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2010年5月

2010年5月28日 (金)

掘り出し選書 2010-2011

「掘り出し選書」は、
東京都書店商業組合青年部が主催しております、書店店頭活性化策のひとつです。

「掘り出し選書」は、10数年以上も前に、同青年部の中野・杉並支部の書店さんで始まりました。当時はTS選書と呼んでいました。

その内容は、通常中小書店には並ばない類の人文書・専門書を、書店さんの90センチ棚一段(30冊から40冊)を使って陳列、いわばアクセントとすることによって店頭を活性化するという試みです。

棚は3ヶ月間、1出版社が占有し、次の3ヶ月は、また別の出版社の本が並ぶことで、お客さんを飽きさせないように工夫しています。各出版社は自社の顔といえる本を出品しています。

2年間をかけて、都内32の書店さんをめぐるこのロード。今回2009年からはじまり、一年経過いたしました。商品の見直しとともに新しいローテーションがはじまりました。

書店ローテーションは以下のPDFにてご覧いただけます
ローテーション表

参加出版社は

岩波書店 新曜社 青土社 築地書館 未來社 トランスビュー 春秋社
青灯社 ミシマ社 アルテスパブリッシング 新思索社

弊社書籍は以下の4店舗にて展開しております。お近くの方、ぜひお立ち寄りください

久我山書店   杉.久我山3-23-17  
三弥井書店   港区芝5-26-4   
かつざわ書店  昭島市中神町1138-50
四季書房     豊島区長崎4-9-4

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2010年5月26日 (水)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第102号■

2010年5月26日発行 メール版 第102号
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第102号■

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◇トピックス
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●小熊英二著『1968』は、「文學界」2010年5月号、「atプラス」
(太田出版発行)2010年5月号など対談記事が多く出ております。
関連記事

また書店のリブロさんでは、「リブロ版ゼロ年代の50冊」を発表、栄えある
一位に弊社『〈民主〉と〈愛国〉』が選ばれました。
本当にありがとうございました。2010年代の励みとさせていただきます。

リブロ版ゼロ年代の50冊

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◇近刊情報
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6月中旬発売予定
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郡上八幡・伝統を生きる
──水と踊りのまちの語りとリアリティ(仮)
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足立重和 著
四六判上製320頁・予価3360円(税込)
ISBN 978-4-7885-1202-3 C3036
分野=日本文化・観光・社会学

◆観光による地域づくり論再考

岐阜から車で一時間、郡上八幡は長良川の清流と盆踊りで有名な城下町です。
観光によるまちおこしと伝統文化の保存の両方に成功した八幡町ですが、かつ
て長良川河口堰という巨大公共事業とその反対運動がまちを揺るがし、傷痕を
残しました。観光化された郡上おどりも、地元の踊り離れと後継者不足を招き
ました。著者は従来の郷土史や観光文化論を排して徹底的に地元住民の語りと
リアリティにこだわり、風情とノスタルジー、公共事業へのもどかしさ、町衆
システム等、伝統を守る郡上八幡人の生きざまを浮かび上がらせます。著者は
愛知教育大学准教授。



6月下旬発売予定
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『アクションリサーチ』
──実践する人間科学
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矢守克也 著
A5判上製288頁・予価3045円(税込)
ISBN 978-4-7885-1203-0 C1011
分野=心理学・社会学・防災科学

◆行動する研究者のために

「アクションリサーチ」は、私たちが直面している問題の解決に向けて、研究
者と当事者の人々とが共同で取り組む実践を言います。それは多くの場合、現
場での息の長い活動となります。本書は、「クロスロード」という防災ゲーム
を媒体とした数年間にわたる防災研究や、阪神・淡路大震災の体験の語り部活
動を中核とした10年にわたる共同的実践について報告しながら、アクションリ
サーチとはどのような方法なのか、その魅力と研究に伴う責任とは何か、それ
を研究としてどう記述すればよいか、理論的基盤としての社会構成主義とは何
かについて、緻密かつ平明に述べた、人間科学の分野として日本で初めての、
待望の「アクションリサーチ入門」です。著者は、京都大学防災研究所教授。



