2016年8月24日 (水)

新刊 福島哲夫『臨床現場で役立つ質的研究法』

9784788514881

福島哲夫 編

臨床現場で役立つ質的研究法
―臨床心理学の卒論・修論から投稿論文まで

A5判並製192頁
定価:本体2200円+税
発売日 16.9.1

ISBN 978-4-7885-1488-1

見本出来ました。
9月1日ごろ書店に並びます。

まえがき

  ―今いる場所を少しでも良い場所に

  従来、臨床心理学における研究と臨床行為そのものの間にはある種の乖離があった。つまり、成果の共有や応用はあったものの、方法論や発想という点で大 きく隔たっていた。たとえば、特定の心理的な問題の背景や要因を探る場合に、ある程度の数のサンプルを統計的に比較する方法がある。あるいはアナログ研究 として一般群の中から特定の心理的傾向の比較的高いサンプルに関して分析する等の場合もある。このような場合、統計的手法に基づいてきちんと分析された結 果が、必ずしも個々の事例を十分に説明したり予測したりするものではない。それは医学における「一般例と例外的な事例」というような関係ではなく、心理臨 床という細密な要素を扱う実践であるからこそ、生じるような乖離である。それゆえに、このような一般化を目指す研究とその発想が、

・・・・・・

《もっと読む 臨床現場で役立つ質的研究法 まえがき》

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2016年8月 4日 (木)

書評 まなざしの誕生 @折々のことば 7月14日付朝日新聞

4788510006

下條信輔 著
『まなざしの誕生』 (新装版)
――赤ちゃん学革命

四六判376頁 定価:本体2200円+税
発売日 06.6.6
ISBN 4-7885-1000-6

の紹介が、朝日新聞2016年7月14日付、「折々のことば」に掲載されました。

「心をもつ者」として扱われることによって、またそのことだけによって、心は発生し成長するのだ。    下條信輔

乳児に、ペットに、「心」はあるか? この問いは間違っていると認知心理学者は言う。私が語りかけ、また私に語りかけてくれる者として相手を扱うことの結果として、「心」は生まれてくる。だから「心」は脳における神経生理的な過程として分析されるよりも先に、交わりという場面で問われねばならないと。

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2016年8月 3日 (水)

◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第161号■

2016年8月3日発行
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◎新曜社<新刊の御案内>■メール版 第161号■
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◇トピックス
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●フェアのお知らせ
心理学書販売研究会15周年フェアのお知らせ
いずれも会期中のみの特典として「心理学を学ぼう!2」を会場にて頒布中。
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三省堂書店神保町本店
「ここにあります!売れている心理学書2016」
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三省堂書店神保町本店×心理学書販売研究会フェア
期間:2016年7月1日(金)~8月31日(水) ※最終日は~16時迄
場所:三省堂書店神保町本店5階フェアコーナー
 〒101-0051 東京都千代田区 神田神保町1丁目1
 営業時間:10時00分~20時00分
 電話: 03-3233-3312
売行き好調! この時期、教育関連の心理学書が売れております。
是非、足をお運びください。
http://shinpanken.blogspot.jp/2016/07/blog-post_42.html
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ジュンク堂書店大阪本店
「こころ」と「専門書」をリュックに詰め込んで 3団体合同フェア
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2016年7月4日より、
ジュンク堂書店大阪本店さまにて

アジアの本の会
心理学書販売研究会
専門書販売研究会

3団体合同フェアを開催いたします。

40社1000点の書籍が一堂に会するフェアです。ぜひお越しください。

期間 : 2016年7月4日(月)~2016年9月3日(土)
・開催場所 : ジュンク堂書店大阪本店 3階中央催事場
〒530-0003大阪市北区堂島1-6-20 
堂島アバンザ1~3F Tel. 06-4799-1090

創立は1994年。多様で豊かなアジアの本を通じて,アジアの国々がもっと身近なものになることを願い,隣国をよりよく知るためのブックフェアを全国書店で展開する「アジアの本の会」。

