2019年2月12日 (火)

本の紹介 読書アンケート特集@月刊「みすず」2019/1-2 

毎年恒例の「月刊 みすず」読書アンケート特集@月刊「みすず」2019/1-2 をようやく手に入れました。ここに自社の本が出ているかをチェックするのが毎年の楽しみなわけです。また読んでるだけで賢くなる気がするのも本誌のよいところです。

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下記の書籍が取り上げられてました。2018年はよい年だった気がしてきます。

金菱清編『呼び覚まされた霊性の震災学』
(江口重幸氏・選)

岸 政彦著『はじめての沖縄』
「沖縄に関心ない人こそ読むとよい」(増田 聡氏・選)

小杉亮子著『東大闘争の語り』
「それにしても当事者からの聞き取りを積極的に行い、日時を確定しながら叙述する姿勢は好ましい......」(近藤和彦氏・選)

ルチアーノ・フロリディ著『第四の革命』
「......応用倫理国際会議でも、バリューバイデザイン」を強調する学者がいたが、技術の設計における倫理的配慮の重要性を「e-倫理」として主張する」(大谷卓史・選)

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2019年2月 4日 (月)

新刊 松本健太郎 『デジタル記号論』

9784788516069

松本健太郎 著

デジタル記号論
――「視覚に従属する触覚」がひきよせるリアリティ

A5判並製288頁
定価:本体2800円+税
発売日 2019年2月8日
ISBN 978-4-7885-1606-9


2月6日配本、2月8日頃書店にて発売予定です。


 (終章より)

 筆者は巻末のプロフィールにもあるように、いちおうの専門として「記号論、メディア論、映像論」を名乗っているが、研究上の出発点となったのはロラン・バルトの写真論である。この主題における著作としては、『ロラン・バルトにとって写真とは何か』(図11―1)と題する書籍を二〇一四年にナカニシヤ出版より上梓しているが、その元となったのは、二〇〇二年に京都大学大学院人間・環境学研究科に提出した同名の修士論文である。

 『ロラン・バルトにとって写真とは何か』では、バルト晩年の写真論である『明るい部屋―写真についての覚書』の理論的な意義を、彼の思想全体に伏在する多元的な視座からあくまでも内在的に分析しようと試みた。そもそも『明るい部屋』という写真論は、視覚的イメージの

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《もっと読む デジタル記号論 序章》

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2019年2月 1日 (金)

新刊 大野光明・小杉亮子・松井隆志 『運動史とは何か』

9784788516090

大野光明・小杉亮子・松井隆志 編

運動史とは何か
――社会運動史研究1

A5判並製144頁
定価:本体1500円+税
発売日 2019年2月15日
ISBN 978-4-7885-1609-0


2月5日配本、2月7日頃書店にて発売予定です。


【特集 運動史とは何か】

 特集にあたって  社会運動史研究をめぐる新たなメディアをスタートするにあたり、社会運動史とは何か、どのような方法と視座から書かれてきたのか、そして、社会運動史研究にどのような意味と課題があるのかなど、根本的な問いを避けて通ることはできない。本特集はこれらの問いに正面から向き合い、知見を共有し、社会運動史研究の現在地を多角的に示すことを試みる。 まず、このメディアの発起人の松井隆志、小杉亮子、大野光明による論考は、自らが考える社会運動史研究の方法と枠組みを、それぞれの研究・運動経験に触れながら

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《もっと読む 運動史とは何か 【特集 運動史とは何か】》

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2019年1月31日 (木)

書評 西迫大祐 著『感染症と法の社会史──病がつくる社会』@「ふらんす」2019年2月号

西迫大祐 著感染症と法の社会史――病がつくる社会

の書評が「ふらんす」2019年2月号にて掲載されました。
評者は小倉孝誠氏。評者の先生、掲載誌ご担当者さまにはお礼申し上げます。ありがとうございました。

病からみる都市統治の原理
本書は18世紀-20世紀初頭のフランスを舞台にして、感染症と社会の関係を問いかけた手堅い研究である。フーコーの〈生=権力論〉を踏まえつつ、病が同時代人にどのように認識され、それが都市の法や統治にいかに波及したかを明らかにしようとする......