6月末発売予定
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『教育と音楽の大衆社会史』(仮題)
──音楽は社会をどうデザインしてきたか 1920-50年代

『音楽はいかに現代社会をデザインしたか』
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上田誠二(かみた せいじ) 著
A5判上製408頁・予価3990円(税込)
ISBN 978-4-7885-1200-9 C1037
分野=社会史・教育思想史・音楽

◆たかが歌、たかが音楽では全くありません!

近代国家の形成期において教育と音楽の果たしてきた役割については、既にい
くつかの研究成果が出ています。が、一九二〇~五〇年代の戦前・戦中・戦後
については、まだあまり研究が進んでいません。本書は、大正デモクラシーか
らファシズム、総力戦体制を経て戦後民主主義までの波乱に富んだ時期に、教
育、特に音楽がどのように社会をデザインしてきたかを、学校音楽から白秋・
耕筰の国民歌謡、中山晋平などの流行歌まで具体的にたどります。また総力戦
下の絶対音感保持者(盲人)の利用、中山晋平「東京音頭」の「建国音頭」か
ら戦後の「憲法音頭」への変容など、興味深い事例を取り上げて、音楽(メロ
ディ・和声・リズム)がもった社会的意味を多面的に明らかにします。



6月末 発売予定
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教師・啄木と賢治
──日本の近代教育とは何だったのか(仮)
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荒川 紘 著
四六判並製400頁・予価3780円(税込)
ISBN 978-4-7885-1201-6 C1037
分野=教育思想史・文学一般

◆盛岡中学は北国版「坂の上の雲」だった!

啄木と賢治は同じ岩手・盛岡中学出身の文学者・詩人であり、ともに優れた教
師でもありました。教育が国家をつくるという理念のもとに国家主義的な教育
が強力に推し進められた時代に、啄木は「日本一の代用教員」という自負をも
って、賢治もまた国定教科書や「教授細目」によらず、生徒たちの自主性を重
んじた「人間をつくる」教育を実践しました。本書は、教師・啄木と賢治を軸
に、江戸時代からの寺子屋や私塾から、自由民権運動の学塾、大正期の自由教
育運動、生活綴方運動など、「もう一つの教育」を視野に入れつつ、近代の教
育史をたどり直し、岐路に立つ現在の教育を考え直そうとするものです。



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◇編集後記

前回発行から2ヶ月が経過してしまいました。あまり発行していないと、まぐま
ぐから「ちゃんと活動していますか」というメールが届きます。ここのところ
このメールをよく見るのはなぜか考えたところ、新刊発行にいちじるしく、
かたよりがあるからなのです。12月3点、1月4点、2月0点、3月2点、4月11点、
5月0点・・・・・・。バランスが大切なのですがね。

次回の発行に不安がありますので早めの連絡です、

・新曜社2010年度目録が、6月初旬にできます。今回は40周年特別号として、
「本というメディア」という特集を組みました。19人の執筆陣が独自の視点
でテーマに迫ります。
→ 関連記事

・本年度も7月8日から11日・東京国際ブックフェアに出展します。版元ドット
コムのブースに幅30センチぐらいの棚ですが、4日間つめておりますので、
ご来場の際にはお声掛けください。

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◇奥付
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□電子メールマガジン:「新曜社<新刊の御案内> 」(不定期発行)
□HPアドレス http://www.shin-yo-sha.co.jp/
□blog:新曜社通信 http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/
□twitter:http://twitter.com/shin_yo_sha
□このメルマガは『まぐまぐ』を利用して発行しています。
□購読・解除・変更手続きは http://www.mag2.com/ より行って下さい。
□掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。
□発行:株式会社新曜社 営業部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 2-10
電話  03(3264)4973(代)
FAX 03(3239)2958
e-mail info@shin-yo-sha.co.jp
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□次回発行は2010年6月下旬を予定しております。