2001年の結成以来15年間,心理学専門書の普及をはかり大学・研究者に向けて情報を発信してきた「心理学書販売研究会」。

読者・研究者・図書館へ社会・歴史を含めた多彩なジャンルの専門書の販促を進めてきた「専門書販売研究会」。

3団体の「夢の」コラボによる専門書フェアを,大阪からアジアへ発信いたします。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

アジアの本の会・心理学書販売研究会・専門書販売研究会
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◇近刊情報
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8月下旬発売予定
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『ハイブリッド・リーディング』
―― 新しい読書と文字学  叢書セミオトポス11
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日本記号学会 編
A5判並製280頁・予価2900円+税
ISBN 978-4-7885-1486-7 C1010
分野=読書論・現代思想


読むこと、書くこと、そして書物の未来に向けて

かつてあらゆる書物が消滅し、電子情報に置き換えられる、と危惧された時期もありましたが、SF的空想にすぎないことも明らかになってきています。ただ、「メディアはメッセージ」だとすれば、デジタルメディアの進展とともに、「読書」という行為も以前の「サラブレッド」な読書とは変わってこざるをえないでしょう。スティグレールなどの「デジタル・スタディーズ」をも援用しつつ、「読むこと」がもともと持つハイブリッド(混淆)性を解き明かしていきます。さらに、1970年代からずっと書物のかたちをラディカルに問い、ブックデザイン界をリードしてきた杉浦康平氏に、書物と文字についての考えと実践活動をお訊きします。新時代のハイブリッドな「読書」から、新しい図書館計画、文字学などまで、「よむ/かく」をめぐる冒険的思索満載の特集です。




9月上旬発売予定
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『心理療法の交差点2』
──短期力動療法・ユング派心理療法・スキーマ療法・ブリーフセラピー
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岡 昌之・生田倫子・妙木浩之 編著
四六判上製320頁・予価3400円+税
ISBN 978-4-7885-1489-8 C3011
分野=臨床心理学・心理療法


待望の続編!

異なる立場の心理療法家が、事例の見立てと介入方法をめぐって議論をたたかわせた前作 『心理療法の交差点』 から三年――今作では短期力動療法(妙木浩之)、ユング派心理療法(田中康裕)、スキーマ療法(伊藤絵美)、ブリーフセラピー(若島孔文)にご登場いただき、各アプローチの異同の核心へとさらに迫りました。なぜ心理療法は多様に存在するのでしょうか。読者は本書を通じて心理臨床の生の実践に触れつつ、初心者からベテランまで、それぞれの読後感をもつことができることでしょう。好評を博した前作の、待望の続編です。




9月上旬発売予定
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『臨床現場で役立つ質的研究法』
―― 臨床心理学の卒論・修論から投稿論文まで
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福島哲夫 編
A5判並製192頁・予価2200円+税
ISBN 978-4-7885-1488-1 C3011
分野=臨床心理学・質的研究


実践を活かす、実践に活かせる

臨床心理学では「研究はできるのに臨床は下手」、あるいは「臨床は上手いのに研究はできない」としばしば言われます。それは、統計的手法に基づいて一般化する従来からの研究法に導かれた理論が、心理臨床の実践現場で出会う個々の事例の細密さと合致しにくいからです。本書はこの乖離を橋渡しできる「実践に役に立つ」「その場で使える」「自分がいる現場で研究できる」質的研究法を紹介し、そのアイデアや手続きを具体的にわかりやすく解説しました。心理臨床を実践しながら論文の執筆や投稿をめざす読者におすすめの一冊です。




9月上旬発売予定
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『歳をとっても  ドンドン伸びる英語力』 (仮題)
―― ノウハウ力を活かす勉強のコツ
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鳥越晧之 著
四六判並製160頁・予価1300円+税
ISBN 978-7885-1487-4 C1082
分野=英語学習法


頑張らない・罪悪感なし・満足感あり!

