2019年4月18日 (木)

書評 坂本佳鶴恵『女性雑誌とファッションの歴史社会学』

坂本佳鶴恵 著『女性雑誌とファッションの歴史社会学』の紹介、著者紹介が、共同通信配信記事で、秋田魁新聞、大分合同新聞、沖縄タイムス、福井新聞ほか、各地の新聞に掲載されております。
掲載紙ご担当者様、こころよりお礼申しあげます。ありがとうございました。

 

9784788516106坂本佳鶴恵 著

女性雑誌とファッションの歴史社会学
――ビジュアル・ファッション誌の成立

A5判上製392頁
定価:本体3900円+税
発売日 2019年3月20日
ISBN 978-4-7885-1610-6



欲望肯定するツール
「・・・・・・戦後の経済成長を経て、女性は消費の主役となった。それは同時に、母親や妻でない「自分たちの文化」を形成する過程でもあった。社会学者の坂本佳鶴恵さんは「女性たちは商業主義に乗りながらも、ファッションを通じて、モノとモノ、モノと体験をつなぐ文化を生みだしてきた」と読み解く。
新著『女性雑誌とファッションの歴史社会学』では、明治以降の雑誌が女性のライフスタイルに与えた影響を分析。いかに女性の「主体化」を後押ししてきたかを鮮明に浮かび上がらせた。
・・・・・・
女性ファッション誌はこれまで、消費社会の象徴として否定的に語られることが多かった。だが坂本さんは「女性たちにとっては、自分の欲望を肯定するツールでもあった」と強調。雑誌不況が叫ばれ、買い物サイトが台頭する中でも「文化を生み出すようなコンテンツは必要だ」と話す」

・・・・・・
......

 

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2019年4月16日 (火)

品田悦一先生、『万葉集の発明』著者、「万葉集「愛国」利用の歴史」@朝日新聞

『万葉集の発明――国民国家と文化装置としての古典』の著者、品田悦一先生が、朝日新聞2019年4月16日付にて、このたびの元号と万葉集との関連について語っております。

本書は23日見本、出荷は24日頃を予定しております。書店店頭には遅いとゴールデンウィーク明けになりそうです。

万葉集「愛国」利用の歴史 「庶民の歌」に異議 昭和は軍国歌謡に 左翼も礼賛

万葉集は、奈良時代に編集された日本現存最古の歌集とされ、平安時代から歌人や国学者らの手でたびたび書き写され、訳され、評価されてきた。品田さんは、「問い直したいのは、万葉集そのものの価値ではなく、利用のされ方です」。品田さんが20年来提起している説はこうだ。明治時代に近代国家をつくっていく時、欧米列強や中華文明への劣等感から、知識人は国家と一体となって「国民詩」を探した。そこで、庶民には無名に近かった万葉集が「わが国の古典」の王座に据えられ、国民意識の形成に利用されたのではないか――
・・・・・・
品田さんがこの学説を提起したのは、『万葉集の発明 国民国家と文化装置としての古典』(新曜社、2001年)。絶版となっていたが、新装版が4月末にも、緊急復刊される。・・・・・・

>>>>>朝日新聞デジタル(有料記事)




品田悦一著
万葉集の発明
――国民国家と文化装置としての古典
四六判360頁
定価:本体3200円+税
発売日 01.2.15
ISBN 4-7885-0746-3

4788507463

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2019年4月15日 (月)

書評 木村忠正 著『ハイブリッド・エスノグラフィー』@週刊読書人 3月29日付 

木村忠正 著『ハイブリッド・エスノグラフィー』の書評が、週刊読書人 3月29日付 に掲載されました
評者は吉川浩満氏。掲載紙ご担当者様、ご書評くださいました先生にこころよりお礼申しあげます。ありがとうございました。

 

9784788515833木村忠正 著

ハイブリッド・エスノグラフィー
――NC(ネットワークコミュニケーション)研究の質的方法と実践

 

A5判並製336頁
定価:本体3200円+税
発売日 2018年11月1日
ISBN 978-4-7885-1583-3


新たな学問の登場
「......もはやエスノグラフィの手法は時代遅れなのだろうか。
それだけではない。AI(人工知能)やビッグデータをはじめとするIT(情報通信技術)の発展を背景として、人文社会科学の学問全体に対する風当たりが強くなってきた。政界や産業界では人文社会科学の有用性に対する疑問が噴出しているとも聞く。このままいけば人文社会科学そのものが用済みになってしまうのだろうか。

この疑問に正面から取り組み、解答を与えるのが本書である。......

