お知らせ 新曜社 在庫状況 2017年7月

弊社サイトのアクセスの一番多いものは在庫情報です。
その割にあまり手をかけていなかったのは、ただの怠惰です。
この7月より、amazonが、取次(販売会社)に在庫のなかった書籍の再発注を停止するという方策を打ち出しました。これは実際、弊社にとっては死活問題になるのでは、と思わせる事態です。

売行き良好書の数十点の書籍以外の、ほとんどの書籍は常時1,2冊ていどの在庫しか抱えていません。これが急な需要で在庫以上のニーズ、例えば3冊あった場合でも、在庫していない1冊、2冊はキャンセルされる、という事態がおこりえます。この1冊、2冊に責任を持つのは超巨大ネット通販企業さんではなく、取次でもなく、やはり出版社でしょう。

すべてのニーズを予測して取次(販売会社)にもってもらうというのは不可能です。超巨大ネット通販企業でなければ買われない、機会損失、売上損ということになるかもしれませんが、最低でも出版社は在庫があるかないかの表示ぐらいはできるだろうし、しなければなりません。さらにここの書店さんにはありますし、なければ注文できるというところまで目指してやらなければなりません。

というわけで、在庫状況表をPDFで公開します(毎月10日)。希望するかたにはcsvファイルでも提供できますのでご連絡ください。

新曜社在庫情報(PDFファイル)

*PDF内表示、在庫僅少は2冊以下の書籍
*PDF検索はCtrlキー+Fキーで。
*毎月ですので、情報としては遅い場合もあるので、適宜、重版情報、品切れ情報などで対応します

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2017年7月27日 (木)

書評 森 正人著『展示される大和魂――〈国民精神〉の系譜』@しんぶん赤旗

森 正人著『展示される大和魂――〈国民精神〉の系譜』
記事が、2017年7月23日付「しんぶん赤旗」に掲載されました。評者は高岡裕之氏。評者の先生、掲載紙記者の方に、こころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。




国家への帰属意識を多様に注入

戦前の日本人を呪縛した「大和魂」や「日本精神」という言説については、これまで思想史、政治学、歴史学などの領域で数多くの研究が積み重ねられてきた。これに対し本書の著者は、気鋭の地理学者である。本書において著者は、しばしば自明のものとして扱われる「日本という国家」への帰属意識が、明治以降、いかにして創出され培養されてきたかを、地理学ならではの空間的視点を生かしながら多面的に描き出している。
・・・・・・現代の状況を論じた第5章をも含め、新しい世代のナショナリズム批判の動向を示す好著である。
……

9784788515192_2

森正人 著

展示される大和魂
――〈国民精神〉の系譜

四六判並製282頁
定価:本体2600円+税
発売日 17.3.31

ISBN 978-4-7885-1519-2

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2017年7月26日 (水)

紹介 2017年上半期の収穫から@週刊読書人 2017年7月21日付

週刊読書人 2017年7月21日付「2017年上半期の収穫から」
漫画研究 秦美香子先生に
是永 論 著『見ること・聞くことのデザイン』をご紹介いただきました。

秦美香子先生ありがとうございました。

 マンガなどのメディア表現に対する読者の理解がどのように産出されるかを分析している。エスノメソドロジーの視点を応用しメディア表現を分析する方法が参考になる

9784788515093

是永論 著

見ること・聞くことのデザイン
――メディア理解の相互行為分析

四六判並製232頁
定価:本体2400円+税
発売日 17.4.11

ISBN 978-4-7885-1509-3

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2017年7月25日 (火)

紹介 2017年上半期の収穫から@週刊読書人 2017年7月21日付

週刊読書人 2017年7月21日付「2017年上半期の収穫から」
社会学 中筋直哉先生に下記書籍のご紹介をいただきました。

武岡 暢 著 『生き延びる都市』
「もし社会学が、風俗ルポのより素人っぽいものでも上から目線で見てきたような嘘を言う評論でもないなら、こうあるべきだというような誠実な研究」

中江桂子 著『不協和音の宇宙へ』
「外見は地味だが中身はデュルケーム以来の社会学の歴史を創造的に破壊する力を秘めている」

(もう一冊は森山至貴著『LGBTを読みとく クィア・スタディーズ入門』(ちくま新書))

9784788515130

武岡 暢 著

生き延びる都市
――新宿歌舞伎町の社会学

A5判上製336頁
定価:本体4400円+税
発売日 17.2.28

ISBN 978-4-7885-1513-0






9784788515208中江桂子 著

不協和音の宇宙へ
――モンテスキューの社会学

A5判上製312頁
定価:本体3900円+税
発売日 17.3.31

ISBN 978-4-7885-1520-8





中筋直哉先生の著作
『群衆の居場所』

4788509369

 

