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2010年4月 7日 (水)

新刊 神山 潤 著 『ねむり学入門』

9784788511903 神山 潤 著
『ねむり学入門――よく眠り、よく生きるための16章』

の見本出来ました。
配本は4月9日です。書店さん店頭へは12日以降でしょうか。

46判216頁・定価 本体2200円+税  ISBN 978-4-7885-1190-3

 「医眠同源」という造語を「ねむり学」の最後に提案します。

よく知られている「医食同源」は最近の日本での造語だそうですが、そのもととなる言葉 は「薬食同源」で、その基本的な考え方は「食の医療作用」とのことです。『黄帝内経・素問』「臓気法時論篇第二十二」の″五穀為養、五果為助、五畜為益、 五菜為充、気味合而服之、以補益精気”(五穀は人体に栄養をつけ、五果はその補助となり、五畜の肉はそれを補益し、五菜は臓腑を充実させます。気味を調和 させてこれを食べたり服用したりすれば、精気を補益することができます。)が、食の医療作用の解説としてよく引用されます。

 「医眠同源」を提案する、ということは「眠りの医療作用」の理解が広く深まることを希望してのことです。「眠りの医療作用」を明確に解説した文言 は『黄帝内経』にはありませんが、食に比べ眠りの応用範囲はきわめて限られており、ある意味実践は単純です。これは「医眠同源」の理解さえ広まれば、確実 にその効果が上がることを期待させます。ヒトは寝ないでは生きていけないのですから、原理の理解は難しくありません。風邪をひいたら寝て治すしかありませ ん。悩み抜いた事柄が、翌朝の目覚めとともにあっさりと解決、あるいは夕べはあれほどつらかった心のモヤモヤが、朝には嘘のように霧散、等々の経験は、多 くの方がおもちと思います。頭だけではなく、身体も「医眠同源」の原理を理解しているのです。

・・・・・・・

 本書「おわりに」より

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コメント

同記事、秋田魁新報、南日本新聞、新潟日報、北日本新聞にて掲載

投稿: shu | 2010年5月14日 (金) 13時49分

2010年4月25日上毛新聞にて紹介いただきました

「睡眠に関する研究を続ける著者が大学での講義を元に、「よく眠り、よく生きるため」のポイントを伝授する。
 午後2時の眠気への対処法、寝ないと太る身体のメカニズム、赤ちゃんの夜泣きの原因はどこにあるのか等々を、豊富なデータとともに示し、さらに睡眠時間と自殺の関係などを社会学的に分析。
 時にバイアスのかかった情報などをうのみにせず、自分の身体の声に耳を傾けて適正な睡眠時間を知る「スリープリテラシー」を身に付けることを勧める」

 

投稿: shu- | 2010年4月28日 (水) 10時48分

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