>>全文を読む「週刊読書人サイトへ」

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2019年4月10日 (水)

新刊 音楽化社会の現在──統計データで読むポピュラー音楽

9784788516212

 南田勝也・木島由晶 ・永井純一・小川博司 編著
 溝尻真也・小川豊武 著

 音楽化社会の現在
 ──統計データで読むポピュラー音楽

 A5判並製202頁
 定価:本体2500円+税
 発売日 2019年4月15日
 ISBN 978-4-7885-1621-2


4月11日配本、4月15日頃書店にて発売予定です。

本書オビより


若者はほんとうに音楽を聴かなくなったのか?

統計データを多面的に読み解くと、音楽環境の変化の意外な実装が明らかになる。現代は音楽が生活のあらゆる面に浸透した「音楽化社会」であり、音楽は今なお若者に、そして多くの人々に人気があるのだ。(本書オビより)

 

 

 

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2019年4月 1日 (月)

新刊 武田俊輔『コモンズとしての都市祭礼』

9784788516298

武田俊輔 著

コモンズとしての都市祭礼
――長浜曳山祭の都市社会学

A5判上製320頁
定価:本体4600円+税
発売日 2019年4月8日
ISBN 978-4-7885-1629-8


4月3日配本、4月5日頃書店にて発売予定です。

はじめに

 


あとがき(一部抜粋)

  本書は、2018年3月に東京大学大学院人文社会系研究科より社会学の学位を授与された博士論文「長浜曳山祭の都市社会学―伝統消費型都市の生活共同と社会的ネットワーク」を大幅に改稿したものである。各章のもとになった論文は次の通りであるが、複数の論文の内容をまとめた章もある。
  
第1章〜第3章 書き下ろし。

第4章 「都市祭礼におけるコンフリクトと高揚―長浜曳山祭における山組組織を事例として」(『生活学論叢』28号、日本生活学会、17~30頁、2015年)、「再解釈される『伝統』と都市祭礼のダイナミクス―長浜曳山祭における若衆―中老間のコンフリクトを手がかりとして」(『東海社会学会年報』9号、東海社会学会、81~92頁、2017年)、「若衆―中老間のコンフリクトと祭礼のダイナミズム」市川秀之・武田俊輔編『長浜曳山祭の過去と現在―祭礼と芸能継承のダイナミズム』(おうみ学術出版会、231〜268頁、2017年)の3つの論文を合わせて改稿。

第5章 「都市祭礼における対抗関係と見物人の作用―長浜曳山祭における裸参り行事を手がかりとして」(『社会学評論』67巻2号、265〜282頁、2017年)を改稿。

第6章 「都市祭礼における周縁的な役割の組織化と祭礼集団の

 

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2019年3月30日 (土)

新刊 小林 盾・川端健嗣『変貌する恋愛と結婚』

9784788516304


小林 盾・川端健嗣 編


変貌する恋愛と結婚
――データで読む平成



四六判並製288頁
定価:本体2500円+税
発売日 2019年4月8日
ISBN 978-4-7885-1630-4



4月3日配本、4月5日頃書店にて発売予定です。


はじめに


 



変貌する恋愛と結婚―恋愛の謎、結婚の秘密

 皆さんは、現代の日本社会で恋愛や結婚がどのように行われていると思いますか。恋愛事情や結婚事情に、変化は起きているのでしょうか。少子化はこの先も進むのでしょうか。

 この本では、昭和から平成にかけて、恋愛や結婚をめぐる状況がどのように変貌したのかを、さまざまな角度から考えます。そのために、全国1万2000人を対象としたビッグデータを集めて、恋愛・結婚・家族についての人びとの経験や心理を克明に分析しました。いわば、平成の日本社会のスナップショット集であり、日本初の大規模恋愛レポートとして「日本版キンゼイレポート」といえるかもしれません(キンゼイレポートとは1948年に発表された、アメリカの恋愛事情についてのレポート)。

 恋愛、結婚には、いつでも謎や秘密がつきまといます。たとえば、つぎの文章は、正しいでしょうか、間違っているでしょうか。

Q1 若者は、草食化して恋愛しなくなった。

Q2 結婚した人ほど

 


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《もっと読む 変貌する恋愛と結婚 はじめに》


 


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2019年3月29日 (金)

新刊 日本認知科学会『選択と誘導の認知科学』

9784788516182日本認知科学会 監修
山田 歩 著/内村直之 ファシリテータ/植田一博 アドバイザ

選択と誘導の認知科学
――「認知科学のススメ」シリーズ10

四六判並製192頁
定価:本体1800円+税
発売日 2019年4月8日
ISBN 978-4-7885-1618-2


4月3日配本、4月5日頃書店にて発売予定です。

まえがき

 

