束から自らを解き放つのです。共感覚は脳科学や
心理学の視点から見ても面白い現象ですが、本書は、芭蕉、宮沢賢治、ボード
レール、ランボオなど内外の文学作品、また幻覚者や宗教の世界に分け入り、
万物が照応するアニミズムにも通じる豊かな共感覚の世界を読者と共に逍遙す
る、読書の愉悦に満ちた一書です。著者は大阪外語大学名誉教授。

【営業部より】
弊社でジョン・ハリソン著『共感覚』を出したのは2006年。新聞書評にとりあ
げられたこともあってか、版を重ねて、弊社のロングセラーとなっております。

当時、関連書籍としていちばんにあがっていたのがリチャード・E. シトーウィ
ック『共感覚者の驚くべき日常─形を味わう人、色を聴く人』
。「ギミー・ヘ
ヴン」という映画にもなったとずいぶん話題になりましたが、草思社より刊行、
現在品切れのようです。ほかパトリシア・リン ダフィー著『ねこは青、子ねこ
は黄緑』早川書房
などがありました。

その後もD. タメット『ぼくには数字が風景に見える』 講談社、最近では『脳
のなかの万華鏡』(サイトウィックほか著・河出書房新社)
といった新刊があ
ったりと、多くの人をひきつけるテーマのひとつとなっているようです。



10月下旬発売予定
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本は物〈モノ〉である
──装丁という仕事
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桂川 潤 著
A5変型判上製248頁+カラー口絵8頁・定価2520円(税込)
ISBN 978-4-7885-1210-8 C0072
分野=出版論・ブックデザイン・評論

◆「電子ブック」は本ではない!

紙やインキといった「身体性」を失った電子ブック=情報だけのテキストは、
はたして本といえるのか? 活字や活版印刷が消滅したように、紙の本は消え
てしまうのか? 出版や装丁の歴史からデザイン・製作の基礎知識、装丁の実
際までを懇切丁寧に解説しながら、「電子時代だからこそ、リアルな生を取り
戻すことが求められているのでは」と「物である本」の意味を問いかけます。
専門的なデザイン教育なしにブックデザインの世界に飛び込み、いまや一人で
年間二〇〇点もの装丁を手がける著者による初めての装丁論・仕事論にして出
版文化論。装丁を志す人、編集・販売に携わる人、本を愛するすべての人に!

【営業部より】

岩波新書で11月に『本は、これから』(池澤夏樹氏編著)というエッセイ集がでるなど出版論・読書論がさかんです。今回ご紹介の『本は物<モノ>である』、電子書籍が礼賛・称揚されるなか、挑発的なタイトルとなっております。「製本・装丁にもかなり凝ってます」との
こと、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。


10月下旬発売予定
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シティズンシップへの教育

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中山あおい・石川聡子・森実・森田英嗣・鈴木真由子
園田雅春 著
A5判並製224頁・定価1995円(税込)
ISBN 978-4-7885-1211-5  C1037
分野=教育

今、各地の大学、高校また小中学校でも、いかにして生徒・学生にシティズンシップを培うかが重要なテーマとなってきています。「シティズンシップ」とは何か、何を、どう教育していったらよいのか──従来のような知識伝達型の教育では、もはや不十分なことはあきらかです。本書は、大阪教育大学における「シティズンシップ教育」への研究と実践から生まれました。これから社会に出て行く人々、そして彼らの教育を担う人々への、よき指針となる本です。


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◇編集後記
すみません、【神保町ブックフェスティバル】今年、弊社は参加しません。
申込、失念しておりました。お詫びにご案内まで申し上げます。
今年2010年で、第20回を数えます。国民読書年ということもあってか、気合の
入ったブックフェアとなるのではないでしょうか。

日程 2010年
10月30日(土) 10:30~18:00
10月31日(日) 10:00~18:00  ※雨天の場合は中止

千代田区観光協会のサイト

また同時期には神田神保町古書店街最大のイベント、
第51回東京名物神田古本まつりが開催されます。こちらは

【会 期】 10月27日(水)~11月3日(水・祝)
【主 催】 千代田区・神田古書店連盟
【会 場】 神田神保町古書店街(靖国通り沿い・神田神保町交差点他)
【最寄りの交通機関】 都営地下鉄・東京メトロ「神保町」駅

「BOOKTOWNじんぼう」をご覧ください

(中山)
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◇奥付
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□電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行)
□HPアドレス http://www.shin-yo-sha.co.jp/
□blog:新曜社通信 http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/
□twitterもよろしく:http://twitter.com/shin_yo_sha
□このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。
□購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。
□掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。
□発行:株式会社新曜社 営業部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 2-10
電話  03(3264)4973(代)
FAX 03(3239)2958
e-mail info@shin-yo-sha.co.jp
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□次回発行は2010年10月下旬を予定しております。