「若い時にもっと英語やっておけばよかった~」後悔先にたたず? そんなことはありません! インターネットとほんの少しの教材だけで「Bレベル」の英語力に到達でき、それで十分なのです。お高い英会話スクールも教材もTOEFL受験もいりません。なぜ歳をとっても英語力が伸びるのか? 3か月続けるだけで確実に力がつくノウハウとは?  65歳から奮起し、いまや英語の講義を楽にこなし寝転んでペーパーバックを読める著者の実体験をもとに、勉強のコツを大公開。聴く力・読む力(インプット)を基本に話す力・書く力がつく、挫折しないトレーニング法を伝授します。著者は大手前大学学長。



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次回発行は2016年9月上旬を予定しております。

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2016年7月26日 (火)

書評 『霊性の震災学』@ 文春図書館「私の読書日記」酒井順子氏評

「週刊文春」、2016年7月28日付、酒井順子氏「私の読書日記」に
金菱清〔ゼミナール)編
東北学院大学震災の記録プロジェクト『「呼び覚まされる霊性の震災学』がとりあげられました。
「死について考える」というエッセイのなかで、3冊とりあげらたなかの一冊です。
ちなみに他の2冊は
『死すべき定め 死にゆく人に何ができるか』(ガワンデ著、みすず書房)
『人間晩年図鑑』(関川夏央著、岩波書店)です。

評者の酒井順子先生にはこころよりお礼申し上げます、ありがとうございました。

・・・・・・ 一方で、全く予期しない時に死がやってくることがある。突然人生が終わってしまった時、本人にも周囲にも、別れの覚悟ができていないことになる。 東日本大震災で発生した津波は、特定の地域に、特定の時間帯の、尋常ではない数の死をもたらした。数としての死ではなく、一人一人の人間の死としていかに理解していくか。それをゼミの学生と共に考えたのが東北学院大学の金菱清教授。『呼び覚まされる霊性の震災学 3.11 生と死のはざまで』(新曜社 2200円+税)は、学生達との「震災の記録プロジェクト」をまとめた書である。

石巻等で、「亡くなった人を乗せた」という体験を持つタクシードライバー達。震災後、多くの慰霊碑が建つ中、新たな慰霊の形を提示する閖上中学の慰霊碑を建てた、遺族達。仮設住宅に多くの物資や慰問が入る中、両親を津波で亡くしながらも、被害の少ないマンションに住んでいたために、深い疎外感と孤独感を覚えざるを得なかった女性。

・・・・・・プロジェクトのメンバーは、震災によって突然の死と向き合わざるを得なかった人たちの話しを丁寧に聞き、まとめていく。学生と思われる書き手の文章は時に初々しいが、死を自分の身近なものとして感じづらい若者にとって、その経験は重く貴重だったのではないか。

普段の生活からは、慎重に覆い隠されている、死にまつわる世界。被災した人達は、津波や放射線という非常時と同時に、突然の死の世界の露呈という非常時にも対応しなくてはならなかったのであり、そのときの向き合い方をプロジェクトでは明らかにしていった。 ・・・・・・

 

9784788514577

金菱清〔ゼミナール)編
東北学院大学震災の記録プロジェクト

呼び覚まされる霊性の震災学
――3.11 生と死のはざまで

四六判並製200頁
定価:本体2200円+税
発売日 16.1.20
ISBN 978-4-7885-1457-7

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2016年7月25日 (月)

