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2009年7月23日 (木)

書評  『ドゥルーズ哲学のエッセンス』

ライダー・デュー 著/中山 元 訳 『ドゥルーズ哲学のエッセンス』の書評が2009年7月31日付「週刊読書人」に掲載されました。評者は千葉雅也氏。

ご掲載いただきました掲載紙ご担当者さま、ご書評くださいました先生にはこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

「ドゥルーズ哲学の全体像をバランスよくまとめた入門書である。思想史の様々なコンテクストをふまえた上で、ドゥルーズの独自性を際だたせている。初心者へのガイドとして適切な一冊である。  著者ライダー・デューはイギリスの研究者であり、英語圏の「分析的」伝統における「心の哲学」を念頭に置いているようである。冒頭から「ドゥルーズの心の哲学」という言い方があって驚かされたが、とはいえドゥルーズは、オーソドックスな「心の哲学」とは違って、人間の「意識」のしくみを問うたのではない、というのがデューの言わんとすることである。・・・・・・・せっかく「心の哲学」という発想を持ち込んだのだから、もう一歩踏み込んで、ドゥルーズと「分析哲学」を少しでも対峙させたならば、もっと面白いものになったと思う・・・・・・・ それはともかくとして、本書は、平易な言葉づかいによって、ドゥルーズ哲学の脱神秘化をうまく成し遂げていると言えるだろう。翻訳も読みやすいものだが、virtual(仏語ではvirtuel)を「潜在的」ではなく「仮想的」としているのは気になった」 (評者千葉雅也氏)

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