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2010年9月29日 (水)

お知らせ 『ANPO』トークショー 小熊英二(社会学者)×リンダ・ホーグランド監督

10月3日(日)渋谷UPLINKにて『ANPO』トークショー
小熊英二(社会学者)×リンダ・ホーグランド監督が開催されます

以下UPLINKさまサイトより転載
http://www.uplink.co.jp/factory/log/003682.php

映画『ANPO』の公開を記念し、社会学者の小熊英二さんと『ANPO』監督のリンダ・ホーグランドを迎えて映画『ANPO』のトークショーを開催します。
プロフィール/小熊英二(社会学者)
1962年東京生まれ。東京大学総合文化研究科博士課程修了。出版社勤務を経て慶応大学総合政策学部教授。著書に『単一民族神話の起源』『<民主>と<愛国>』『1968』など。


出演:小熊英二(社会学者) +リンダ・ホーグランド(『ANPO』監督)
日時:10月3日(日)11:10開場/11:30開映/13:00~トーク
料金:一律¥1,500(予約できます)
予約方法 このイベントへの参加予約をご希望の方は、
(1)お名前
(2)人数 [一度のご予約で3名様まで]
(3)住所
(4)電話番号
以上の要項を明記の上、 件名を「予約/10/3 『ANPO』トークショー」として、 factory@uplink.co.jpまでメールでお申し込み下さい。
 

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2010年9月28日 (火)

ただいま重版中 『人を伸ばす力』

『人を伸ばす力』、ただいま重版中、10月12日重版出来です。

関連記事

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紹介 荒川 紘 著 『教師・啄木と賢治』

荒川 紘 著 『教師・啄木と賢治』が、サンデー毎日「本棚の整理術」 2010年9月5日号に掲載されました。評者は阿武秀子氏。

「・・・・・・教科書を離れた自由な発想で課外授業なども行い、生徒たちにあざやかな印象を残した石川啄木と宮沢賢治。文学者として名を残す前に卓越した教師であった二人を中心に据え、近代日本の教育史をまとめたのが荒川紘著『教師・啄木と賢治』。
十歳違いの啄木と賢治は、盛岡中学校(岩手県立盛岡第一高校の前身)に学んだ。啄木は母校渋民小学校の代用教員として1906年から一年余り、賢治は1921年から26年まで稗貫農学校(後の県立花巻農業高)で教えた。著者は「政治と戦争の歴史」から日本の近代教育史を切り離すことができないと考え、明治維新以降の学校の制度の変遷を迫っていく。啄木、賢治を生み出した東北の教育事情や教育者にも注目している。
科学思想史を専攻するものは、戦前や戦時中に「科学的精神」が体制側に都合のいいようにゆがめられていった過程を丹念にたどる。そして「冷静な目をもった批判者の存在を許さなかった国家主義教育が、教師と生徒が自ら考え、みずからの意見を表明することを否定した」と述べる・・・・・・」

評者の先生方、書評紙ご担当者の方に心よりお礼申し上げます。

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2010年9月27日 (月)

朝日新聞サンヤツ広告 2010年9月27日掲載 東京本社版

Adtim20100927407 朝日新聞サンヤツ広告
2010年9月27日掲載 (東京本社版大阪、名古屋、西部本社版 9月30日掲載)でました。

朝日新聞今日のサンヤツ

『フェルメールのカメラ』 は未刊、9月30日見本、10月6日配本予定です。

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2010年9月24日 (金)

刊行予定 フィリップ・ステッドマン 著『フェルメールのカメラ』

9784788512078 9月27日掲載予定の朝日新聞サンヤツにて「10月上旬発売」と宣伝してしまいまして、お客様より問い合わせがありました書店さま、お許しくださいませ。

フィリップ・ステッドマン 著/鈴木光太郎 訳
『フェルメールのカメラ』、見本日が決まりました、9月30日です。配本は10月6日予定です。

広告掲載は本が出てから、が鉄則ですが、うーむ、どうもうまくいきません。まあ本書はもう一度掲載しちゃおうと思ってますが。

17世紀オランダ、ひとりの天才のもと

科学技術と芸術が出会い
 驚くべき光と色彩が生まれた

透徹した論理と実験で突き止められた、フェルメールのアトリエと制作の秘密。

(本書オビより

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2010年9月14日 (火)

