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2007年6月11日 (月)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第74号■

2007年6月11日発行 メール版 第74号
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第74号■

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トピックス
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●9社の共同復刊企画「書物復権」、6月11日ごろより全国190店舗の
書店さまで開催中です。

2007年書物復権 詳細(紀伊國屋書店さまHP)
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◇近刊情報
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6月下旬発売予定
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『老愚者考』
――現代の神話についての考察
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A・グッゲンビュール=クレイグ 著
山中康裕 監訳・李敏子他 訳
四六判上製184頁・定価2205円(税込)
分野=ユング心理学・社会批評
ISBN 978-4-7885-1058-6

◆老人よ、堂々と、愚かに生きよう!◆
科学技術の時代、もはや神話など遠い過去の物語だと思われています。そうで
しょうか? たとえば、「老人には知恵がある」という老賢者のイメージはど
うでしょう。自らそう思っている老人もたくさんいますが、それは、衰え、時
代遅れとなったという不都合な真実を覆い隠す、現代に生きる有害な神話のひ
とつなのです。あらゆる一面的な神話は危険であること、そうした神話の本質
を追究することこそが心理学の役割であることを説得力豊かに指摘し、自ら老
境に入った著者が、老人よ、「何かの役に立つ」という義務から解放されて、
衰退や病や死という現実を受けいれ、あるがままに「老愚者」として生きよう、
と呼びかけます。著者は、国際的に高名なユング派心理学者。


7月上旬発売予定
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『資本主義黒書<下>』
――市場経済との訣別
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ローベルト・クルツ 著/渡辺一男 訳
A5判上製368頁・予価4620円(税込)
分野=現代思想・歴史・経済学・グローバリゼーション

◆資本主義の終末絵図を活写!◆
暗黒の時代と見られていた中世は、いまでは考えられないほど豊かな社会であ
った! それが、資本主義=市場経済の導入によって、貧乏人はますます貧し
くなり、(一握りの)金持はますます豊かになる、「自由な」社会になりまし
た。この矛盾を、著者は資本主義の三百年の歴史をたどることで明らかにしよ
うとします。そこではホッブズ、マンデヴィルから、スミス、ベンサム、マル
サスなどの資本主義の立役者が批判されるのは当然として、カントやルソーな
どの啓蒙主義者からサド、さらにはグラムシ、レーニン、マルクスなどの社会
主義者までが、こてんぱんに断罪されます。そして下巻では、二〇世紀後半の
新自由主義的終末図が活写sれます。微笑の全体主義に抗するには、思想のラ
ディカリズムしかないことを、鮮やかに示した力作と言えましょう。

7月上旬発売予定
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『モハメド・アリ』(仮)
――アイロニーの文化のトリックスター

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チャールズ・レマート 著/中野恵津子 訳
四六判上製328頁・予価3675円(税込)
分野=現代思想・社会学・スポーツ


◆ボクシング・ヒーローの思想的生涯◆
「蝶のように舞い、ハチのように刺す」華麗なスタイルで、ボクシングの常識
を覆したと言われるカシアス・クレイ。米国中南部の片田舎で育った彼が、い
かにしてボクシングのチャンピオンになれたのか。なぜモハメド・アリと名前
を変えたのか。最盛期を棒に振って「徴兵拒否」をしたのはなぜか。伝説に彩
られたこの英雄の謎に著者は、実際にアリの育った町に行き、その雰囲気を実
感したり、アフリカに行って彼の共感する人々を間近に感じることで、答えよ
うとします。そして見出したのは「トリックスター」という文化英雄の役割で
す。彼の一見華やかな苦難の生涯を「社会思想的に」明らかにした傑作です。


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編集後記

2007年の書物復権企画で復刊いたしました3点の書籍。多くのかたのリクエス
トによって、復刊が叶いましたことをここにお礼申し上げます。
『二歳半という年齢』はとくに思い入れの深い書籍です。本書は篤学の心理学
者久保田正人先生の初めての、そして唯一の単著です。残念なことに先生はこ
の本の発行直後に逝去されました(93年)。当時入社したばかりの私は、病
床で赤ペンをとる先生のようすなどを聞かされ、こういう本を普及できなけれ
ば営業の意味はないと思ったものでした。結局、力足らず、品切れにさせてし
まいましたが。しっかり売っていきたいと思います。(N)
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◇奥付
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□次回発行は2007年7月上旬を予定しております。

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