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2010年5月24日 (月)

書評 『家族を超える社会学』

図書新聞 2010年5月29日号にて

牟田和恵 編
『家族を超える社会学──新たな生の基盤を求めて』
の書評が掲載されました。評者は岩間暁子氏。

評者の先生、掲載誌ご担当者さまには深くお礼申し上げます。


・・・・・・
「家族のオルタナティブ」を論じるという「序」で提起された問いへの一つの答えが山田昌弘によるコラム「家族のオルタナティブは可能か?」に示されているうように思われる。山田は「家族のオルタナティブ」に関わり、ケアの提供といった機能的必要については家族以外の集団や制度が代替できるが、アイデンティティの保障を家族以外が担うことは難しいのではないか、と指摘する。これに対する筆者の見解も読者としては知りたいところである。

 この山田のコラムのほかに4つのコラム(「高齢者虐待」「出産と家族」「ひきこもりと家族」「シングルマザー」)と二つのトピックス(ウーマン・リブのコレクティブがめざしたもの」「コレクティブハウジングの理念と実践」)も収められている。また、各章の最後には3冊の関連文献がが紹介されており、読者の理解を助ける工夫が随所に凝らされている。

 本書は「近代家族」論を踏まえつつ、「家族とは何か」という根源的な問いを現代社会の文脈のなかで論じている。社会学に限らず、家族に関心を持つ読者に一読をお勧めしたい。

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2010年5月18日 (火)

書評 小熊英二著『1968』

小熊英二著『1968』

「UP」2010/3 no449にて書評されました。評者は苅部 直氏。
掲載誌ご担当者さま、書評くださいました先生には心よりお礼申し上げます

「一九六八年について私が知っている二、三の事柄」

・・・・・・
しかし「結論」では、このベ平連の運動もまた、高度資本主義化の新しい工業生産方式に「適合」した「分散化と個別化」の組織形態によるものであり、参加者の意図はともかく、「より高次な資本主義社会へのアンチ」になりえなかった、と指摘してもいる(下巻829-835頁)。これははたしてどうなのか。ゆるやかな組織が同じ時期に、製造業界と社会運動団体との両方に生まれたことに、何らかの共通の原因があるという仮説は、いちおう提起しうるだろう。だが、現代の資本主義をのりこえよと批判するかのような文言を付け加えると、かつての新左翼と同様のリゴリズムを呼びよせてしまうのではないか。

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2010年5月16日 (日)

書評『マックス・ウェ-バ-と妻マリアンネ ― 結婚生活の光と影』

遅まきながら、5月5日 2010年付

紀伊国屋書店「書評空間」BOOKLOG

にてクリスタ・クリューガー『マックス・ウェ-バ-と妻マリアンネ ― 結婚生活の光と影』が、に書評掲載されました。評者は中山元氏。

「サブタイトルで引かないように」

 ウェーバーの伝記は、妻のマリアンネのものが圧倒的な詳しさと当事者性から確固とした地位を占めている。しかし妻が書いたものだけに、どうしてもぼかされてしまうところ、描かれないところというものもでてくるものである。本書は、著者がさまざまな関係者の証言や、家族や友人宛ての書簡を発掘して、別の面からウェーバーとその妻の生涯に光を当てようとする。・・・・・・

掲載サイトご担当者様、ご書評くださいました先生に心よりお礼申し上げます。

弊社中山元氏の著作

『思考のトポス』

『フーコー 思考の考古学』

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2010年5月14日 (金)

書評 『よい教師をすべての教室へ』

L・ダーリング‐ハモンド & J・バラッツ‐スノーデン 著
『よい教師をすべての教室へ』
の書評が、日本教育新聞 2010年5月3・10日号に掲載されました。評者は 小田 豊・国立特別支援教育総合研究所理事長。

