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2009年4月 4日 (土)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第92号■


2009年4月5日発行 メール版 第92号
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第92号■

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◇トピックス
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●「著者は、「物語のなかで女たちは、男の牛耳る歴史に抗ったのだ」
とするテーゼのもと、近代の性の制度を覆す、別の性の姿を発掘しよう
と渾身の力を発揮している」(川村邦光氏評)。木村朗子(さえこ)著
『乳房はだれのものか』(定価3780円)が、3月8日付日本経済新聞に
て紹介
されました。


『オオカミ少女はいなかった』(定価2730円)の著者、鈴木光太郎
先生がNHK-FMの「トーキングウィズ松尾堂」に出演します。テー
マは「思い込みのスキを突く」。

クロースアップ・マジシャンの前田知洋さんと共演です。
松尾貴史さんのこのトーク番組の放送は、4月12日(日)12:15から14:00の予定です。

トーキングウィズ松尾堂

放送予定


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◇近刊情報
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3月下旬発売予定
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『つながりあう「いのち」の心理臨床』
――患者と家族の理解とケアのために
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木村登紀子 著
A5判上製292頁・定価3675円(税込)
ISBN 978-4-7885-1151-4 C1011
分野=看護・心理臨床


◆病者の心理を知りケアの本質を問う本◆

著者は看護心理学の専門家として指導と患者・家族のカウンセリングに
あたってきましたが、その原点には、自らの幼子をなすすべもないまま
病気で亡くした経験がありました。まだ言葉も発することができない子
どもが産まれ、死んでいったことを受け止め切れないままに、不治の病
とされ、最後には言葉を発することはおろか身動きさえできなくなる筋
萎縮性側索硬化症の患者さんたちのカウンセリングに携わります。回復
の見込みを持てない患者さんたちのそばに、ただいることしかできない
ケア提供者とは何なのか、どうあったら良いのかを模索しつつ、つなが
りあう「いのち」という概念にたどり着きます。技術論を超えて、看護
・介護の在り方の根源に触れる思いを禁じ得ない本です。著者は、聖路
加看護大学教授を経て、現在淑徳大学総合福祉学部教授。


4月上旬発売予定
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『詳説 中国GDP統計』
――MPSからSNAへ
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許 憲春 著 作間逸雄 監修/李 潔 訳者代表
A5判上製336頁・定価4515円(税込)
ISBN 978-4-7885-1152-1 C3033
分野=経済学・中国・統計


◆成長する中国経済の正式データ◆

いまだ成長を続ける中国経済。経済成長率が公表されるたび新聞紙面を
騒がせる大きな話題になっています。しかし、中央計画経済から社会主
義市場経済への移行にともなって、推計方法に大きな変更が加えられた
にもかかわらず、その国民経済計算の実態は、これまで十分に説明され
てきませんでした。本書は、GDPが過大に推計されているのではない
かと、国際的にも信頼性への疑問がしばしば表明される状況にたいし、
統計作成担当である国家統計局副局長みずからが、国内外に向けて解説
し、疑問にも答えた論文集です。日本の国民経済計算の専門家たちによ
る解説と日本との比較も加えて、中国経済の公式データを読む人にとっ
て必携の詳説書となっています。


4月下旬発売予定
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『環境と差別のクリティーク』
――屠場・「不法占拠」・部落差別

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三浦耕吉郎 著
A5判上製232頁・定価2310円(税込)
ISBN 978-4-7885-1149-1 C3036
分野=社会問題・社会学


◆見えない対象を書く技法◆

屠場つまり食肉センター(牛や豚を屠畜・解体して食肉を生産する工場)
は環境を悪化させる迷惑施設であるという周辺住民の建設反対運動から、
著者の被差別部落の調査は始まりました。「そんなこと聞いてどうする
ん」という調査拒否と沈黙に真摯に向き合い、対話困難な相手から深い
語りを導いた調査の過程が、手紙やエッセイのスタイルでいきいきと描
き出されます。著者は〈批判的ソシオグラフィ〉を編み出して聞き取り
を重ね、被差別の生活文化を掘り起こしてきました。〈構造的差別〉を
支える規範の正体に迫るとともに、環境と差別の見えない絡み合いを解
きほぐそうと試みています。


4月下旬発売予定
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『追憶する社会』
――神と死霊の表象史
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山 泰幸 著
四六判上製232頁・定価2100円(税込)
ISBN 978-4-7885-1150-7 C3039
分野=民俗学・社会学


◆伝説はいかに生成するか◆

貨幣経済の浸透によって民俗社会は解体したかというと、けしてそうで
はありません。江戸期から異人殺しの昔話や伝説が各地で語られ、さま
ざまなバリエーションが生まれたことに、著者は注目します。神や死者
の霊という観念は近代化によって破棄されるのではなく、死霊の伝説、
フォークロアを取り込むことで近代社会は再編成され、現在もそれが続
いていると説きます。このような「追憶する社会」の起源を探ることは、
「千の風になって」「おくりびと」のヒットに表れているように、死者
の霊を慰め、その思いを抱えて生きる私たちの〈生〉の現在を映し出し
てくれます。
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◇編集後記

あの『〈民主〉と〈愛国〉』から6年あまり。

小熊英二氏の次作『1968』の編集作業が佳境にはいっています。
内容は「団塊の世代の精神史」といえるもので、大学闘争から連合赤
軍事件、ベ平連、ウーマンリブなど、戦後から高度成長期を駆け抜けた
彼らの足跡を圧倒的な資料にもとづいて戦後精神史のなかに客観的に位
置づけます。もちろん団塊世代のみではなく、世代を超えて多くの方々
の関心を呼ぶことでしょう。

またまたの大著で、A5判各1000頁、1100頁。
刊行は上下巻同時発売予定!5月末を予定しております。

進行状況は弊社ブログにて順次お知らせいたします。
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◇奥付
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〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 2-10
電話  03(3264)4973(代)
FAX 03(3239)2958
e-mail info@shin-yo-sha.co.jp
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□次回発行は2009年4月末を予定しております。

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