紹介 ジェームズ・フリン 著 知能と人間の進歩

『知能と人間の進歩』(ジェームズ・フリン 著 無藤隆・白川佳子・森敏昭 訳)の紹介が「日経サイエンス」2016年9月号にて紹介されました。

<「政治哲学、道徳哲学を専門とする心理学者のジェームズ・フリンは、人類の知性と道徳性が時代と共に進歩しているとし、科学的証拠をあげて紹介してきた。本書ではさらに知性と道徳への遺伝子の影響を考察する。遺伝はスタートラインでの知能の個人差をもたらすものの、環境の手助けで知性を伸ばすことができると述べる。その環境とは、教育と知的な仕事だ。今回も多数の研究データを交えて解説する。知性の進歩というテーマに取り組んできた著者が、環境と遺伝の問題に明確な答えを見出している点も興味深い」 

 

9784788514829

知能と人間の進歩
―遺伝子に秘められた人類の可能性

A5判160頁上製
定価:本体2100円+税
発売日 16.6.15

ISBN 978-4-7885-1482-9

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2016年7月22日 (金)

新曜社図書目録2016 

Mokuroku2016

「新曜社図書目録 2016年」をアップしました。ダウンロードできます(3MBぐらい)
2013年のままにしていたみたいで、ご指摘いただくまで3年も放置していたのは内緒です。紙版ももちろんございますので、ご入り用の方はご連絡を。

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2016年7月15日 (金)

新刊 森久 聡 著 『〈鞆の浦〉の歴史保存とまちづくり』

9784788514737

森久 聡 著


〈鞆の浦〉の歴史保存とまちづくり
―環境と記憶のローカル・ポリティクス

A5判288頁上製
定価:本体3800円+税
発売日 16.7.15

ISBN 978-4-7885-1473-7

見本出来ました。
7月20日ごろ書店に並びます。

あとがき

  2002年9月に初めて鞆の浦を訪れたあと,文献や資史料の収集作業などの準備を経て,2004年から本格的なフィールドワークを開始したが,それからすでに10年以上の月日が経った。筆者は今でも一人で現場を歩き,関係者への聞き取り調査を継続している。

 当初は鞆港保存問題を通じて,歴史的環境の社会的意味を明らかにすることをめざして調査を進めていったのだが,鞆の浦という地域社会が持つ長い歴史と港 町として維持されてきた社会生活の豊かさに魅了されると同時にその奥深さに触れて,この問題は一筋縄ではいかない,簡単にわかった気持ちになってはいけな いと強く自戒するようになった。そして筆者の研究テーマを鞆港保存問題におくだけではなく,鞆の浦という地域社会の深みを掘り下げて描くことを最終目標に 設定し,調査を重ねてきたのである。そして次第に,鞆港保存問題から「開発と保存」について日本社会の地域開発のあり方を見直し,歴史的環境とは何かを示 すことができる,という確信を持つようになった。

 鞆港保存問題は時に目まぐるしく,時にゆったりと事態は

・・・・・・

《もっと読む 〈鞆の浦〉の歴史保存とまちづくり あとがき》

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2016年7月12日 (火)

書評 亀山佳明 編 『記憶とリアルのゆくえ』@2016年7月16日 図書新聞

亀山佳明 編 記憶とリアルのゆくえ―文学社会学の試み

の書評が2016年7月16日付・図書新聞に掲載されました。

評者は奥村隆先生。ご書評くださいました先生、掲載紙ご担当者様にはこころよりお礼申し上げます。


<2016年3月3日刊の本書は、編者の亀山佳明の定年退職をきっかけに、「文学から社会学が学ぶという方向性」をもった「文学社会学」を試みようと編まれた特集である。だが、評者の目はどうしても、刊行直後<の3月15日に94歳で逝去した作田啓一の論考が最後の2章として収録されていることに引きつけられてしまう。