掲載紙ご担当者さまおよび、書評くださいました先生に心よりお礼申し上げます。

ここ20年、米国でも格差による教育問題の深刻化から、教育の平等や質が問われるようになっている。本書はそうした中での米国教師教育改革の方向性を示した画期的な報告書のダイジェスト版とも言えるもの。要約版といえども、編者は米国を代表する教育心理学者と、学校教育改革にかかわる教育学者だ。膨大な報告書の中から、論点を分かりやすく整理し、明確に表題に迫っている。

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2010年5月11日 (火)

新曜社 2010年図書目録 40周年特別号 

新曜社2010年度図書目録、5月末出来予定です。

今回は、40周年特別号ということで、著者の方からお寄せいただいたエッセイを掲載しております。テーマは「本」についてです。

読者カードなどで、登録いただいている方には、出来次第発送いたします。もうしばらくお待ちくださいませ。

ちなみに20周年のときのテーマは「学問と社会の20年」と「書評 私の選んだ1冊」。後者は著者の先生に、弊社の書籍をお選びいただき、書評してもらったものです。

30周年のときのテーマは「境界・越境」。こちらは下記で、ためし読みできます(要adobe Frash Player)
ためし読み 新曜社30周年記念目録 「特集 境界・越境」




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小熊英二氏+高原基彰氏対談 「at プラス」(太田出版)リニューアル4号

太田出版発行の 「at プラス」リニューアル4号、2010年5月号 特集「エコノミストはなぜ経済成長の夢を見るか?」にて小熊英二氏+高原基彰氏の対談「サヨクはなぜ経済成長の夢を見るか?」が掲載されました。

 

小熊 アメリカの場合、共産主義化だとか、社会主義化だといった議論はほとんどなく、モラルある市場主義がある程度コンセンサスになっています。だからかつては、アメリカにおける右左は、そのコンセンサスに則った上での狭い選択に過ぎないと考えられていた。しかし、高原さんは、そのアメリカの方が規範的な議論があり、日本はそれをしてこなかったという見解ですね。

 

高原 はい、そうです。自由放任主義のフリードマンと社会民主主義志向のリベラリズムのロールズの両巨頭がいて、自由と正義という議論の対立軸があった。でも別にこの対立は、「格差が広がってもいいから全部市場で」とか「弱者が可哀想だから分配しなきゃダメ」という話ではまったくない。分配が良い悪いとか、そういう話を超えたところで、「分配も成長もこの原理に従ってやらなければいけない、その方が合理的であり倫理的にも正当である」という議論ですよね。市場派と分配派みたいな話じゃ全然ない。日本ではこれまで、そうした原理的な議論が驚くほどなかったと思います。新自由主義をどう考えるかという軸がブレがちなのも、こうした欠如が影響しているでしょう。・・・・・・

 「規範的議論なき日本」より一部引用


 

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2010年5月10日 (月)

朝日新聞読書欄「本の舞台裏リブロ版「50冊」フェア」 2010/5/9

2010/5/9付朝日新聞読書欄にて「本の舞台裏リブロ版「50冊」フェア」の記事が掲載されました。

大手書店「リブロ」の池袋本店と渋谷店で、書店員が選んだ「ゼロ年代の50冊」のフェアが1日から始まった。4月に始まった朝日新聞の企画を見て、池袋本店書籍館マネジャーの辻山良雄さんらが「リブロ版」を提案。名古屋や福岡など、主要店や本社内の有志に「投票」を呼びかけたところ、28人が参加した。・・・・・・

リブロ版ゼロ年代の50冊

栄えある一位に弊社小熊英二著『〈民主〉と〈愛国〉』が選ばれてます。ありがとうございます。本屋さん大賞をいただいたような気持ちです。いきててよかった、というとかなり大げさですが、2010年代の励みとさせていただきます。
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