掲載誌 書評へ ふらんす 書評
西迫大祐『感染症と法の社会史:病がつくる社会』 [評者]小倉孝誠氏

9784788515895

西迫大祐 著

感染症と法の社会史
――病がつくる社会

A5判上製388頁
定価:本体3600円+税
発売日 2018年8月31日
ISBN 978-4-7885-1589-5

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2019年1月30日 (水)

重版中 2月12日出来 友田明美・藤澤玲子 著 『虐待が脳を変える』

 2019年1月19日放送「世界一受けたい授業」に、友田明美先生が出演、本書も画面で紹介されました。本書は脳と虐待の関連が専門家以外のひとにもわかるように藤澤玲子さんとともに書かれた本です。
 
 こちらの放送にあわせて、6刷がちょうどできあがったところでしたが、すぐに在庫がなくなりました(テレビ、おそるべし)。再度重版をかけましたが、時間がちょっとかかるようで、2月12日出来予定です。しばらく切らすことになりますがお許しください。



9784788515451

友田明美・藤澤玲子 著

虐待が脳を変える
――脳科学者からのメッセージ

四六判並製208頁
定価:本体1800円+税
発売日 18年1月15日

ISBN 978-4-7885-1545-1

 

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2019年1月29日 (火)

書評 西迫大祐 著『感染症と法の社会史』@「図書新聞」2019年2月2日号

西迫大祐 著感染症と法の社会史――病がつくる社会

の書評が「図書新聞」2019年2月2日にて掲載されました。
評者は松村博史氏。評者の先生、掲載誌ご担当者さまにはお礼申し上げます。ありがとうございました。

「現代人にも通じる感染症をめぐる思考法の淵源を探ろうとする試み
感染症思考する基盤となる世界観の展開と、法や制度整備の過程

......
......
西迫氏は感染症にまつわる思考の痕跡を、一八世紀から一九世紀のフランスを中心に出されたさまざまな法や規則の中に見出そうとしている。とは言え、それらの法制度をただ順に見ていくのではなく、当時の人々にとって感染症がいかなる体験だったのかを再現し、著者自身の言葉によれば、「感染症を、医学的知識から人間の感情までをも含む一つの「世界観」として」扱おうとするのである。こうした試みは、近年の歴史学の方向性からすれば、至極正当なものであり、感染症を思考する基盤となる世界観が時代を追って展開し、それに伴って法や制度が整えられていく過程も、本書の明快な分析によって興味深くたどることができる。


......本書は、感染症についての人々の社会的なイメージが、医学的な言説にまで影響を及ぼし、それが法や制度にも反映されてきたことを教えてくれる。こうした問題提起のアクチュアリティは、グローバル化により世界全体が結びつき、地球規模で感染症や公衆衛生の問題を考えなければならなくなった今日において、ますます大きな意味を持ちつつあると言えるだろう。感染症への恐怖がもたらす偏見や弱者・少数者への差別を回避するためにも、数世紀にわたって人類が感染症と格闘してきた過去を振り返ってみることが必要なのである

    

9784788515895

西迫大祐 著

感染症と法の社会史
――病がつくる社会

A5判上製388頁
定価:本体3600円+税
発売日 2018年8月31日
ISBN 978-4-7885-1589-5

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2019年1月28日 (月)

新刊 高田 明 『相互行為の人類学』

9784788516076

高田 明 著

相互行為の人類学
――「心」と「文化」が出会う場所

A5判並製248頁
定価:本体2800円+税
発売日 2019年1月28日
ISBN 978-4-7885-1607-6


1月30日配本、2月1日頃書店にて発売予定です。


はしがき

  南部アフリカの真ん中に大きく広がるカラハリ砂漠。日中はちりちりと熱いカラハリの砂は,夜になると冷気を吸い込んで心地よい。この砂の上で人生の大半を過ごすサンのもとで,私は1990年代後半から人類学的な調査をおこなってきた。

 サンは,南部アフリカの狩猟採集民として知られる。もっとも現在では,狩猟採集民というカテゴリーが彼ら・彼女らについて語るうえで適切かどうかが問われるようになっている。実際,サンはいくつもの地域・言語集団からなり,その多くは現状ではほとんど狩猟採集活動をおこなっていない。私が調査をおこなってきたグイ,ガナ,クン,アコエといった地域・言語集団の社会も,その内容や程度の違いはあれ,急速な変化や再編の渦中にあることは論を俟たない。さらに最近の人類学では,狩猟採集,牧畜,農耕といった生産モードの違いに依拠して人間性を語る議論にはすべて本質主義というレッテルを貼り,これを

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《もっと読む 相互行為の人類学 はしがき》

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2019年1月25日 (金)