作田はここで「近代日本文学に見られる自我の放棄」を論じる。2012年に発表された前編は、日本の私小説に描かれた「体面がまるつぶれ」の自我の系譜を伊藤整による枠組みに従って辿り、社会人としての自我の体面的方針である「自我の下降型放棄」と、死や無を意識することで生命を鮮明に感じ取る「自我の上昇型放棄」を対比する。2013年の続編は、西洋の小説は複数の登場人物の相互作用を描く「集団力学的認識」の発想法によるとしながら、そこに描かれた多数の人間のパースペクティブや価値観の間などの「隙間にリアルが現れる」と指摘する。また、日本の私小説に多く見られる「死または無による認識」の発想法による小説は、自己と他者の境界が曖昧になる「視入る」状態(「見る」ではなく)、あるいは生活者として生きる意欲を失った「放心状態」において「リアルにつながるサムシング」を見い出す、という・・・・・・


9784788514652亀山佳明 編 記憶とリアルのゆくえ

四六判上製272頁
定価:本体2600円+税
発売日 16.3.3
ISBN 978-4-7885-1465-2

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2016年7月 5日 (火)

新刊 戈木クレイグヒル滋子『ワードマップ グラウンデッド・セオリー・アプローチ 改訂版』

9784788514843

戈木クレイグヒル滋子 著

ワードマップ
グラウンデッド・セオリー・アプローチ 改訂版

―理論を生みだすまで

四六判並製192頁
定価:本体1800円+税
発売日 16.7.15

ISBN 978-4-7885-1484-3

見本出来ました。
7月12日ごろ書店に並びます。

改訂版にあたって

 質的研究を、勘やセンスだけでおこなえるものだと誤解している方が少なくないのですが、それらだけで概念を正確に把握することは難しいと思います。もち ろん勘やセンスは大切ですが、それは分析の基礎となる知識や技法を身につけた上での話です。概念を抽出したり、名前を付けたり、概念どうしの関係を突きと めたりという一連の分析作業は、じつは定式化された技法を組み合わせたものです。この本では、それらの技法を紹介します。

   紹介する技法は、『ストラウス版のグラウンデッド・セオリー・アプローチ』を基盤にしつつ変更した方が使い勝手が良くなると思う部分に修正をくわえたバージョンです。大きな変更点としては、 プロパティとディメンションを軸にした分析をオリジナル版以上に強調したことと、カテゴリー関連図を描くことによって現象を把握するという技法をくわえたことがあります。

・・・・・・

《もっと読む グラウンデッド・セオリー・アプローチ 改訂版 改訂版にあたって》

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2016年7月 4日 (月)

新刊 ダレン・ラングドリッジ『現象学的心理学への招待』

9784788514850

ダレン・ラングドリッジ 著
田中彰吾・渡辺恒夫・植田嘉好子 訳

現象学的心理学への招待
―理論から具体的技法まで

A5判280頁上製
定価:本体3100円+税
発売日 16.7.10

ISBN 978-4-7885-1485-0

見本出来ました。
7月8日ごろ書店に並びます。

日本語版への序文

  日本には、現象学的心理学における長く誇るべき研究の伝統があることを、私は以前から知っていました。ですが、日本にいる仲間たち――彼らは私と同 様、現在もこの分野を支配している伝統的な(総じて認知的な)心理学への代案として、現象学的心理学の可能性を追求しています――と絆を深める機会を得た のはつい最近のことです。私の考えでは、現象学的方法は、好奇心をもって一緒に努力しながら、また絶えざる敬意を払いつつ、他者の世界に接近しそれを理解 するうえで、最良の方法を提供してくれるものです。人間科学の大半の研究は、人間の経験を、そしてまた人間存在そのものをも単なる変数に還元してしまいま すが、現象学的方法はそれとは根本的に異なる立場をとるものです。本書『現象学的心理学』の日本語版に人々が触発されてさらに読書を続け、自身の研究にお いて現象学的方法を用いることになるよう、私も大いに期待しています。

 フランスの偉大な哲学者ポール・リクールは(私も本書全体を通じて彼に言及していますが)、2006年の著作『翻訳について』で優れた翻訳の重要性について述べています〔訳注:フランス語原著は「Sur la traduction」と題し2004年に

・・・・・・

《もっと読む 現象学的心理学への招待 日本語版への序文》

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