  ファストフード店で30分くらい過ごし,お店を出たとします。特にその後に予定はありません。なぜ15分でもなく,45分でもなく,30分でお店を出たのでしょう。

 日本では,ガンで命を失うのは避けたいと考えつつ,ガン検診に行かない人がたくさんいます。「行く」と「行かない」の選択肢があるなかで,なぜ「行かない」を選ぶのでしょう。

 ある消費者調査では,買い物客にいくつかのストッキングから一番品質が良いと思うものを選んでもらいました。ストッキングを選んだ理由をたずねたところ,「伸縮性がいいから」といった品質に注目した理由が数多くあがりました。しかし,実はこの調査で使用されたストッキングはすべて同じものでした。わざわざ嘘をつくような状況でもありません。なぜ買い物客はストッキングを選んだ理由を正確に

 

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《もっと読む 選択と誘導の認知科学 まえがき》

 

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2019年3月28日 (木)

新刊 島宗 理『応用行動分析学』

9784788516229 島宗 理 著

ワードマップ
応用行動分析学
――ヒューマンサービスを改善する行動科学

四六判並製352頁
定価:本体2700円+税
発売日 2019年4月1日
ISBN 978-4-7885-1622-9


3月29日配本、4月1日頃書店にて発売予定です。

まえがき(一部)

 

 教育や福祉、医療や看護など、人に関わる仕事を総称して、「対人援助職」や「ヒューマンサービス」と呼ぶことがある。元々は社会的に弱い立場にある人を支援する、どちらかといえば公的な職業や職務を示す概念だったが、今では公/民の区別なく、対象も拡大されて使われている。

 本書ではヒューマンサービスを人の行動変容を担う仕事や役割と定義する。学校の教員も、スポーツクラブのインストラクターも、企業研修の講師も、人に何かを教えて、できないことをできるようにすることが務めであるからその仕事はヒューマンサービスである。心理カウンセリングや育児相談によって

 

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2019年3月26日 (火)

新刊 日本質的心理学会『質的心理学研究 第18号』

9784788516175日本質的心理学会 編


質的心理学研究 第18号
――特集 ゆるやかなネットワークと越境する対話

   遊び、学び、創造



B5判並製304頁
定価:本体3300円+税
発売日 2019年3月20日
ISBN 978-4-7885-1617-5



3月20日配本、3月22日頃書店にて発売予定です。


巻頭言


 


 多様性をひろげる

 『質的心理学研究』第18号を無事みなさまのお手元に届けられることとなった。今回も質が高く読み応えのある論文が,一般論文・特集論文あわせて15本掲載されている。304ページというボリュームは過去最大とのことで,質・量ともに充実した号になった。

 第17号の巻頭言では「スタンダードを超えて」と題して,アメリカ心理学会が質的研究の評価基準(スタンダード)を定めたことを受けて,スタンダードの枠を広げ,超えるような挑戦が重要だと述べた。一般に,保守と創造のジレンマ,あるいは(過剰な)保守化にどう抗うかは,ある程度の

 


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2019年3月25日 (月)

新刊 やまだようこ『ものがたりの発生』

9784788516274やまだようこ 著


やまだようこ著作集第3巻
ものがたりの発生
――私のめばえ



A5判上製360頁
定価:本体3200円+税
発売日 2019年3月25日
ISBN 978-4-7885-1627-4



3月27日配本、3月29日頃書店にて発売予定です。





はじめに



■ことばが生まれるすじみち


 この本は、子どもの0歳から3歳までの日常生活における行動観察をもとに、子どもの心理世界で本質的に何が起こっているのかを探りながら、「ことばが生まれるすじみち」にいくつかの理論的道標をつくることをめざす3巻シリーズの最終巻である。


 このシリーズは、母親が日誌に記したひとりの子どもの日常観察をもとに、子どものことばが生まれる生(なま)の現場から、「ことばとは何か」を問いかけるものである。ひとりの子ども「ゆう」のことばが生まれる発生過程を、彼が生活している文脈(コンテクスト)を大切にして詳細に追いかけながら、「ことばとは何か」を根源的に思索し、新たな人間観を照射してみたいと考えている。


 「ことばが生まれるすじみち」3巻シリーズは、世界がことばや記号によって意味化されるとはどういうことなのかという問いを発生的に追求する「発生的記号論」の試みである。それは、人と人が文脈のなかでどのようにコミュニケーションし、どのように語るようになるのかと問う「発生的ものがたり論」の試みでもある。ことばとは何かという問いは、自己が社会的ネットワークのなかで、



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