ためし読み『戦後日本人の中国像』『郡上八幡 伝統を生きる』

以下の書籍のためし読みをアップしました。

馬場公彦 著
『戦後日本人の中国像』
A5判724頁・定価7140円 ISBN 978-4-7885-1204-7

足立重和 著
『郡上八幡 伝統を生きる』
四六320頁・定価3465円(税込) ISBN 978-4-7885-1202-3

さて、こうした電子ブックは、PDFファイルから作成しています。PDFファイルというのも一通りではなく、例えばページごとに出力されたもの、見開きで 出力されたものなどいろいろあります。ここでも自社にあわせた規格化が必要なのでしょう。現状、ひとつひとつ対応して作っていくため、これがなかなか時間 のかかる作業です。PDFファイルを自由に編集できる、勝手のいいソフトがないものか。高くてもadobeのを試してみようか、と愚考。

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2010年9月13日 (月)

小熊英二「ポスト戦後の思想」はいかに可能か? 「kotoba」2010秋号

「コトバkotoba」創刊号(集英社発行)に小熊英二氏へのロングインタビューが掲載されました。

──戦後が終焉を迎えたとなると、戦後何年という言い方も消えていくでしょうか。

小熊 それはなくならないでしょう。大日本帝国が明治維新から建国されたように、日本国という国家は敗戦から建国されている。だから戦後何年という言い方は、日本国建国何年という意味になる。だから70年でも80年でも、日本国が続く限り、戦後何年といった言い方は続くと思います。
 とはいえ論壇を見ていると、現在では歴史を交えて現在を語る際に、「戦後」という区切りより、「バブル崩壊以後」という区切りをするほうが多くなってきているように思います。70年代、80年代には、戦前と戦後という比較で現代を語っていたけれど、最近はバブル以前とバブル以後という比較が多い。バブル崩壊から利益誘導と再配分のシステムが行きづまったわけですから、その区切りが戦前と戦後に相当するぐらいの屈曲点として意識されるようになっているのでしょう。

──90年代始めのバブル崩壊が大きな画期ということでしょうか。

小熊 91年は大きな意味をもっていて、ソ連崩壊による冷戦終結、湾岸戦争、そして日本の経済成長の停止が起こった年です。日本経済はそれ以降、マイナスから2パーセント強くらいの成長率でずっと推移しています。
 冷戦の終結と日本経済の停滞に連動性があるのかはむずかしいところですが、歴史的にいえば日本は冷戦構造のなかで栄えてきた国です。冷戦期には日本は東アジアの西側陣営唯一の先進工業国として地位を築いてきました。それが冷戦終結によって世界の垣根が取り払われ、グローバリゼーションが加速するなかで、それまでの世界構造に適合するなかで、それまでの世界構造に適合していた日本経済のあり方が国際的変化に立ち遅れてしまったといえるのではないでしょうか・・・・・・



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2010年9月10日 (金)

新刊 馬場公彦 著 『戦後日本人の中国像』

9784788512047 馬場公彦 著
『戦後日本人の中国像──日本敗戦から文化大革命・日中復交まで』の見本ができました。

配本日は9月14日です。書店店頭には2,3日後でしょうか。
 ISBN 978-4-7885-1204-7 A5判724頁・定価 本体6800円+税

小熊英二さんの『1968』を読んだあとだったので、本書の証言編のインタビューがさらに興味深く読めました。 

そういえば弊社、中国関係の本って、結構多く出版しているなあ、と思い、ピックアップしてみると、下記のとおり。けっして多くはありませんが、少なくもないような。

文化大革命の記憶と忘却 福岡愛子 著 (第25回大平正芳記念賞受賞)

大国の難 田雪原著/筒井紀美訳/若林敬子解説

海を越えた艶ごと 唐 権  (日本比較文学会賞受賞)

中国民衆の欲望のゆくえ 鍾 家新 著

詳説 中国GDP統計 許 憲春 著 作間逸雄 監修/李 潔 訳者代表

中国出版史話 方厚枢 著/前野昭吉 訳

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2010年9月 8日 (水)

新刊 井頭昌彦著 『多元論的自然主義の可能性』

9784788512054 井頭昌彦著 『多元論的自然主義の可能性』 の見本ができました。
配本は9月14日予定です。書店さん店頭へはそれから2,3日後です。

すべての事象は物理科学によって明らかにできる!?
従来、「自然主義」とはこのようなものと理解されてきたが、本書はこの理解の誤りをただし、科学主義・物理主義をとらない「多元論的」自然主義という新たな立場を提示して、哲学と科学の関係を考えなおすための新しい視座を提供する。  本書オビより

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