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2017年7月24日 (月)

書評 森 正人著『展示される大和魂――〈国民精神〉の系譜』

森 正人著『展示される大和魂――〈国民精神〉の系譜』
記事が、2017年7月24日付読売新聞・文化欄に掲載されました。掲載紙記者の方には、こころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

(2017/7/25 AM8:45)Amazon ベストセラー1位! (日本思想史) この某書店1位を宣伝目に入れている広告がよくありますが、あくまでジャンル1位で、私、これを一位というのはどうも良心がゆるさないのですが。
ともあれamazonでは1-4週間出荷になっておりますが在庫有りです。こちらの経緯についてはコチラ
お知らせ 在庫状況
ほかネット書店のリンクを貼っておきます。もちろん書店さんでのお取り寄せもできます。




作られ提示された「国民精神」
「大和魂」娯楽を通じて浸透
「大和魂」や「日本精神」とは何なのか。森正人・三重大学准教授(文化地理学)による『展示される大和魂』(新曜社)は、こうした「国民精神」が意図的に作り上げられたものだと指摘し、どう提示されてきたかを明らかにする。「今の時代だからこそ、自分たちの来た道を見定める必要があるのではないか」と森准教授は指摘する。
本書によると、忠孝や勤勉、勇猛果敢、慈母などのイメージを付される国民精神は日本人古来のものではない。大和魂や日本精神は江戸末期になって語られ出し、特に1930年代以降の戦時期に強調されたと説く。そこでは、日本文化の創出者としての空海や皇室の忠臣・楠木正成らが、大和魂や日本精神の体現者として、都合のいいように物語が作り出されていった……

9784788515192_2

森正人 著

展示される大和魂
――〈国民精神〉の系譜

四六判並製282頁
定価:本体2600円+税
発売日 17.3.31

ISBN 978-4-7885-1519-2

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2017年7月14日 (金)

新刊 鹿嶋 敬『男女平等は進化したか』

9784788515284

鹿嶋 敬 著

男女平等は進化したか
――男女共同参画基本計画の策定、施策の監視から

四六判上製368頁
定価:本体3600円+税
発売日 17.7.15

ISBN 978-4-7885-1528-4

見本出来ました。
7月20日ごろ書店に並びます。

はじめに

  本書は、国の男女共同参画基本計画の策定や監視専門調査会での活動など、私の個人的な体験をベースに男女平等の進化論を展開したものである。五年ごとに見直しを行う男女共同参画基本計画は、国の男女共同参画行政の指針である。その策定には、男女共同参画社会基本法の制定年一九九九年に、当時の小渕恵三総理から諮問を受けた第一次計画から、安倍晋三総理から諮問を受け二〇一五年末に答申を行った第四次計画まで、すべてにかかわった。

 同様に、閣僚12人、有識者議員12人で構成し、議長は内閣官房長官が務める男女共同参画会議議員(有識者議員の任期は1期2年)に二〇〇五年九月八日付で任命され、以後、二〇一七年三月末まで再任されてきた。通算で、6期12年務めたことになる。

 このような機会を与えてくれた内閣府、政府には感謝をしなければならない。同時にここまで長期間、継続して国の男女共同参画基本計画の

・・・・・・

《もっと読む 男女平等は進化したか はじめに》

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2017年7月13日 (木)

書評 森 正人著『展示される大和魂――〈国民精神〉の系譜』

森 正人著『展示される大和魂――〈国民精神〉の系譜』
書評が、2017年7月9日付北日本新聞に掲載されました。評者は雑賀恵子氏。
掲載紙ご担当者様、ご書評くださいました先生にこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。

......お題目や説教だけでは、国民の身体に刻み込まれはしない。近代国民国家として軍隊を持ち、国民に戦場に赴くことを納得させるためには、仕掛けが必要だった。天皇を頂点とした近代家族国家への忠誠を、楠木正成らの歴史上の人物に具現化し、モデル像を創り上げ、「展示」の対象にしていくのもその一つだ。「国体」が血肉化した正成像を創り、国民教化と思想善導を目指す団体が結成され、伝記が出版される......