新刊 遠藤英樹・橋本和也・神田孝治『現代観光学』

9784788516052

遠藤英樹・橋本和也・神田孝治 編

現代観光学
――ツーリズムから「いま」がみえる

四六判並製288頁
定価:本体2400円+税
発売日 2019年1月31日
ISBN 978-4-7885-1605-2


1月30日配本、2月1日頃書店にて発売予定です。


はじめに

  現代において、社会のあり方は大きく変容しつつある。石田英敬によれば、現代社会は、①「ポスト・グーテンベルグ」状況、②「ポスト・モダン」状況、③「ポスト・ナショナル」状況、④「ポスト・ヒューマン」状況という、四つの「ポスト状況」に特徴づけられるようになっているとされる。私はこれらに、⑤「ポスト・フォーディズム」状況を加えたいと考えている。以下、もう少し詳しく、五つの「ポスト状況」とはどのようなものかを見ていくことにしよう。

①「ポスト・グーテンベルグ」状況
 マーシャル・マクルーハンが述べるように、二十世紀は、活字印刷技術を主体とする「活字メディア圏」から、電信・ラジオ・映画・テレビを主体とする「電気メディア圏」へと移行した時代であったが、現代のメディア状況はさらに先へと進み、コンピュータやスマートフォンを

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《もっと読む 現代観光学 はじめに》

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2019年1月19日 (土)

紹介 日本テレビ 世界一受けたい授業 『虐待が脳を変える』

 1月19日放送「世界一受けたい授業」に、友田明美先生が出演、本書も画面で紹介されました。本書は脳と虐待の関連が専門家以外のひとにもわかるように藤澤玲子さんとともに書かれた本です。
 
 昨年3月にも紹介されており、今回はマルトリートメントについて詳しく紹介、また重要なのは子育て中の親(母親)を孤立させない、社会環境というお話でした。

先生、番組出演者、製作スタッフの方々に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 地域でする子育てということで、弊社根ヶ山光一 著『アロマザリングの島の子どもたち
などと関連づけて議論したい番組だと思いました。




「わたしは、児童虐待でこころに傷を受け、遠い昔の経験によって残された傷によって悲しい運命と戦っている人をたくさん診てきた。そんな傷を負わせた多くの親とも対峙してきた。虐待と言うとどんなにひどい親ばかりいるのだろうと思われるだろうが、実際には、子どもを良くしようと必死でがんばっている普通の親もたくさんいるのだ。そんな親がなぜ子どもの身体やこころを傷つけるような酷いことができるのか? その答えはわたし自身の中にもあると思うし、多くの人がこころの中に抱きながら子どもを育てていることであろう」ぜひ読んでいただきたい一冊です。


 

9784788515451

友田明美・藤澤玲子 著

虐待が脳を変える
――脳科学者からのメッセージ

四六判並製208頁
定価:本体1800円+税
発売日 18年1月15日

ISBN 978-4-7885-1545-1

 

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2019年1月18日 (金)

書評 小杉亮子著 『東大闘争の語り――社会運動の予示と戦略』

小杉亮子 著
東大闘争の語り――社会運動の予示と戦略 
が、日本経済新聞 1月18日付朝刊1面「春秋」にて取り上げられました。ありがとうございます。ご担当者様には心よりお礼申し上げます。

「50年前のけさ、7時5分。「城攻めは、まず出城や砦を陥すことから始まった」。警視庁の警備部門にいた佐々淳行氏が著書「東大落城」で振り返っている。・・・・・・

日本中が注目した大事件。しかしそこで本当は何が起き、どういう道筋で混乱に至ったか、いまだにはっきりしない面がある。社会学者の小杉亮子氏が関係者に聞き、昨年出版した『東大闘争の語り』(新曜社)によれば、理由の一つに当事者たちが苦い記憶を語らず、後輩教員も礼儀として聞かなかった点があるという。

・・・・・・正義を掲げた暴力的言辞、異端者の排除、閉じた集団の非合理性。今に通じるさまざまな課題と教訓を含む体験のはずだが、おおぴらに語るには傷が深すぎただろうか」



9784788515741

 小杉亮子 著

 東大闘争の語り――社会運動の予示と戦略


A5判上製480ページ
定価:本体3900円+税
発売日 2018年5月15日
ISBN 978-4-7885-1574-1



関連記事 週刊読書人2018年5月25日号
対談=小杉亮子×福岡安則
「東大闘争が問うたもの 己の生き方を今問うために」

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