不安であるからこそ、人は同調圧力に屈しやすい。だが、安易なナショナリズムに背を向け、各人が各人である孤独と不安に向き合いつつ国家を経由しない連帯の可能性を信じるために、本書は読まれるべきだ


9784788515192_2

森正人 著

展示される大和魂
――〈国民精神〉の系譜

四六判並製282頁
定価:本体2600円+税
発売日 17.3.31

ISBN 978-4-7885-1519-2

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2017年7月10日 (月)

増田裕美子 著『漱石のヒロインたち――古典から読む』

増田裕美子 著『漱石のヒロインたち――古典から読む』の紹介が2017年7月9日付「山梨日日新聞」ほか愛媛新聞、京都新聞、河北新報、日本海新聞、徳島新聞、福井新聞に掲載されました。

夏目漱石が描く女性たちは鮮やかな印象を残す。「虞美人草」の藤尾は紫色が強調される。漱石は藤尾を紫式部と比較し、才能豊かな女性としての側面を描いたが、同時に「嫉妬」のイメージが強い六条御息所をも重ね合わせたと著者はみる。

「それから」の三千代、「三四郎」の美禰子、「草枕」の那美…。第1部は漱石のヒロインたちを取り上げ、第2部は「方丈記」や謡曲「船弁慶」と漱石文学との関係についてまとめた。第3部では「こころ」について考察している

9784788515291

増田 裕美子 著

漱石のヒロインたち
――古典から読む

四六判上製264頁
定価:本体3200円+税
発売日 17.6.15

ISBN 978-4-7885-1529-1

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2017年7月 7日 (金)

書評 『第四の革命』@週刊読書人 2017年7月7日付掲載

弊社刊、
ルチアーノ・フロリディ 著
春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳
『第四の革命』の紹介が
「週刊読書人」 7月7日号に掲載されました。評者は吉川浩満氏。
ご書評くださいました吉川先生、掲載誌ご担当者様にはこころからお礼申し上げます。

なお「週刊読書人」は、全国のファミマ&ローソンの、マルチコピー機設置店でプリント購入できます。(e-SHINBUNから開始)

詳しくはこちらで→週刊読書人フェイスブック

二〇世紀末にはじまる情報革命が我々の社会にいかなるインパクトを与えているか、新たな情報通信技術(ICT)が我々の生活をいかに変えつつあるかについて、日々たくさんの言葉が費やされている。それもそのはずだ。ネットを介したコミュニケーションの増大、スマートフォンやSNSの普及、人工知能やブロックチェーンといった先端テクノロジーの開発など、ICTの進展によって、いま我々の暮らしが大きく変わろうとしている。これには誰も無関心ではいられないだろう。

本書もそうした流れに棹さす一冊である。だが、メディアやテクノロジーに関する解説書ではない。本書は情報哲学の観点から、いま我々が目にしているあらゆる現象をマクロなトレンドの多様な側面としての統合的に説明する哲学書である。
……
……
……
第四の革命の進行は、人間中心主義の思想にとっては都合の悪い事態かも知れないが、人間自身の幸福にとっては中立的である。ICTは我々を不幸にも幸福にもするだろう。だからこそ、この革命の内実を正確に理解しなければならない。本書は格好の一冊である。駆け足の説明が気になる箇所もあるが、テーマの巨大さを考えれば文句はない。有益な現代社会の入門書、情報化社会の問題集である。

関連書評

書評 『第四の革命』@日本経済新聞2017年6月24日付掲載 

今起こりつつある変化から未来の社会をあぶり出す良書」紹介@週刊ダイヤモンド

著者よりのメッセージ
フロリディ氏メッセージ(春木良且先生訳)(日本語.PDF)

9784788515222ルチアーノ・フロリディ 著

春木良且・犬束敦史監訳/先端社会科学技術研究所訳

第四の革命
――情報圏(インフォスフィア)が現実をつくりかえる

四六判上製376頁
定価:本体3400円+税
発売日 17.4.10

ISBN 978-4-7885-1522-2

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2017年7月 4日 (火)

新刊 森岡正芳『物語としての面接 新装版』

9784788515338

森岡正芳 著

物語としての面接 新装版
――ミメーシスと自己の変容

四六判並製296頁
定価:本体2900円+税
発売日 17.7.10

ISBN 978-4-7885-1533-8

見本出来ました。
7月10日ごろ書店に並びます。

序文

 京都大学大学院教授・医博 山中康裕

 本書は、森岡正芳氏が、わが京都大学大学院教育学研究科に提出され、平成一一年一二月一五日の審査を通過した博士論文を骨子としている。その後さらに研鑽を加え、かつ幅広い読者にも読みやすいものとされたものである。たまたまその審査の際、私がその主査を努めたので、本序文を書く栄を担うこととなったものであろう。

 もとより、氏は京都大学文学部および京都大学大学院教育学研究科の出身であり、河合隼雄教授をはじめ筆者らの薫陶を受けられ、その後、天理大学、奈良女子大学などで教鞭を執られるかたわら、独自の研鑽の結果、本書をものされたものであり、氏の独創的な見解が随所に表れているものと言えよう。

 さて、本書で出発点となっているのは、「出来事や行動や関係が、面接の場で再現されることにより、それらの出来事や関係の表象が

・・・・・・

《もっと読む 物語としての面接 新装版 序文》

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